教会の真理!
「ですから お伝えした様に 私以外には 誰にも伝える事が出来ないのです。ただ この言葉を刻まれた感じを覚えた時から。だと思います」
私は 再度 正直に伝える。
そこで 突然 司祭長が 顔を上げて 驚愕の表情で 私を見た。
「も、もしや そ、そんな、、ルナマリア様は ラバーダ・ヴイ様の真名をご存知なのでは? な、なんという、、そ、そうであれば 私達が 聞き取れない事も 読み取れない事も当然!」
「ラバーダ・ヴイ様の真名ですか?」
『そっか! ラバーダ・ヴイ様の真名なのか!』
「そうです。私共 人族に 神の真名は畏れ多過ぎなのです。神と対等ないし対等に近しい者で無ければ 口にするだけでも 目にするだけでも 何が起こるのか? 想像もつかないのです。その為 我々人族には 口にする事も 読む事も出来ない。と言われております」
「しかも 今のお話を伺いますと ルナマリア様は ラバーダ・ヴイ様の真名を その魂に刻み込まれたご様子! 驚きですが おそらくアルジンネード様の御寵愛『神の御寵愛』を得て アルジンネード様の神格に準じた状態となり ラバーダ・ヴイ様と主従の様な関係になったのか!。。ま! まさか、、か、神の『神の御使』になられたのか、、」
司祭長が 自身で説明しながら かなり動揺しつつも興奮しながら言う。
「アルジンネード様も同じ様な事をおっしゃっておられましたら」
「おーー! な、なんと! ルナマリア様は 我々司祭達の頂点に当たる存在かと思います。我々司祭は 可能であれば ルナマリア様の様な存在に成りたく。。日々修行しております。ルナマリア様は 司祭達の憧れ 嫉妬 畏怖する存在。アルジンネード様の『神愛色』 ラバーダ・ヴイ様の『神の御使』!真に素晴らしい!」
「ついつい興奮してしまい お恥ずかしいところをお見せ致しました。本日 ルナマリア様にお会いしましてわかりました。神愛色となられ ラバーダ夫妻神様・5主神様どなたかの真名を魂に刻み込まれますと ルナマリア様の様に『神の御使』となられるのでしょうな。この様な稀事をこの歳で経験させて頂けますとは 有難い事でございます」
「は。。はぁ」
「もし 宜しければ ずっと教会に居て頂きたく存じます」
司祭長 司祭達が 机に擦り付けるぐらい頭を下げて 私に懇願して来た。
「すいません。それは無理なのです。それと本日はお願いがあって 教会に参りました」
『やっと本題に。今日何の為に教会に来たのか? 話がずれ過ぎだよ』「実は 私達はエバーンスゾン様の『神の御怒り』つまり『呪い』の件で来ました」
すると 司祭長は 先程の興奮 懇願が 嘘であったかの様に 急に静かになり 私に気を遣いながら 話を始めた。
「皆様 昔から聞かされており よくご存知かと存じます。この世界は 夫神ラバーダ・イノ様が 世界の空間をご創造なされ 妻神ラバーダ・ヴイ様が 世界に命を吹き込まれました。ラバーダ夫妻神様2柱によって 全てが『創造』成されたのです。その後 ラバーダ夫妻神様は 命ある物の秩序を維持なさる為 5柱の主神様をご創造なさったのです。『聖浄・天陽・地武・海陰・闇呪』を司る神々をです。雷神ライヘーベル様 火の双子神アルジンネード様・エバーンスゾン様 水の双子神ノギースデン様・クーラスプリム様です。ライヘーベル様が天陽・アルジンネード様が地武・エバーンスゾン様が闇呪・ノギースデン様が聖浄・クーラスプリム様が海陰を司っておられます。そして ラバーダ夫妻神様・5主神様だけが『神託』を下す事が出来る神々なのです。そして5主神様に次いで神々が存在しているのです。そして命ある物の『闇呪』を司る神として エバーンスゾン様がおられるのです。それがこの世界なのです」
司祭長は 何故か? 私の方をあまり見ずに話を続ける。
「先ず ご理解頂きたいのは それら全てを含めまして ラバーダ教なのです。ですから 一部の人族の間では 呪神などと 不敬極まり無い呼び方をされておられますが エバーンスゾン様は 紛れも無く ラバーダ夫妻神様が この世界に必要とのお考えの上で ご創造なさいました神の1柱『神託』を下す事の出来る主神様なのです。エバーンスゾン様の存在もまた 世界の秩序であり ラバーダ教の真理なのです」
司祭長は ここまで話をして シュリーに向く。
「シュリー様 失礼とは存じますが あなた様は エバーンスゾン様の御怒りを身に受けておられますな?」
「は、はい」
シュリーは急に話を振られて 驚いて答える。
「しかし 今は 私が呪いのコントロールを行っています。それに エバーンスゾン様はおっしゃっておられました。私がエバーンスゾン様の前に立って 力を示せば良いと。私もエバーンスゾン様の前に必ず立つと約束を致しました。必ず解呪致します」
「呪いのコントロールとは どの様な事でしょうか?」
「えぇっと。そうですね。呪いのコントロールとは 私がシュリーの呪いを吸い取って 浄化しております。それにより シュリーの呪いの進行を遅らせる事が可能なのです」
「呪いを吸い取る? 呪いの浄化? その様な事が出来るのでしょうか?」
「それは 最早 ラバーダ夫妻神様の領域なのでは?」
「そ、そうでしたか? 呪いの吸い取り 呪いの浄化、、神との会話を、、なるほど。なるほど。流石でございますな」
「でも 私は呪いを吸い取る機械を見ました。教会で呪いを浄化出来るとも伺いましたが?」
『私は本題に斬り込む』そもそもの本来の目的を伝える。




