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メガネ勇者  作者: 氷雨 蒼
5章 最後の大試練
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47話 約束

1時間ぐらい経過すると、少しは魔王も動けるようになった。魔王は四天王に肩を預けて、自分の部屋に俺達も連れていいった。部屋に入り、魔王が座る。


「勇者よ。先は失礼した。ここに来た目的は地下でだろう?」

「ああ、そうでけど」

「結論から言おう。あそこは大試練だ」

「!!」

「それを言った上で少し話をしたい。それが終わったら、大試練に挑むといい」

「分かった。それで話とは?」


「まずは、我々と勇者達の自己紹介をしよう。その後、今の世界について話し合いがしたい。勇者は我に聞きたいことがあるだろうが、それは大試練を終えた後に答えても良いだろうか?我はまだ理解しきれていないところがあるのでな」

「分かった」


魔王と四天王の紹介をそれぞれされた後、俺達も紹介する。


「勇者•••ではないな。エイチ殿、この戦争•••またはこの世界をどう思ってる?」


魔王改め今後はバビルって言おうか。バビルは、大試練と歴史についてを知ってるが故の質問だろう。俺が答えるのは、邪神に繋がりがありそうな回答にしよう。


「操られている戦争であり世界も操られているっていう回答でいいか」

「答えは同じか」

「なんで、そんな事を聞くんだ?」

「邪神と言われてる者に、エイチ殿と戦う前に接触し体を操られていた。意識は保っていたが体は言う事を聞かなかった」

「は?」


あの時の戦闘は、邪神が近くにいて俺の力を確かめるためにやったのか?


「その時に邪神の記憶を少し視ることが出来た。ただ、それらの記憶を見えたのは少しだったが今も続いている戦争。次で決着をつけるらしい。だから、エイチ殿。我に協力してほしい」


バビルが椅子から立ち頭を下げた。四天王もびっくりしている。


「敵なのは、わかっている。だが、これ以上我は戦争をしたくない。我は人族と共に、共栄出来る世界を築きたい。エイチ殿我の我儘を聞いて欲しい」


バビルの意志が、はっきりと伝わった。俺の答えは決まっている。


「バビル、頭を上げてくれ。俺はその戦争が原因でこの世界に召喚された勇者の1人だ。おかげで大切な仲間が出来た。その事は感謝する。だから、協力するよ」

「感謝する」

「それに、次の戦争で終わりにするならこっちも準備して来たものが身に結ぶしな」

「準備?」

「大試練を挑むとゆう目的と同時に、他種族達に会って戦争を終わらせるための準備を今までして来たんだ」


俺はバビルと四天王に、リナの事考えていた作戦を話した。


「ずっと準備をしていたのか」

「だから、そこにバビルも入ってくれ。戦争が始まったら人は殺さず気絶させていけばいい。俺が他種族達に魔族の味方になって、人族の勢力を削ってくれって言えばいいしな」

「そゆう事なら今から準備しよう。協力してくれる他種族については我が直接赴き、話を通そう」


バビルは四天王に命令をして、四天王を動かす。時間はかかるだろうが、魔王の命令とゆう事で反発する事はないだろう。


「戦争が終わった後なんだが」

「ああ、共栄したいって言ってな」

「エイチ殿、この戦争が全て終わったら魔族と人族の共栄するための道しるべになって欲しい」


魔王が再び頭を下げる。


「良いよ。時間はかかるだろうが、道しるべになろう」


俺が返答すると、ミラがそれを実行するための提案をして来た。


「エイチが私と結婚すれば、共栄する道は作れるよ?」

「はい!?」

「ほら、私は一国の姫よ?それに王位継承権も持っているわ。この場合、私が女王になって共栄の道を模索すればいい」

「な、なるほど」


そういえば、姫である事忘れてたな。初めて会った時から、姫様っていう感覚なかったからな。


ここでカリンが待ったをかける。


「ミラさんが王になれなかったらどうするのですか?確か他にも居ましたよね?同じ王位継承権を持つミラさんの弟さんが」

「弟の事?それなら大丈夫、あの子は王にはならないわ」

「なんで言い切れるんだ?」

「あの子は王子である事を嫌っていたし、親もそれに同意した。だから、貴族としての教育は受けているけど王族に関する教育は一切受けないわ。私が女王になる事はエイチが来る前から確定していたの。確か、その時からお父様がだんだん可笑しくなったわね」


弟がいたのか。俺と同じだな。世話を焼く弟がいたから、日本にいた時は苦労したぜ。俺がこっちに来たから、あいつは今何してるんだろうな。


「あっ、これまだ発表前の事だったわね。戦争が終わったら国民に説明するつもりだったからそれまで黙っててね」


ミラの声のトーンが暗くなったので、カリンは怖くなり頷くことしか出来なくなった。


「だから、共栄する道は作れるわよ。時間はかかるけど」

「感謝する。エイチ殿とミラ殿よ。では、改めてお願いしよう。我々と魔族と共栄するための道しるべになって欲しい」

「「任せろ(て)!」」


戦争が終わった後、する事は決まったな。まずは、セフィとエリーの夢である世界を回りその後は魔族との共栄する道を作るためにミラが女王になる。


「我の話は以上だ。大試練のある扉前まだ案内しよう」

「よろしく頼む」


バビルは立ち上がり、ゆっくりとだが歩き出す。俺達がいこうとした地下に繋がる扉まではそんなに時間はかからなかった。扉まで来ると、ゼオスの時のように大試練攻略後の話が上がってくる。


「其方らを心配してるわけではないが、攻略したら我の従者を此処に来させておく。エイチ殿達が攻略している間、魔族全隊に次の戦争の準備をしに行ってくる。攻略しても我が居なかったら、部屋で待っていて欲しい」

「分かった」


俺は大試練の扉を開ける。


「オノレ••••ノ•••チカ•••ラトココ••••ロヲ•••シレ」


やはりこの声は聴こえるか。でも、これがなかったら大試練の始まりを意識出来ないから今となったらありがたい。


「さあ!最後の大試練だ!気を引き締めて行こう!」

「「「「おー!!」」」」


俺達は、最後の大試練に足を踏み入れていった。

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