天陽色!
授業が終わると直ぐに。
「あぁーー! 黒い霧の人みっけ! 2人居るけど。。こっちだな」
そう言うと 殿下は 嬉しそうに私の横に来た。
「俺は『天陽色』!あんたに会いに来たんだ。噂だぜ」
『えっ!? 何? モテ期到来? 噂って何? 私に会いに来たって何?』
「あのー、、私 殿下にお会いする事は初めてかと存じます。ご挨拶が遅れまして申し訳ございません。私はルナマリア エキスプロー子爵です。初めてお会いいたします。イブケンタウ レーオス殿下」
一応 モテたい私は 可愛いく挨拶をした。
「うん?ああ、、挨拶ね。。イブケンタウ レーオスだ。だから天陽色だって」
『はい!出ました初名詞!』
「うん?」
「うん?」
「天陽色」
「てんようしき?」
「あんた。『地武色』じゃねえの?」
『はい!更に出ました別名詞!』
「じぶしき?」
突然 殿下はご自身の右腕を私の前に差し出して見せる。右腕の愛メーター5個全てが淡い群青色に黄色の点がピンドットで入っている。
「二色?」
「はぁーー!!んな訳あるか! 一色なんだよ! 一色! 宙色なんだよ。そ・ら・い・ろ」
「はぁ!?」
『じゃあ。これって 神愛色!』
「え! 殿下って もしかして主神様の御寵愛を授けられている『神愛色』なのですね?」
「ご名答。俺は陽神ライヘーベル様の御寵愛を得て神愛色となり 更にライヘーベル様の真名を魂に刻んで頂いた『神の御使』つまり『天陽色』。あんたと同じ!」
『ええーー。。何?御使って、、私以外居ないんじゃ無いの?別に居たら問題って、、で。なぜココに?』
「どこからお伺いしたら良いのか。。殿下は御使様で 私に会いに来られた。と!地武色とは何でしょう?」
「え? 知らないの!御寵愛を授けられて真名を刻んで頂いた主神様になぞらえた呼び名だよ。地武を司る武神アルジンネード様の御使なんだろ。噂だぜ。地武色さん」
『あぁーー。なるほど。なるほど。そう言う事かーー。でも私ってアルジンネード様の御寵愛を授けられたアルジンネード様の神愛色だけど、、ラバーダ・ヴイ様の真名を刻んで頂いたから、、えっ?どちらの御使?』
「はぁー。。まぁ 殿下のご説明に従いますと 地武色なんですかねぇー!? 私。。うーん。。ところで噂とはどの様な噂なのでしょうか?」
「そりぁ 教会中で噂だぜ。瞳も髪も真っ黒で 黒い霧が出てて 愛メーターも真っ黒 更に6個もあるって!そりぁー たいそう噂!」
『おい! 個人情報の保護って無いのかよ!!教会のくせに ダダ漏れって!』
「ねぇ 見せて! 見せて!」
殿下は子供の様なおねだりをしてくる。
「わかりました。では噂通りか ご確認の程よろしくお願い致します」
そう言うと 私は 思い切って右腕の愛メーターを見せた。
私の右腕を見て 殿下が驚いて驚愕の表情をする。一瞬 見間違えたのかと思って 目をこすり再度私の右腕をじーっと見る。そして 私の右腕のハートの数を1つずつ数え始める。
「1・2・3・4・5・・・」
「た、確か6個あるねー。しかも全部黒い」
「そうなのです。私の愛メーターは真っ黒一色なのです。しかも6個もあります。ご期待に添えましたでしょうか?」
「あぁ。。確かに凄いな。だがアルジンネード様なら 茶色かと思っていたが、、」
「ところで さぞかし凄い従魔獣を召喚出来るんだろ? それも見せてくれよ」
「うん?」
「うん?」
「従魔獣ですか?」
「ああ!」
私は殿下の顔の前に 今度は左手の甲を見せる。
私の左手の甲を見て 殿下が驚いて驚愕の表情をする。一瞬 見間違えたのかと思って 目をこすり再度私の左手の甲をじーっと見る。そして軽くつねる。
『うら若き乙女の柔肌を! 勝手に 勝手に触った上! つねるなんて』
「何も無いね。。何も。。うん?」
「はい。従魔獣契約は 何故か出来ませんでした。こちらは噂に無かった様ですね」
「じゃ? 従魔獣を召喚出来無いって事?」
「はい。おっしゃる通りにございます」
殿下は何かを考えて 悩んでおられる。
「あんた 強い?」
「うーん、、おそらく。。」
『うら若き乙女を前にして『強い?』って何! 何!!コイツ』
「じゃ 後で勝負してよ。その為にここまで来たんだ」
『はい ココに来た理由判明!』
「俺が勝ったら 俺の言う事を1つ叶える。あんたが勝ったら あんたの言う事を1つ叶える。どう?」
『なんか 乗せられてる感じがすっごいするんだけどなーー でも勝ったら 殿下にお願いしたい事がある。。』
「わかりました。ですが いつ?何処で? 行いますか?」
「この後 学園の闘技場で! 学園長には許可を得ているから」
『キラッと歯が輝いた! 歯が輝いたよ!』




