聖浄色!
昨日に続き 教師は 白の様な銀の様な 白銀?とでも言うべき瞳と髪をした綺麗な同年代の女性を連れて来た。瞳と髪がキラッキラッだ。
「ちょっと 今の時期には珍しいですが、、でも2度目ですが、、本日も短期留学生をご紹介致します。隣国であります麦粒鉗帝国の第三皇女であります」
「『初霜 麦粒鉗』でござりまする。ルナマリア姫に用事がござり 隣国より短期留学に馳せ参じた次第。よろしくお願い仕ります」
『デジャヴ!』
『まーた私かーー。。』
授業が終わると直ぐに。
「おおーー! 黒い霧の御方 2人ともご健在。こちらの御方でございますな」
そう言うと 初霜は 嬉しそうに私の横に来た。
「私は『聖浄色』! ルナマリア姫にお会いする為に参った次第。噂を耳にはさんだでござる」
『はいはい。聖浄色って事は 浄神ノギースデン様の『神の御使』って事だよね。もう『御使』量産体制だよね。 噂って教会だよね。私に会いに来たってのって『勝負』だよね』
「はい。私 皇女殿下にお会いする事は初めてかと存じます。ご挨拶が遅れまして申し訳ございません。私はルナマリア エキスプロー子爵です。初めてお会いいたします。初霜 麦粒鉗皇女殿下」
人の人たらしめる物! それは挨拶!基本だろ!
「うん?これは失礼をしたでござる。挨拶でござるな。初霜 麦粒鉗と申す。聖浄色でござる」
「聖浄色なのですね」
「左様。ルナマリア姫は『地武色』でござるな?」
「はい。。まぁ一応。。」
突然 殿下はご自身の右腕を私の前に差し出して見せる。右腕の愛メーター5個全てが白の様な銀の様な光の反射の点がピンドットで入っている。
「うーん、、色失?」
「な、何を申す? 色失な訳がござらん。神愛一色でござる。白銀色でござる。は・く・ぎ・ん」
『デジャップ!』
『やっぱり神愛色かぁーー!』
「では殿下は 浄神ノギースデン様の御寵愛を授けられている『神愛色』なのですね」
「左様 私は浄神ノギースデン様の御寵愛を得て神愛色となり 更にノギースデン様の真名を魂に刻んで頂き『神の御使』となったでござる。つまり『聖浄色』でござる。姫と同じでござる!」
『りょーかい』
「一応お伺いしたら良いのかなと思いまして、、殿下は御使様で 私に会いに来られた。理由とは勝負でしょうか?」
「な、何を申す。失礼な!勝負などではござらん。『手合わせ』を願いに来た」
「ん?手合わせ?」
『それって勝負なんじゃないの?? 違いは?』
「左様!手合わせでござる。教会中から耳にしたでござる。瞳も髪も真っ黒で 黒い霧が出てて 愛メーターも真っ黒 更に6個もあるとの事。一度拝んでおくべきと」
『やっぱり。教会だよね。一応、、個人情報の保護って無いのかよ!!教会のくせに 2国ともダダ漏れって!』
「見せては下さらんか」
殿下は瞳をキラッキラッと ときめかせている。白銀の影響でキラキラが倍増している。。ま、眩しい!!
「わかりました。では噂通りか ご確認の程よろしくお願い致します」
そう言うと 私は 思い切って右腕の愛メーターを見せた。
私の右腕を見て 殿下が驚いて驚愕の表情をする。一瞬 見間違えたのかと思って 目をこすり再度私の右腕をじーっと見る。そして 私の右腕のハートの数を1つずつ数え始める。
「1・2・3・4・5・・・」
「6個あるでござるな、、しかも全部黒でござる」
「そうなのです。私の愛メーターは真っ黒一色なのです。しかも6個もあります。ご期待に添えましたでしょうか?」
「ほほぅーー。良き物を見たでござる。噂は真であった」
「では さぞかし凄い従魔獣を召喚出来るのでござろう? それも見せて頂きたい」
「うん?」
「うん?」
「従魔獣ですか?」
「頼む!」
私は殿下の顔の前に 今度は左手の甲を見せる。
私の左手の甲を見て 殿下が驚いて驚愕の表情をする。一瞬 見間違えたのかと思って 目をこすり再度私の左手の甲をじーっと見る。そして軽くつねる。
『やっぱり つねるんかい! つねるのって流行り?』
「何も無いでござるな。何も。。」
「はい。従魔獣契約は 何故か出来ませんでした。こちらは噂に無かった様ですね」
「ではでは 従魔獣は召喚出来ぬでござるか?」
「はい。おっしゃる通りにございます」
殿下は何かを考えて 悩んでおられる。
「姫は お強いでござるか?」
「うーん、、おそらく。。」
『やっぱり そーきたか。。はぁ』
「ではやはり 手合わせじゃ! 手合わせ!その為にここまで来たでござる」
『はい やっぱりね。。』
「余が勝ったら 余の言う事を1つ叶えるでござる。姫が勝ったら 姫の言う事を1つ叶えるでござる。どうでござるかな?」
『それを勝負と呼ばずして。。何が勝負なんだーーー!! でも勝ったら 殿下にお願いしたい事がある。。』
「わかりました。ですが いつ?何処で? 行いますか?」
「この後 学園の闘技場でござる。学園長には許可を得ているでござる」
『キラッと瞳が輝いた! 瞳が輝いたよ!』




