表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

22/48

教会の真理(続)!

いつもお読み下さり ありがとうございます。

もし 面白いと思って頂けましたら ご評価 ブックマーク登録 よろしくお願い致します。

しかし 司祭長から 思わぬ言葉が返ってきた。 

「ルナマリア様 シュリー様 大変申し訳ございませんが 結論から申しますと 教会に於いて 呪いの吸い取りは可能ですが、、呪いの浄化は出来ません」


司祭長は 申し訳無さそうに続ける。

「先程もお伝えしました様に エバーンスゾン様も主神の1柱。エバーンスゾン様の御言葉は『神託』であり 人族が遵守すべき事なのです。エバーンスゾン様はおっしゃられました。『我は 人族に呪詛を飛ばす。その呪いを集めて 我に届けよ』と。私達人族の価値は神々に比しては 些末な物なのです。教会は神々の御意向を遵守する場所です。エバーンスゾン様が呪詛を飛ばされ 私達はその呪いを集める。教会にとっては とても大切な事なのです」


『意味がわからない!』

「でも! それで誘拐されたり 親から捨てられたり 多くの子供達が傷付いています。その親も。。呪いを本人が気絶しているのにも関わらずに 吸い続けていたのを見ました!」

「確かに 呪いを集める事をノルマの様に躍起になっている教会も有るとは聞いてはおります。不逞の輩を集めて誘拐を行う教会も有ると。。ですが 私共は隠してなどおりません。エバーンスゾン様の御怒りが鎮まられた方は 解呪をエバーンスゾン様御身自らが成されます。私達教会、、というか人族には『神の御怒り』の浄化など到底出来ません」

 

「で、ですが。。なら何故 平民に多いのでしょうか? 貴族だとトラブルになるからでしょうか?」

「教会とて 運営を成り立たせる必要があります。祈祷料を頂いております。何度か祈祷を行うとエバーンスゾン様が 解呪成さって下さる傾向にあります。祈祷料を払い続ける事が出来る貴族の方々が解呪される傾向にあるのは止む得ない事です。祈祷料を払い続ける事が出来無い平民の方々がどうしても。。」


「そんな事がありますか!」

私は 苛立ちを覚えて 机を叩く。空気が震える。司祭達が怯える。


司祭長は 少し怯んだ様子だったが はっきりと今度は 私の目を見て言う。

「ルナマリア様。『神の御使』たる あなた様のお怒りは 人族である私個人としては理解出来る物です。しかし エバーンスゾン主神様の御言葉を拒否・否定する事は出来ません。これを行なってしまえば 世界の秩序 ラバーダ教の真理が意味を成さなくなります」

『神様。神様って。。教会って確かにそういう所だけども、、』


「では、、どうすれば、、せめて 祈祷料を安くして下さい」

「少なくとも この教会では高い祈祷料は頂いておりません。平民の方々でもお支払い続けていける額だと思います」


「その酷い行いをする教会を取り締まって下さい」

「それは 教会内に問題提起しておきます。近衛騎士様達の取り締まり・取り調べ 調査にもご協力致しましょう」

「王都だけではダメです!」

「わかっております。デンタリュードだけで無く 国外にも通達して頂けます様 総本部に問題を提起致します」


「もし アルジンネード様が エバーンスゾン様と反対の事をおっしゃったら どうなるのでしょうか? 例えば エバーンスゾン様の呪いを集めるな! とか、、」


「もし アルジンネード様がその様な神託を司祭に授けた場合 司祭から教会全土に通達が成されます。ラバーダ夫妻神様は絶対です。後は神格の差にもよりますが、、主神様で有る アルジンネード様とエバーンスゾン様は同格です。神々の争いに人族では介入出来ません。後はどちらの神託を優先するのかは 司祭達個人個人の信心の違いに委ねられます」


「だから 根本的には 呪いを集める事は無くならないと?」

『そもそも論だが、、呪詛を飛ばす事を止めてもらう事って エバーンスゾン様に直接交渉しか無いのか、、』


「そうですね。方法としては 2つございます。ラバーダ教に於きまして ラバーダ・イノ様 ラバーダ・ヴイ様の 御言葉は絶対です。1つ目は ラバーダ夫妻神様の御言葉がある事です。エバーンスゾン様の御怒りに関しての御言葉です。但し ルナマリア様だけに伝わっても 証明の仕方が難しいかと思います。皆にお示しなさる事が大切です。2つ目は 国外にはなりますので 真偽の程は確かではありませんが、、ステイキーワ国の東にあります教会に エバーンスゾン様と会話が出来るとの噂があるエバーンスゾン様の『神の御寵愛』を授けられた司祭が存在すると聞いております。『フローベ様』です。フローベ様が『神愛色』なのかも不明ですが、、フローべ様が神の御言葉を教会に伝えていると言われております。その御方にエバーンスゾン様の御怒りをお鎮め頂く事をお願いしてみる。そのどちらかかと思います」


「なるほど。ありがとうございます」

『ステイキーワ国かぁーー。。だいぶ遠いけど。行ってみるかーー』

「ところで 私の他にも『神愛色』や『神の御使』が 存在するのでしょうか?」

「わかりません。ただ古き伝承によりますと『主神の歪 鎮める人族在り 此れ御使なり』と」

「・・・?」

「ルナマリア様の様に ラバーダ夫妻神様の真名が魂に刻み込まれた御方は人族有史以来初めてです、、黒い霧が発生している御方も初めてでしょう。ルナマリア様は『神の御使』で間違いございません。ただ『御使』が誕生したという事自体が問題なのです」

司祭長は考えながら続ける。

「おそらく ルナマリア様は 主神アルジンネード様側の『御使』。他の主神様にも『御使』が誕生する様な事態と成れば、、それは おそらく 5主神様の歪が発生してしまった証。他には存在しておりませんでしょうな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ