元相棒?
「悪夢行くよ」
「あぁ」
やっと任務に行ける もしかしたら私の記憶が戻るかもしれない
元相棒がどんな人柄なのかは分からないけど天使殺しをしてる時点でろくでもない奴ってことくらいわかる
もしかしてガタイのでかい筋肉マッチョが出てくるかもしれない
「おーい行かないの?」
「ごめん 今行く」
翼をはためかせて事件の起きた現場に向かう
この世界はやはり広い
どこかで誰かが死んでいるのに誰も知らずに当たり前のように舞台の上で踊る
考えるだけでゾッとする醜い世界
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
現場は不自然にも水浸しだった
私の元相棒怖すぎるでしょ 私よく生きてた
「調べるぞ まぁ何も出てこないだろうけど」
「人間界と違って天界には死体が残らないものね なんだっけ……空気になっちゃうんだっけ?」
「そ」
素っ気なく悪夢が答える
長らく一緒にいるけど悪夢の事は分からないことだらけ
(ガタッ!!
なに?!悪夢がすぐ戦闘態勢に入る
「すみませーん!誰かいますか?」
長い黒髪を後ろで結んでいる
男性体か女性体か見分けがつかない
息が詰まるほど美しい悪魔がそこにはいた
「あれ?師匠?師匠だ!」
?師匠?
私はハッとして悪夢を見た
ため息をついて手のひらを頭にあてている
「ナイト」
ナイト?あの悪魔の名前?名前があるってすごい悪魔なんだなぁ
「ナイト俺たちはお前の討伐に来た」
もう最近私驚かされてばかりじゃない?ナイトさんが私の元相棒?
「え?師匠?冗談ですよね」
「俺もナイトがやったなんて思ってないよ」
「あの話についていけないんですけど…」
「っ!◻︎◻︎!」
驚いたように何か言っているが聞き取れない
「えっとなんて?」
「あ、そっか 僕のこと覚えてないよね」
そんな構って貰えない犬のようにしゅんっとされても…
「そこまで で、ナイト任務の話」
悪夢がこと細やかに事情を説明し終えた
「僕そんなことしませんよ師匠!」
「わかってる
ナイトは意気地無しだからそんなことできるはずがない」
「それは酷くないですか?!◻︎◻︎もなんとか言ってよ」
戸惑ってる私をみてハッとして私の方に向き合ってしゃがんだ
「僕はNumber10 ナイト
で、君の元相棒
よろしくね 君の今の名は?」
「仮名ですけど、夢です」
切なげな瞳で私を見て言う
「はじめまして」
そして手の甲にキスをした
天使や悪魔、堕天使の出身はバラバラだからナイトのいた国では普通なのかな
でも、恥ずかしい
「こちらこそよろしくお願いします」
私は仕草で早くナイトが立つように促した
「相変わらずだね タメでいいよ前はそうだったし 逆になれないかも 」
「よろしくナイト」
「はい もぉいいですかー?」
びっくりした 蛇みたいにヌルって来ないでよ
心臓に悪い
「じゃあ任務の話に戻すよ〜
ナイトはこれからどうすんの?」
「……僕がやったことになってるんでしたっけ」
「あぁ」
「じゃあ…その……師匠匿ってください!!!!」
「はぁー?!!!」




