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神竜を捕らえる!

「ぐはっ。。」

神竜様は 私の作ったジーヴァウォールの上にゆっくりと降りる。

「アルジンネード様 ど、どうしたら?」

『人族の神愛を失いたく無いのなら 従魔獣を失いたく無いのなら 神竜を生け捕るしかないな!』


「殿下 神竜様を生きたまま捕まえて拘束致します!」

「わかったでござる」

私はジーヴァウォールの上に乗っている神竜様をジーヴァウォールで囲んでみる。

ジーヴァウォールの中で暴れるが割れない。神竜様が水でジーヴァウォール内を満たすと一気に凍らせる。体積の急激な上昇により ジーヴァウォールが割れる。


「我を殺さず 捕らえ様などと甘い事よ、、」


「姫よ 両翼を斬り落とすでござる。さすれば生け捕る事が出来るでござる」

殿下はそう言い終わる前に 白銀式刀を左右両翼に振り下ろす。先程ワイバーンはスパッと綺麗に斬れたが 神竜には傷が付くが 擦り傷程度であった。

「硬! 刃が全く通らないでござる。姫はよく槍を突き刺したでござる」


「ダメ!お待ち下さい! 殿下」

「アルジンネード様 眷属神様とは どの様な存在なのでしょうか?」


『いいか。俺等主神はラバーダ夫妻神様にご創造頂いた。ラバーダ夫妻神様の真名を魂に刻み込まれた訳では無いが 魂で深く繋がっている。次神達はラバーダ夫妻神様の子供達だ。

そして眷属神達も魂に主神の真名を刻み込まれている訳では無いが 主神と魂で深く繋がっている。ある意味 主神の真名を魂に刻み込まれ 魂で深く繋がっているお前等『御使』は眷属神に近しい存在と言えるだろう。その水竜がエバーンスゾンの眷属神なら ノギースデンの初霜と同格といえる。だがお前はどうだ? ラバーダ・ヴイ様の真名を魂に刻み込まれている。ある意味、、俺等主神と同格なのかもしれない。最初こそ身体と心が馴染まず 付いて来ていなかったが。最近は身体も心も俺等に匹敵している!』

「・・・難しいです」


『はぁ、、まあ。。方法があるとしたら お前の真名を竜に刻み込んでやる事だな』

アルジンネード様が疲れている。

「私の真名を あの神竜様に?」

『そうだ』

「・・・ところで真名って、、何?」

『はぁ、、真名とは 魂の名前だ。肉体は魂の器だ。思い出せ!』


「肉体は魂の器。。どっかで見た様な」

『いいか。真名を互いに知ったとしても 圧倒的な存在として威を示して主と認めさせて従わせるか。従う側が主と認めて従順に従うか。そのどちらかで主従関係が成立する。学園の魔法陣は従魔獣達に人族を圧倒的な存在として示す為の装置だ。今は装置も魔法陣も無い。お前が圧倒的な存在として威を示せ』


「了解です。真名を思い出して 神竜様に私の方が強い事を示して 神竜様に私の真名を刻み込む。やってみます」

『うーん。。真名。真名。真名。真名』

私は意識を集中して 意識の深層に 魂に、、うーんん。。

何だか 海を泳いている気分になる。気持ちが良い。ふわふわしている。


『マスターピースウマルリフア』

こ! これが 私の真名なんだ!凄い!


「アルジンネード様! 真名発見! 真名発見!」

『それをだな 竜に威を示して・・・』


「ルナマリアよ。我にそなたの真名を刻み込んでくれ。我は従おう」

「神竜様?」

「我にそなたの真名を刻み込んでくれ」

神竜様は 頭を下げる。戦闘の意志が無い事を私達に示して下さる。


「ア、アルジンネード様!どうすれば?」

『いいか。お前の血を一滴 お前の真名を血に刻み込みながら 竜に付着さるところだが。。お前の身体は硬過ぎで 並大抵の刃では斬れん。お前は真名を刻み込みつつ 竜に噛んでもらえ』


「え? 噛まれますの?」

『ああ。。それしか無い』


私と殿下は ジーヴァウォールに降りる。殿下が神愛彩色を解く。

「神竜様 よろしいのでしょうか?」

「ああ 頼む。エバーンスゾン様は変わられてしまった。我等の命 ワイバーンの命を軽んじられる様な存在では無かった。あのフローベと名乗る人族の男が 神愛色となった頃からおかしくなられた。我はそなたが強者であれば 従うつもりで来た。そなたは我よりも圧倒的な存在だ。何より心がある。頼む」


「わかりました。では 私の身体には 普通の刃では傷を付ける事が出来ません。神竜様 噛んで下さい」

「・・・噛む?」

「はい、、」

『割と思いっ切り!』

「えっ?、、えーっと。。割と思いっ切り。。」

「・・・思いっ切り 噛む?」

「・・・はい。アルジンネード様がその様にと・・・」


『ほら見ろ! 変な空気漂ってるじゃねーか!』

『殿下なんて なんだか呆れた表情で ダメな子を見る憐みの目だよ!憐れみの!』


『早くしろ!』

『ちぐしょーー!!』

私は 神竜様の口の中に左手を入れる。割と思いっ切り噛まれる。


「ぐすん。ぐすん。。あんなに思いっ切り噛まれたのに。。血がちょっと。。って私は一体何ーー??」

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