60話 俺達の冒険はまだまだ続く
最終話です。
「う、うん・・・・」
俺が眼を開けると、懐かしいように思える天井だった。
「エイチ!起きたのね!」
「おわっ!」
俺が眼を開けて早々にミラが飛びついて来た。体がだんだん起きてくると俺が気を失うまでの事は思い出す事ができた。気を失った後の事はミラに聞いた。
「創世神様があの後、私達をカリンちゃん達の所に行けるようにして私達はカリンちゃん達と合流する事が出来たの・・・・」
俺が気を失っている間、世界は色んな事が起こっていたので情報をまとめて行く事にする。
まずは、俺が邪神と戦っている時地上では大量の魔物が出現し、目を覚ましたミラの父親が人族と魔族の戦争に一度区切りをつけさせて共闘する事になったらしい。
鉄也達は、大量の魔物が出てくる原因を見つけ出し倒した。そして、俺が神力を視ようとした際に何かをやっていた邪神の攻撃がその地に堕ち魔物が消えた後は救護をしていたみたいだ。
この話を聞いてレーラが滅んだ原因が分かった。
俺がレーラを再生して倒れた後、ミラは俺を運んで創世神の力でみんなと合流して俺を部屋のベットに休ませて今日で1週間がだったみたいだ。
みんなには、邪神は俺が倒したと伝えていて『神』になった事は伝えてないらしい。
「と、こんな感じかな。他に聞きたいことある?」
「色々あるけど、俺の体はしばらくは動かない感じ?」
「創世神様が言ってたけど、神力の反動のせいだからしばらくは動かないそうよ」
「そっか」
今の俺の体は、1ミリも動かないししばらくは動かないみたいか。そう言えば、俺に宿った『神』の力はどうなった?
「ミラ。俺のギルドカード持ってきてくれる?」
「分かったわ。少し待ってね」
俺は今のステータスが気になったのだ。邪神と戦ってる時は見てないから分からないけど、ステータスは凄いことになっていたはずだ。
「あった!はい、どうぞ」
「ありがとう」
俺はミラに渡された自分のギルドカードのステータスを見る。
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ステータス
相葉英智 Lv 75 属性 水•氷
HP 2619/2619 MP 1058/1058
攻撃力 941 魔力 746
守備力 538 耐性 481
素早さ 863
スキル
言語理解・メガネ(予知・感知Ⅴ・無知・複製Ⅳ・阻害無効・自己再生・蘇生)・豪力・合成魔法・無詠唱魔法・テレパシー・転移魔法・限界突破・古代魔法(力)・神力解放(封印)・神眼(封印)・創造(封印)・再生(封印)
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レベルがかなり上がって、封印されてるが『神』のスキルも持っていた。俺の約束を守るための応急処置だと思っている。そもそも神力を使う事なんて来ないしな。レーラで生きるには要らないスキルだ。
「どうだった?」
「強くなってたよ」
多分、ミラの顔の表情を見る限り俺が『神』になった事は知っているのでその心配だろうがさっきからドアの向かうに話を盗み聞きしてる人達がいるので話をズラす。
「ミラちょっと耳を貸して」
「え?うん・・・・分かった」
ミラは俺が耳に話した事をやるため、【気配遮断】で扉の前に立ち思いっきり開ける。
「「「「わっ!」」」」
扉を開けると、みんな居た。俺が起きたのをどこからで聞いてきたんだろう。俺とミラで話をしていて、入るタイミングを無くしたって感じだな。
「エイチさん、ご無事そうでなによりです」
「無事ではないな。体動かないし」
「それでも生きて帰ってきたじゃないか」
「それだけで充分です」
カリンは普通そうに見えるが、セフィとエリーは泣きついて来た。鉄也達も、泣いてこそないが俺が目を覚ましたことで安心していた。それを見ていたミラが、何か喋ろと無言で訴えて来る。俺は何を話せばいいのかわからず、自然と出てきた一言を言う。
「えっと?ただいま?」
「「「「「おかえり(なさい)!エイチ(さん)!!」」」」
俺はこのみんなからの言葉でレーラに帰って来た感覚になった。
それからも、色んな出来事が起きた。
まずは、神力の反動で動かなくなっていた体が動けるようになりもうしばらくすれば歩くことも出来るようになった事だ。
ある日、俺が休んでいる部屋でミラの家族が俺に向かって、頭を下げて来たのは流石にびっくりしたが・・・
戦争の責任を取るため王を辞めミラに王位を継承すると言って来た。そして、ミラの夫として俺を婚約させようとしたが、今は断っておいた。
俺はミラと共に王国で暮らすのは、反対ではないのだがまだ果たしてない約束があるためそれが終わってからミラと共に王国を継ぐと言った。そのことに王様も納得し、下準備はしておくとやる気になっていた。
鉄也達は魔族との戦争で、影響を受けた村や街に行きその場所で人々を助ける事をしているそうだ。どこかのタイミングで、王国に戻り爵位を受け取って俺とミラの助けになるようにすると言っていた。
カリンは王国の禁止書庫に入って知識を増やしている。いつか役に立つと言って、ここ数日間篭っている。
エリーとセフィは、俺が回復しきるまで王国を見て回るそうだ。
「みんな、したい事しに行ったな」
「そうだね」
「ミラはそうゆうのないのか?」
「うーん。エイチのお世話かな?」
「なんだそれ。まあ実際に世話されるから何も言えないが」
「そうね!」
1ヶ月後
「ようやっと、体が自由になった」
神力の反動が終わり、体は動ける様になった俺は荷物をまとめ外に出た。
「やっと行けるわね!世界旅!」
「まずはどこ行きますか?案内しますよ」
「セフィ!色んなものを見ましょうね!」
「うん!」
俺はミラ達を呼び集め、今日王国を出てセフィとエリーの約束である世界を回る旅に出る。
「行き先は世界一周!何年何十年かかるか分からないけど、必ずここに帰ってこよう!」
「「「「おー!」」」」
「行こう!世界へ!!」
こうして、俺達は世界を旅する冒険に出た。
???年後
「うーん、ここは」
『目が覚めたか』
目を開けると、知らない人が目の前におり声をかけてくれた。意識が起きてくると、自分が誰なのかわからない事に気がつく。
『君はある男の約束を果たすために、現れたんだ』
「男の約束?」
『そうだ。その男は、自分が死んだと記憶を消して新たな人生を歩んでくれとな』
「それが僕?」
『そうだ』
話を聞く限り、記憶を無くす前の人生で目の前の人となんらかの約束をして今の俺に至るらしい。
『名乗り遅れたな。私は、ある世界で創世神と呼ばれている神だ』
「創世神・・・じゃあ!ソウって呼ぶ事にする」
『どんな名でも構わない。君にも名を付けよう。そうだな、-----でどうだ?』
「-----いい名前。ありがとう」
『時間だな。そろそろ出発しようか』
「どこ行くの?」
『君がこれからの人生で歩んでいく場所だ』
僕はソウにつられて、何もない白い空間から別の場所に行った。
物語はここで終わりですが、もう1,2話書こうと思っているのでまだ完結にはしないです。予定では、全キャラ紹介とエイチ達のその後を歴史的観点で書こうと思っています。




