エキスプロー領(旧パラフィー領)!
おはようございます。
初めて ご評価頂き ありがとうございました。
とても 嬉しかったです。
もし 宜しければ ご評価 ブックマーク登録
よろしくお願い致します。
今日も今日とて とぼとぼと歩いて学園に向かっていた。
「あの子凄いのよ」
「空を飛べるのよ」
「武器を空中から出したのよ」
「ことごとく殿下達を、、」
「黒い霧って パワーアップ?」
「ってか 素手よ、素手」
皆様 評価が変わった様で。。
「今日は『闇呪色』!闇呪色!」
「なんだか 嬉しそうですね」
「わかる! だってさぁ。天陽色・聖浄色・海陰色と来れば!」
私はシュリーに向かって指を折って数える。
「今日は闇呪色が来るはず!」
「な、なるほどです」
「来たらさぁ エバーンスゾン様に呪いの事お願い出来ないか 聞くんだ!」
そう闇呪色が来たら 呪いの事で聞きたい事 お願いしたい事が沢山ある。進展する可能性だってある。ワクワクしていた。
『今迄みたいに 良い人だったら嬉しいなぁ』
そこへフローラとラーナがやって来た。
「おはよう。素手の人」
「おはようございます。素手の方」
「何? 流行ったの?」
「だってねー 昨日の戦闘見たら、、」
「ある意味 驚愕でしたわ」
「素手で 受け止めるって、、」
「だって 閉じ込められて 武器出す時間が無かったんだもん」
「そういった事ではございませんわ。普通なら死にますわよ!良くて骨折なのに、、」
「素手で 飛び出して受け止めて、、」
「何あれ? ルナマリア2本素手ーー!!。って」
「いやーー 技名ですよ。技名!」
「無いわー」
「無いですわね」
「・・・」
「シュリーまで!」
『センスゼロ!』
「ア、アルジンネード様までーー」
「あ! そうそう。ちなみに 私 ルナマリアの代官やるわ。よろしく!」
「あらっ。私もお願い致しますわ」
「お! ありがとう。2人が来てくれるなら 百人力だよ」
「うーん。。そもそも千人力の素手の人なのに。。ねぇ素手の人」
「そうですわね。素手の方」
「・・・」
「何それ? 黒が終わったと思ったら、、今度は素手って。。はぁ」
などと話ながら 教室に入る。闇呪色が来る事をワクワクして待っていた。
しかし教師は1人で教室に入ってきた。
闇呪色は来なかった。。その代わりに、、
「ちょっと そこの素手のあなた。あなたがいらっしゃると 学園が!トラブルによく巻き込まれます。短期留学制度も1日体験入学も廃止となりました。あなたはもう少しでエキスプロー領に行きますので、、無理をして学園に通う必要は無いのですよ。エキスプロー領を見学でもしていらしてわ?」
『ん?これって。。お邪魔虫。お払い箱!』
ってな訳で、、私は今エキスプロー領に来ている。当然 飛んで来た。あまり目立つ訳にもいかない。明け方に出発した。飛んでくる方が速いし時間もかからない。
飛行中に見て来たエキスプロー領は 区画整理が綺麗になされていて 貧民街も少なそうだ。
前領主『プローベル パラフィー子爵』は優秀な人だったんだなぁと思った。なんでも16年程前『竜族を人族の身で退治出来る』とほらを吹いて 王国民を扇動した罪で 貴族籍を剥奪 パラフィー子爵領を没収された人らしいけど。。
私は自分が住む事になる領主屋敷へ降りる。
領主屋敷はとても大きく 長い間使われていなかった割には外観は綺麗だ。
「へー! 大きいなぁ。私ここに住む事になるんだ。ここの領主をやるんだ。頑張ろう!」
決意を新たに屋敷をぐるりと1周回ろうと思い歩いていると ちょうど屋敷の裏手にドーム状の納屋を発見した。
何かとても気になり納屋に近づいてみる。草木で覆われているが 草木の奥に扉が見える。
『なんだろう?この心のザラつき。。どうしても気になる。ワイバーンが来た時と似ている』
納屋の扉は鍵が幾つも掛かっていた。『どうせ私の屋敷だし』
強引に開ける。『ガコッ、ガコ』 鍵が全て壊れて扉が開く。
納屋に入ると 特に何も無い普通の納屋だ。でもおかしい。鍵を幾つもするという事は 何かある。心のザワつきも強くなった。
周囲を観察して 探ってみる。本が沢山ある。
『神の御怒り』との表題が付いた本か目に付いた。
読んで見ようと思い 引く。
「ガラガラガラ」
「うん?」
本棚が スライドして 地下に行けるらしき階段がそこにあった。
「おおーー。何か見っけ!」
私は階段を降りて 地下に行く。地下室と呼べる部屋がある。地下室は 何かの研究をした様な跡だった。大きな樽の様なドームが2個。本・薬品等が散乱していた。走り書きをした紙が大量に落ちている。
幾つか読み取れる紙があった。
『エバー・・ゾンの呪いを利・するに・ 神・色となり ・・・』
『2体の主神・・魔獣との契約を成・するには 双子神を・・・・む』
『アルジ・・ードとエバーンスゾンは火・・子神』
『竜族は・・エバーンスゾンの・属・・・』
『魂と従魔獣・・完全なる融合には 人族は精神世界の存在となり・・・・』
『竜族・・・人族の創造には 主神の従魔獣を取り込んで・・・』
『精神体となり 転生・・・精神体は魂・・・』
『肉体は魂の器であり 器を奪って・・・』
何となくだが不穏な言葉が並んでいる気がする。おそらくアルジンネード様の記載もある。
大きな樽の様なドームは 側にスイッチがあった。押してみるが作動する気配は全く無い。ドームの1個に入ってみる。人が1人入れる大きさだ。内側には火の魔法を行使したのか、、焦げた跡がある。ドームから出る。
机の上にある本を見る。
『精神世界に至るには』
『神の存在』
『神の系譜』
一冊の本を手に取る。『研究の成果』捲ってみる。
中の文字がほとんど読めない。消したのか? 意図的か? 時間が経過したからか? 最後に『プローベル パラフィー』のサインだけが見て取れた。




