52話 それぞれの戦争 勇者達編
大黒鉄也視点
俺達は英智達がもう一度城に行けるよう。芳しくない戦争の状態を、改善しようと最前線に出て人族と向き合っていた。俺は操られていたとはいえ、ここに参戦している王国騎士達とは面識があった。だから、こんな会話が起きる訳で・・・
「はあ!」
「勇者様!!なんでそちら側にいらっしゃるのですか!!」
「なんでってこっち側に用があったから?」
「なんで疑問系になっているんですか!?」
「さあ?なんでだろ?」
説明する暇が有ればするんだけどな、今は生憎と時間がないから会話はこれくらいにしないといけないな。
「勇者様、こちらに戻ってきてください。行方不明になってずっと探していたのですよ?」
「悪いな、今は戻れない。ごめん【殺気】」
「勇者様・・・」
会話していた王国騎士とその周りにいた騎士達が一斉に倒れる。リナさんの修業で身につけたスキルだ。物騒な名前ついてるから使わないようにしていたが、役に立っった。
「さて、この辺りは大丈夫そうだな。次は・・・あっちか」
俺は次の場所に向かった。
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ステータス
大黒鉄也 Lv59 属性 雷
HP 1616/1616 MP 558/558
攻撃力 745 魔力 648
守備力 698 耐性 619
素早さ 478
スキル
言語理解・格闘・身体強化・魔力拡散・限界突破・呪い無効・テレパシー・雷操作・殺気・転移魔法Ⅱ
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火神陸都視点
「勇者様!?」
最前線に来たら、僕の事を知っている人達が居た。操られている時の記憶があまりないためか声をかけてきた騎士が分からない。
「【炎帝】!!・・・ごめん、記憶力が皆無だから覚えてないや」
この戦争は人を殺さない戦争だから身につけた力の威力を相当落としている。だから、騎士達は気絶程度で済む。
「ちょっと多過ぎるかな?」
最前線に来てからとゆうもの、人族の騎士が異常に多いのだ。記憶が曖昧なせいで、覚えてないけどこんなに王国騎士は居なかったはずだ。俺達勇者が全員消えてしまった事で、戦力不足なって人を補充したんだろうと思った。
「ここら一帯一気に倒そうかな?」
僕は手の平に魔力を集めてそして唱える。
「紅き炎よ、辺りの魔力を集めと、紅蓮の華の様に、熱く燃え咲かれ、【炎華】」
大規模炎魔法【炎華】。これは詠唱の言葉のように、自身を中心に周りからの魔力を集めて巨大な炎の華を咲かせる魔法だ。この華の中に入った人達は、魔法から発せられる熱を喰らう。イメージで言えば、電子レンジの中みたいな感じになる。
「なんだこの空間は!?」
「鎧が溶けていく!」
「あ、暑過ぎる」
王国騎士達は、鎧が溶けたり中の空間が暑いせいで死なない熱地獄になっている。ちなみに一応中に居る僕は熱への耐性を獲得したおかげで、ダメージを喰らう事ない。
「大体熱にやられたかな」
熱地獄にやられている8割片の王国騎士が倒しているのを確認するして、魔法を解除する。
「これぐらい減れば、大丈夫だね」
「おいおい、陸都やり過ぎじゃないか?」
「大丈夫死なないように加減はしてるよ」
鉄也が王国騎士を吹き飛ばしながら、こっちに来ていた。
「それより、そっちは終わったの?」
「この辺りも終わったみたいだな。秋夜の所に行くか」
「分かった」
僕は鉄也と合流して、自分の持ち場を離れて秋夜の所に向かった。
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ステータス
火神陸都 Lv57属性 炎
HP 1789/1789 MP 659/659
攻撃力 724 魔力 428
守備力 618 耐性 317
素早さ 625
スキル
言語理解・炎使い・魔力操作・魔力眼・限界突破・テレパシー・魔法範囲(大)・属性強化・転移魔法Ⅱ
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津々木秋夜視点
鉄也と陸都が最前線に突っ込んで行く中、俺は支援として遠距離魔法を撃っていた。
「罠はどうなってる?」
「この間仕込んだ奴か?見たところ問題ない」
「なら、大丈夫だろ。雷よ、大地に流れ、起動せよ【地雷】」
ビリビリ!
バッーーーン!バッーーーン!バッーーーン!
「な、なんだこれは!?地面から爆発だと!こ、後退だ!後退しろ!!」
「また神の怒りに触れたのか!」
「に、逃げろー!」
俺が戦争前に仕掛けていたのは、このファンタジー世界にはない地球の兵器だ。リナさんとの修業の合間に鉄也と陸都と共に協力し試行錯誤を繰り返して完成した代物だ。最初は爆発の元になる火薬が、無かったから諦めていたがリナさんがそれに近しい物を持っていた。
『シューヤ、これはどう?これ魔力に反応して爆発する魔石なんだけど』
『魔力に反応するんですか?一回やってみましょう』
リナさん持っている魔石を、受け取り魔力を流して投げて暫くするとリナさんの言う通り爆発がした。
『これなら出来ると思います。どこにありますか?』
『この魔石なら、この大試練なら沢山埋まってるはずよ』
『ちょっと取りに行って来ますね。鉄也!陸都!手貸してくれ』
『『了解』』
大量の魔石を手に入れた後、みんなと実験を繰り返しながら創り上げた罠が【地雷】とゆう訳だ。
「相変わらず、すごい物だな」
「こんな物が一時期世界中で使われてたんだぞ?」
「こんなものあったら、戦争が変わってしまいそうだ」
「安心してくれ。今回限りで終わりだよ。少し威力を変えたら、地図を書き直さないといけなくなるからな」
「それが正解だろうな」
「ああ」
ライクと今使っている【地雷】の今後について話をしていた。俺が今回しか使わないのはもう一つ理由がある。それは前回の戦争時に使った英智と俺の魔法【雷神の剣】は、神の怒りを買ったのだとゆう噂があった。だから今回もそれを利用してもらう。
「俺達が創ったとはいえ、凄い光景だな」
「秋夜、本当に威力落としてある?」
鉄也と陸都が、最前線から帰ってきたとゆう事は最前線で戦争状態を改善して来たんだろう。
「威力は落とした。直に喰らったも死にはしないよ」
「なら良いけど」
「それよりもこのくらいで、大丈夫かな」
「俺達は英智の道を創りに来ただけだ。道が出来てないなら、また創れば良い」
「それもそっか」
俺達は英智達が向かったであろう、邪神がいるとゆうキャンベル城に目を向けた。するとその瞬間、何かの気配が大きくなっていく気がした。
「うわ!?」
「なんだ今の?」
「なんか感覚がおかしくなった?」
城に目を向けた瞬間、何かがズレた感じがした。そして、俺達はそれを疑問に思ったまま周囲を見渡す。
「景色が変わった?」
「おいおい、マジか」
「さっきの感覚は、この感覚だったのかな」
「城で何かあったのか」
「あそこを見ろ!」
「嘘だろ・・・」
ライクに言われて、指の先を見ると絶句するほどのものを見た。
「アレはなんだ?」
俺達が見たのは、無限に等しい魔物の群れだった。
「戦争どころじゃないぞ。ライク、魔王達を呼んできてくれ」
「分かった」
ライクは、この場から消えるように魔王達がいる所に向かった。
「原因は邪神か」
「そうだったら今の状況に納得出来る」
「考えるのは後回しだ。今はあの魔物達をどうにかしないと」
「2人とも最前線に出て、状況説明しよう。そして協力してもらおう」
「賛成」
「俺もそれでいい」
俺は【転移魔法Ⅱ】を使い、最前線に出る。
「勇者様?」
ありがたいことに戦争は止まっていた。俺は大きな声を出して言った。
「皆のもの!!戦争は辞めだ!今はあっちいる魔物の群れを協力して倒すぞ!俺達勇者が先導を切る!あの魔物の群れを倒さないと世界が滅びるぞ!それでもいいのか!!」
「世界が滅びる?」
「いやだ!みんな勇者様の後についていくぞ!」
「家族が待っているんだ」
徐々に人族の騎士達は目の色を変え来た、戦争なんてしてる場合ではないと思ってきてる筈だ。そんな時、俺の後ろから魔王、獣王、妖精王が現れた。
「勇者殿。アレは一体?」
「魔王さん、おそらくあの群れは邪神の差し金です」
「世界を滅ぼす気か」
「勇者だけでなく、俺達も先導切ろうじゃないか」
魔王、獣王、妖精王が次々と現れたことで、王国騎士達は混乱していた。そんな中、キャンベル王国の王ミラの父親が現れ俺達に向かって頭を下げた。
「なんで王様がここに?」
「まさか囚われたのか」
「勇者様。今までの行動を許してくれとは言いません。私が操られていたのは事実であり、勇者様を操ったのも事実です」
「頭を上げてくだい。王様。謝罪は後でいくらでも聞きますから、まずは騎士達の混乱を止めてくださいませんか?」
「すまない。皆のもの!戦争は終わりだ!今は、勇者様と他種族達と協力して魔物の群れを倒すぞ」
「「「「「「はっ!!」」」」」」
「勇者様、これで十分か」
「十分です。ありがとうございます」
王様は、騎士達を動かすために来てくれたみたいだった。そして、邪神になっている時の記憶もあって自覚している感じがした。
「これで、協力出来るな」
「誰が先陣を切る?」
「そんなの決まってる」
普段なら英智がこうゆう事が向いている。けど今は、邪神を相手にしているためここにはない。だから、俺なりの先導を切る事にする。俺はあの魔法の詠唱を唱え始める。
「———裁きを!【神雷】!!」
ドゴーーーーーン!!
「進めー!!」
「「「「「おおおおお!!」」」」」
今をもって人族と魔族の戦争は終わり。大量の魔物の群れ対人族、亜人族、妖精族、魔族の総力戦が始まった。
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ステータス
津々木秋夜 Lv57 属性 風
HP1936/1936 MP585/715
攻撃力 645 魔力 819
守備力 514 耐性 632
素早さ 529
スキル
言語理解・風操作・創作魔法・テレパシー・転移魔法Ⅱ・限界突破・支援魔法・属性変換・詠唱短縮・魔法解除・雷操作・錬金術
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