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メガネ勇者  作者: 氷雨 蒼
5章 最後の大試練
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42話 情報収集

カリンが【召喚魔法】で仲間にした『カイ』の能力は解除され、ようやく前に進めるようになった。再び探索系スキルで周囲を視ると、魔族が居る所を次から次へと見つけることが出来た。その中で、魔族の街らしき所が【感知Ⅲ】の空間把握で見つけたのでそこを目指して進んだ。


近くまで来ると、人の街と対して変わらない街があった。魔大陸は人族の大陸と違って魔物の数は非常に多かった。ここに着くまでに、三桁に届きそうな数の魔物に出会った。時間は相当かかったが、魔大陸に来たばかりの時に決めた作戦を実行する事になった。


「ここからは数日間別行動だ。集合場所は、今居るここにしようか」

「分かりました」


ここから別行動で情報収集する事になっていた。俺とミラで、裏の情報集めをカリン、エリー、セフィは実際に魔族の街に入り魔族達から情報を集めるとゆう作戦を決めていた。なぜこうゆう組み合わせにしたかと言うと俺とミラは確実に人族だとバレてしまうからだ。そこにカリンが入っていない理由だが、カリンのスキル【召喚魔法】で先程仲間になったカイを使えばカリンは魔族として認識される事が出来たからだ。俺とミラも出来れば良かったんだが、出来なかったので元々決まっていた作戦の一部を変更して表の情報集めの所にカリンを入れた。心配はそんなにしてないのだが、セフィとエリーだとちょっと心配だからとゆう理由もあるが。


「よーし、作戦開始だな。カリン、セフィ、エリー気をつけけろよ」

「「「はい!(うん)」」」


カリン達と一度別れミラと一緒に行動していた。裏で情報を集めるとは言ったが、実際はミラの【精霊魔法】を使ってもらい【気配遮断】をして偉そうな魔族を探し、その魔族から可能な限り話を盗み聞きするつもりだ。それを何回か繰り返す予定ではいる。その情報が本当かどうかの信憑性も同時に知りたいしな。


「とりあえずあそこにある屋敷に行くか」


視線の先には、街の奥にあるでっかい屋敷がある。ぱっと見の大きさは、ルーナの屋敷と同じ位だ。潜入捜査らしく、屋根の上を走りながら屋敷に向かう。


屋敷にたどり着き、窓やドアが開いている所を探し出し中に潜入に成功する。


さて、何処から調べるか。


ミラも中に入って来るのを確認すると、近場から声が聞こえて来た。


「なあ聞いたか?」

「何を?」

「この屋敷に地下があるって噂」

「あ〜、領主様の部屋にあるって噂の地下な」

「なんだ知ってるのか。お前はどう思う?本当にあると思うか?」

「あると俺は思う。俺が聞いた噂だと、地下に本やこの大陸には無いものが沢山あるってゆう話だぜ」

「マジかよ。確かに領主様は、博識でガラクタ集めが好きで有名だからな。もしかしたら、大昔の物とか持っているかもしれないな」


この屋敷の警備をしているであろう魔族は、【気配遮断】をしている俺達に気が付かないで色々情報になりそうな事を自然と話してくれた。


とりあえずここの領主とやらの部屋に行ってみるか。領主の部屋を探しす為に【感知Ⅲ】を使う。地下の道が在れば恐らくそこが、領主の部屋になる。


おっ!本当に地下あるな。そこに通ずる道は•••あそこか。


地下に繋がる部屋に行く。


「ここかな」

「魔族は居ないわね」


ミラはドアをこっそり開けて中を確認していた。俺も中に入り、真っ直ぐ地下に繋がる道の前に行く。地下に入るには、隠し扉のギミックを解除しないといけないんだが•••


「エイチここよね?••••うーん?ここはこうで、こうすれば(ガチャ!)あっ解けたよ」


なんとミラが一発で隠し扉を解除した。


「まあいいや。先に進もう」


無事に地下に入ることに成功し、ガラクタと思われる物と紙の束が沢山置いてあった。ぱっと見で目を通すと、大試練の情報は無かったがその代わり魔王やその側近の四天王について知る事が出来た。


「大試練の情報はないが、領主が来る前に出るか」

「そうだね」


俺とミラは領主の地下から地上に転移して、次の情報を求めて移動して行った。


—————————————————————————

カリン視点


エイチさんが、大試練の情報を集める為別で動く事になった私達はエイチさんに言われた通り魔族に紛れて、情報を集めていた。私は魔族と戦争している人族なのでカイの能力で認識を変えているが、エリーとセフィはエルフ族と狐族で戦争とは一切関係ないので普通通りの服で接している。


そして現在、私達は情報集めの為に酒場にいる。街の中に入って一通り見ている時に酒場を見つけていた。エリーとセフィには接客はさせず料理を作ったりして貰っている。私の中では妖精族は、分からないが今の所出会ってきた種族はみんなお酒が飲める人達だった。その中に魔族が追加された訳なんだけど••••


「グビ!グビ!プッハー!お嬢ちゃんもう一杯」

「お客さま、飲み過ぎではありませんか?」

「いいの、いいの。今日の仕事は特に疲れたから自分で自分を労っているだけだから」

「は、はあ」


この魔族の人だけ、酒豪なのか何杯目なのかわからないぐらい飲んでいた。私は、おかわりの酒を持って来て情報を聞き出す為に席に座る。


「お客さまは今日どんな仕事をしたんですか?私とっても興味を持っているんです」

「俺の仕事か?お嬢ちゃんが聞いてもつまんないだけだぜ?」

「それでも聞きたいです。教えてくれたら、一杯奢ります」

「乗った!教えようじゃないか。俺の仕事は魔王城にあるとある施設の監視だ」

「とある施設の監視?何ですかそれは」


私は、その施設について詳しく聞き出そうと切り込むと魔族は小さな声でその施設について教えてくれた。


「ここだけの話なんだがな。その施設中に入れるの魔王様ただ1人だけで、魔王様の側近の四天王ですら入れない部屋なんだよ。俺は気になってこっそり中を見たことあるんだが、暗くて見えにくいかったが下に続く道があったんだぜ」


魔王城にそんな施設があるなんて、魔王1人しか入れないって逆に怪しいですね。もっと情報を聞きたい所ですが、何度も質問するのは一杯の奢り以上の価値になってしまうますのでこの辺でやめて次に行きましょう。


「魔王城にそんな所があるんですか。ありがとうございます。一杯奢りするのでしばらく待っていて下さいね」


情報を得た後は、一杯奢りをして次の魔族に話かけ少ない情報を複数集めてを何回も続けて【賢者】のスキルで今日集めた情報を整理しながら店じまいの準備に入る。


「ありがとうございました」


最後の魔族のお客が出た後、店じまいのための後片付けをする。片付けが終わった後、エリーとセフィに集めた情報を話をする。エリーとセフィも接客はしなかったので、情報はないと思ったが仕事に慣れて来た時に少なからず情報を掻き集めていた。3人で集めた情報を整理して、大試練に繋がる情報を探す。すると、みんなの共通点で、魔王とその側近四天王の話が多く上がっていた。魔族の人達は、魔王と四天王を尊敬していたので名前や性格などを教えてくれていた。


魔大陸の王『魔王』バビルファード•ノイントザイト

四天王の1人『賢』のチャールド

四天王の1人『鋼』のラーバン

四天王の1人『力』のサンジェスト

四天王の1人『魔』のノルフォール


以上の5人が主に情報が集まった。対して大試練に関する情報はほとんど無く、魔王1人しか入れない施設があるとゆう話ぐらいしか成果を挙げられなかった。エイチさんが数日情報集めをするとおっしゃっていたので、私が納得の行く情報の妥協点を見出せるまで情報を集めることにする。

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