43話 魔王城侵入
数日後
ある程度裏の情報を集め終えたエイチ達と表から情報を集めていたカリン達はエイチが言っていた集合場所に向かう最中で合流していた。
「ここで会うとは思わなかったな。集合場所はここじゃないがカイの能力で認識をズラしてくれるか」
「はい、分かりました。カイ」
「ホー」
カイはカリンの指示で、認識をズラし始める。
「さて、認識はズレたみたいだから早速集めた情報を言い合いそれから整理しよう」
「はい。まずは私達から話します。大試練に関する情報はあまり有りませんでしたが、魔族の方々は魔王とその側近四天王をだいぶ支持している様子でした」
「それは、裏で情報収集してる時もそんな感じがしていたな」
「魔王が住む、魔王城で少し謎めいた部屋があるとゆう情報を手に入れました。何でも、その部屋には魔王1人しか入れず四天王もその部屋には入れないそうです。偶然中を見た魔族は、暗くてよくわからないけど地下に続いていたとの事です」
「魔王1人しか入れない部屋か。自室じゃなくて?」
「私もそう思ったんですけど自室は別にあるみたいです」
「確かに怪しいな」
魔王城か•••侵入したらヤバそうだな。話を聞く感じ、警備自体はそこまで難しい感じはしないから侵入してもバレなそうだが魔王や四天王に会ったら即戦闘だな。魔族の会話を聴くと四天王は知らないが、魔王は話は通じるやつな気がする。
「私達の情報が以上です」
「今度は私達の番ね。私達が、集めた情報はカリンちゃんが言っていた魔王の話が主に多かったね。大試練の関する情報はなかったよ」
「あっそういえばこの大陸の地図手に入れたぞ」
「え!」
これこれとカリン達に写しの地図を見せる。俺とミラは、裏で情報を集めている時たまたまこの大陸の地図を見つけていた。飾らされていたので、罠の可能性を考えて写しを取っていた。
「ここがさっきまで居た街だ。で、この先のもっと奥に魔王城があるみたいだな」
俺は現状で分かっている場所を説明する。魔大陸は大きいが、環境が悪いせいで街が少ない。それに人族の大陸は、複数の国が存在している為魔王ただ1人で支配していることが俺は凄いと関心していた。魔王でも手が届かない所は四天王に手伝って貰ってるだろうが。
「てな感じに、今分かってるのはこれくらいだ。地図がだいぶ古く感じたから、今もそれ通りあるかは分からないがな」
「それでも、地図があるのとないのではだいぶ違いますから大丈夫です」
「それなら良かった」
集めた情報が全部出されたみたいだ。俺は数が少ない情報を整理して、次の行動について考える。
「怪しいのが魔王城か」
「もう少し、情報集める?」
「いや、それだと戦争が始まってしまうだろう。だから次の目的地は、魔王城だ」
魔王城か、何の問題も無く調べらればいいだけどな。
俺達は写しの地図を見ながら、魔王城に向かっていった。
相変わらず、この大陸は魔物の出現率が高く向かっている道中沢山襲われた。襲って来た奴は、全て倒して前に進むの繰り返しをしていると経験値が相当入っていたらしく全員のレベルが50近くになっていた。
「レベル上がり過ぎだろ!」
「当たり前だよ。何体目だか分からないけど、二百以上倒しているんだから」
「さっきの戦闘で、合計254体目ですね」
「!?エリー数えていたのか?」
「周りの景色があまりにも変わらなすぎるので、暇つぶし程度に数えていました」
「なんか、すまん」
「なんで謝るんです?」
「謎の罪悪感がのしかかって来た」
世界も見たいと言っていたエリーが、討伐した魔物を数えるようになってしまった事に俺は罪悪感を抱えてしまった。セフィは、純粋だったので魔物の出現率が高い事に疑問を持っていた。とりあえず、安心した。これで、セフィまで数えていたら俺は罪悪感に呑まれる所だった。
罪悪感を抱えながら、前に進むとついに目的地の魔王城近くに来た。城が見えてくると、何かを感じ取った。それは魔王も四天王も魔王城の中にいるとゆう事だ。
「まだ魔王城まで距離がある筈なんだがな、ここでこの緊張感ヤバいな」
「これが魔王の力ッ!」
「体が震えて来た」
「なんかビンビンする」
「背筋が凍る感覚」
魔王城から放たれているであろう魔力にこの場にいる全員がやられていた。それでも、前に進み魔王城に辿り着く。俺が今まで見てきた城と、張り合るレベルの大きさだった。
「でっかいな!」
「どこから侵入しましょうか?」
「侵入前に、城の空間を把握しよう」
俺は【感知Ⅲ】を発動し、城の構造を見る。普通に部屋があったり、訓練所らしき広場があったりと普通の城だと感じた。カリンが言っていた地下を見ると、一つの道が下に続いていた。大試練では、ない気がするが何かあるのは確実だ。
「カリンの言う通り、地下があるな。大試練かどうかは分からないが」
「調べに行きますか?」
「ここまで来たんだ調べるに決まってる」
エリーの【千里眼】で城全体を見てもらい、侵入出来る所を捜してもらい。空いていた窓から魔王城に侵入する。
「構造上は見えていたが、色がつくと結構洒落てるな」
「普通の城って感じがするね」
「掃除が行き届いていますね」
「これがお城の中」
「綺麗」
魔王は普通の魔族かのしてないと思ってくるぐらいに、魔王城の中は綺麗だった。
「カイまたお願い」
「ホー」
カリンがカイに認識をズラすようにお願いし、みんなの事がバレないようにしてくれた。
「目的の地下はあっちだ。もしかしたら、罠があるかも知れない気を付けて移動しよう」
魔王城の地下に向かって一直線に行った。道中、警備をしている魔族に会ったがカイのお陰でバレずに移動が出来た。地下の扉前に行くとカリンの話通り、門番をしている魔族が立っていた。
俺は刀の刃がない所を、魔族の首後ろに当てて気絶させる。バレないように、カイの力で立っているように見せる幻影を出してもらい。
地下の扉を開け足を踏み入れる•••?
地下に続く道が入れ替わった?
地下に続く道があった景色が突如、入れ替わり周りが明るくなった。そして、男女2人の魔族が前に立っている。この魔力と情報に出ていた事を思い出し照らし合わせる。そして、2人の魔族の姿を見て確信する。この2人は『鋼』『魔』の名を持つ四天王だ。
「本当に居るとは、流石は『賢』のチャールドだな」
「えぇ、彼は頭がキレて敏感ですからね。さて、侵入者達!ここからは、私達が相手です」
どうやら俺たちは、四天王の罠にまんまとハマってしまったみたいだ。




