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メガネ勇者  作者: 氷雨 蒼
6章 最終決戦
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56話 それぞれの戦争 エイチ編

俺が玉座の真ん中にあった異空間に入ると目の前は、何もないただ白い空間だった。創世神と出会った時も白い空間だったため『神』はこうゆう空間が創れるとゆう考えの元、邪神ミラを捜す。そして背後から気配と共に二重の声が聞こえて来た。


「「来たか。勇者よ」」

「ミラは返してもらうぞ」


俺は刀を抜刀し、邪神ミラに剣先を向ける。


「「舐められたものだ。『神』である私にただの武器だけで勝つつもりか」」

「いや、俺の武器はこいつらだ」


【複製Ⅱ】で刀を複製し空中に浮かばせ、【擬似属性付与(エンチャント)】を使い空中にある刀たちに各属性を付与する。自分の持つ刀には、大試練で完全制御が出来るようになった氷属性を付与する。


「「ほう?あの時より強くなったようだ」」

「当たり前だ。お前に勝つために強くなった」

「「なら、試してみよう。どれくらい強くなったのかを!」」


邪神ミラはミラの魔力を使い、俺の見た事のない【精霊魔法】を使って来た。ミラの時は違い、精霊の事をより知っているかのうように自在に姿を変えて俺に攻撃をしてくる。


俺は複製された刀で【精霊魔法】の攻撃を防ぎつつ、ミラを助ける方法を考える。


「【無知】」


メガネスキルの【無知】を使って邪神ミラの弱点を知ろうと使ったが、邪神ミラについて何も視えなかった。いくら、レーラの知識が視る事が出来ても今起こっている事については分からなかったみたいだ。とゆう事は、創世神が知らない力を邪神は使っている事になる。


「どうすべきだ」


今思っていた事が声に出てしまった。


「「どうした?攻めないのか?」」


邪神ミラは、一向に攻撃を仕掛けない俺に疑問を持っていた。


俺が邪神ミラに攻撃を仕掛けないのには理由がある。それはミラがどこにいるのかは分からないし、ミラの体は邪神が操っているから下手に傷つけられないのだ。


「「選ばれたからのは期待していたんだがな、残念だ」」

「うっ!」


邪神ミラは、残念そうな顔して【予知】と阻害無効】でも反応しない、視えない攻撃を腹部や頭部を中心に喰らった。俺は邪神の攻撃を喰らっててもスキルが発動せず、ミラを救い出す方法をただひたすら考えてた。


「「反撃して来ないか、残念だ」」

「ぐっ・・・」


ここで俺は意識を失った。


————————————————————————


エイチの精神世界


「随分やられたな」

「なんでスキルが使えなかった?」


俺が目を開けると、上から見下ろす創世神がいた。そして、メガネスキルが使えなかった理由を聞いた。


「それは簡単だ。邪神が君と私のスキルの繋がりを断ち切られたのだ」

「つまり、創世神のスキルはもう使えないって事か」


攻撃を喰らっている時、他のメガネスキルを使っても使えなかった。【複製Ⅱ】もいつの間にか、解除され使えなくなっていた。この感覚は、前にも経験した創世神の影響を受けた時と同じ状態になったのだ。


「いや、一つ方法がある。これは今操られている子を助ける手段でもあるが、同時に代償を背負う事になる」

「まさか!?」

「約束を果たせるか分からなくなるが、『神』になる事だ」


俺が創世神と対話した時に約束をしていた。


『君の体は『神』に近付いている』

『はぁ!?』

『俺は、全てが終わった後もみんなと居たいから『神』になるのは寿命尽きてからで『相葉英智』の記憶を消して、記憶を無くした俺を『神』にしてくれ』

『そうか。分かった』


俺がこの決断をした時、創世神も驚いた筈だが顔色一つ変えずいた。たとえ、俺がどんな答えを出しても創世神は顔色を変えなかっただろう。


俺は邪神討伐が終わっても、この世界に残りみんなと一緒に居るとゆう決断をここで決めていた。創世神もそれを理解した上で、今まで通りにしていてくれた。


創世神から見ても勝機が見えないからこそ、この決断を言っているのだろう。何より、ミラを救い出す方法が出て来たのだ。


「分かった。なるよ『神』に」


俺は、後の事は考えず目の前の事を優先する事にした。


「『神』になる事は本来はあり得ない事だが、私の力を使っていた君なら視えるだろう。『神』の力の源である、魔力の上を行く神力を目で視て感じ取るんだ。完全に視る事が出来た瞬間、君の体にある神力が魔力と繋がり『神』になる事ができる」

「分かった。その神力を見せてくれ」

「悪いがここでは時間がない。目が覚めてから自力で視てほしい」


ここで俺の視界がグラつき始める。


———————————————————————


俺が再び目を開けると、白い空間に居たのは相変わらずでも体が動かなかった。


「俺が気絶した後も、邪神ミラに傷づけられたのか」


顔を動かし、邪神ミラを捜す。


「居た」


邪神ミラは、魔法陣を使って何かをしていた。


創世神は、神力を自力で視て感じろと言っていたがどう視て感じれば良いのだろうか?


俺は邪神ミラを目を凝らして視るが、神力らしきものは何も視えない。だが、体の痛みが少し消えた感覚になった。


「一度でも視えればいいんだ」


俺は目を凝らし視る事に集中した。時間が進むごとに、邪神ミラの周りに何かのオーラらしきものが視えてくる。


「今のは?」


体の痛みが少しずつ和らげて行く。腕が動かせるようになりバレない程度に体制を変え視る。


今度は邪神ミラの周りにあるオーラらしきものが滲んで視える。また、体の痛みが引いて右足が動かせるようになる。邪神ミラを視る事に、体の中の何かが繋がって行くのと同時に体の傷が治っていた。左足が動かせるようになると、邪神ミラの周りにあるオーラが視認出来るようになってくる。


「あれが神力?」


邪神ミラの周りのオーラは金色に輝いていた。そして、体が何かを繋がる感覚を感じた。


「今のは?うっ」


繋がる感覚が終わると身体中に膨大な何かが押し寄せて来た。


「「ん?」」


邪神ミラが俺の違和感に気が付いたのか、首を振り返り俺の方を向く。


「「覚醒したか」」


膨大な何かが体に馴染み、体の変化を感じた。


「銀色のオーラ?」


俺の体の周りには邪神ミラが纏っていた神力の金色とは違い、銀色のオーラを纏っていた。


「これが『神』」

「「覚醒に至ったか、勇者」」


俺はまだこの感覚に慣れないまま、邪神ミラが勢いよく近づいてくる。


さっき流れてきたのは、俺の体に宿った神力か。不思議と神力の使い方が分かる。


俺は完全回復した体を起こし、向かってくる邪神ミラの行動が遅く視えていた。


「【神眼】」

「「何!?」」


神力の使い方が頭に流れ込んだ時、創世神のスキルであり、俺がよく使っていたメガネスキル【無知】【予知】【感知】を一つに纏めた上位互換のスキル【神眼】。全てを読み切り視る事が出来る代物だ。


邪神ミラの攻撃を避けて、俺は魔力を使う時と同じ感覚で神力を使う。


「【創造】」

「「!?」」


『神』になった事で、創世神のスキルが神化していた。一つは【神眼】もう一つが【創造】。これは、【複製】が神化したスキルだ。


俺は【創造】スキルで剣や槍などを創造し、邪神ミラに向けさせる。


「「あり得ない!『神』になって間もないのに、何故そんなに使いこなせる!」」

「さあな?俺も不思議に思ってるんだ」


【神眼】で邪神ミラの中を視る。邪神の神力が邪魔して視れない所もあるが、一部で神力ではない光が視えた。


「見つけた。ミラの精神」

「「っ!視たな!」」


邪神ミラは、中に閉じ込めているミラの精神を俺が見つけ出した事で怒る。


「「見つけた所で何が出来る?」」

「確かに何も出来ないさ。けど、この力を使えばなんだって出来る気がするんだ」


俺は秋夜から受け取ったスキル【テレパシー】でミラに一方的に話しかける。


『ミラ、俺の声が聞こえているのか。わからないから、聞こえている前提で話す。俺は外側からミラは内側から攻撃をしてくれ』


【テレパシー】を辞め、俺の声が届く事を信じて邪神の神力を封じ込める事にした。


「【封鎖】」

「「くっ!私を逃げさせない気か」」

「ミラを返してくれるなら、解放してもいいぞ」

「「断る!」」

「そうか。じゃあこうするしかないな」


俺は邪神が纏っている金色の神力を自分の神力で封じる。邪神の神力を封じた事で、銀色の神力に少し変化が起きた。銀色の神力の中に金色の神力が少し視えた。


「「力が!」」


俺は【封鎖】を解き、邪神を自由にさせる。神力さえなければ俺にも勝てる可能性があるからだ。


「こっからは俺のターンだ」

「「負けてたまるか!」」


邪神ミラが怒りで吼えると、金色の神力が回復していくのが視えた。


「【創造】【合成魔法】」


俺はミラの精神に声が届く事を信じて刀を構え、【創造】と同時に【合成魔法】を使う。


「【七色の剣(セブンズソード)】」


【合成魔法】で出来た【七色の剣(セブンズソード)】を左手に持ち、刀の二刀流になる。


「「最初からこうすれば良かったんだ。ぐっ!!」」


邪神ミラが動こうとした時、胸を苦しそうにする。それを見た俺は、俺の声が届いたのだと安心した。


「どうした?敵が目の前にいるのに、苦しそうなんだ?」

「「調子に乗るな!」」


俺は苦しそうにしてる邪神ミラを煽る。邪神ミラは、俺にイラつき攻撃してきたが二刀の刀を振るい攻撃を防ぐ。苦しそうにしながらも攻撃を止めずに次から次へと俺を殺す勢いで来る。


「危ない危ない、【封鎖】」


俺は邪神ミラの神力を封じる。今攻撃を仕掛けないのには、同時に攻撃するための時間稼ぎだ。【神眼】からミラの戦いをなんとか視て、最高の一手が来るのを待っている。


ミラが邪神に攻撃して、最高一手が来るのを待っているとその時が来た。


「今だ!」

「!?」

「「両方からだと!ぐあああぁぁぁ」」


金色の神力がミラの体から飛び散り、別の所に一つになり遂に邪神本体が姿を現した。


邪神が抜けたミラを腕でキャッチし、ミラが目を開けた。


「エイチの声聞こえたよ」

「ありがとう、お陰で助けられた」


俺はミラを顔近くまで引き寄せる。ミラはそれを嫌がる事なく、受け入れようとした時


『まだだ、まだ戦いは終わってない!』


邪神の声が聞こえ、実体化した姿を見た。ミラを操っていた時の金色の神力が、闇の神力に変わっていた。


「そうだったな。決着をつけようか邪神!」


俺は邪神に刃を向けて決着をつける事を宣言した。


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ステータス

相葉英智 Lv ??? 属性 水・氷


HP ????/????MP ????/????

攻撃力 ???? 魔力 ????

守備力 ???? 耐性 ????

素早さ ????


スキル

言語理解・メガネ(予知・感知Ⅴ・無知・複製Ⅳ・阻害無効・自己再生・蘇生)・豪力・合成魔法・無詠唱魔法・テレパシー・転移魔法・限界突破・古代魔法(力)・神力解放・神眼 ・創造・再生


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