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メガネ勇者  作者: 氷雨 蒼
4章 メガネの真意
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34話 責められる選択

「君の体は『神』に近づいている」

「はぁ⁉︎」


再び思考停止が起こる。今度は耐性なんてものは機能せずに、思考が再び動くまでに相当な時間がかかった。


「なんで近づいているんだ?」

「私が神のスキルを渡していると言っただろう?」

「お陰で色々助かっているけど」

「どゆうわけだか、君が神のスキルを使うと君の体に神の魔力の一部が馴染んでしまったんだ。そのせいで、徐々に『神』とゆう存在に近づいているんだ」

「止める方法は?」

「残念ながらない」


俺の体にそんな事が起こっていたのか。全く持って『神』に近づいている感覚はない。


「止める方法がないから、選択して欲しい。幸いな事に『神』としての力が目覚めるまでに時間があるからそこは安心して欲しい」

「目覚めるまでどれくらい時間がある?」

「最悪、邪神()と戦う前か後には『神』としての力が目覚めるはずだ。目覚める事がなければ、君の寿命が尽きた後、魂になった時目覚めると踏んでいる」

「なるほど、それで選択とは」

「君が生きている時に覚醒した場合の選択だ。気にせずに寿命尽きるまで生き続けるか、邪神()と戦い後に力尽きて死ぬかだ。私としては後者を選んで欲しいと思っている。何故なら、『神』の力に目覚めてしまったら今まで通りに生きるのが難しくなる」


俺は考える。創世神に提案されたは今後生きている時に力が目覚めた場合の対応だ。正直な所、俺は目覚めてしまっても寿命尽きるまで生きたいのである。ただこれは今後の人生を決める重要な選択だと俺は考えているのも事実だ。もし、この選択を間違えたら、今後人生全てがダメになので慎重に考える。














俺は自身の考えを整理して出した答えを伝える。


「俺は———」

「そうか。分かった」


創世神は、俺の出した答えを聞いても顔色何一つ変えずに返事をした。




しばらくすると視界がボヤけて来た、どうやら目覚めるらしい。創世神もそれに気が付き、最後の言葉を述べた。


「またいつか話をしよう。それまではメガネから君の事を見守っている」


それの言葉を聞いた後、俺は眠っていた集落の部屋で目覚めた。まだみんなは寝ていたので静かに装備を整え迷惑のかからない場所に移動する。集落からだいぶ離れた所で確認を始める。


「使えるようにしたと言っていたがどうだろうな」


俺は刀を構えて、周りにある森林を相手にスキルと魔法を発動させていく。

手始めにメガネスキルの【無知】と【感知Ⅲ】を使い始める。ここのがどんな場所で空間を把握したら、木を一本斬る。【予知】を使う必要などないがまだ寝ている人も多いと思ってるので【予知】で落ちてくる場所を知る。【豪力】と【古代魔法(力)】を発動させて倒れてくる木を受け止め、上に投げる。スキルが発動する事は分かったので、次は魔法を放つ。落ちてくる木を刀で細かく斬り、ただの板にする。その斬った板を上に再び投げ、【無詠唱】を使って魔法を放ち落ちてくる板を粉々にする。それを何回か続けて、自分が持つスキルや魔法を全て放つ事ができた。


「全部使えるようになってるな。これなら大丈夫そうだな」


全部使えるようになってることを確認して、なんとなくステータスをみた。



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ステータス

相葉英智 Lv 32 属性 水•氷


HP 768/768 MP 469/648

攻撃力 470 魔力 468

守備力 389 耐性 264

素早さ 552


スキル

言語理解・メガネ(予知・感知Ⅲ・無知・複製Ⅱ・阻害無効・自己再生・蘇生)・豪力•合成魔法•無詠唱魔法•レポート•転移魔法•限界突破•古代魔法(力)


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レベルは変わっていなかったが、創世神からお詫びの印なのか、メガネに3つのスキルが追加されていた。スキルの名前だけでどゆうスキルなのかは、はっきり分かる。メガネのスキルは創世神が持ってるスキルを渡しているとの事からこうなる事は分かっていたが、やはり『神』は十分チートキャラだ。【阻害無効】は2つ目の大試練時や邪神の眷属相手に使えなかったスキルや魔法を使えるようにスキルだ。これが有れば、妨害されたとしてもそれを破って攻撃する事が可能になった。俺が予想している邪神と戦い際に一番必要になるであろうスキルでもある【自己再生】だ。今まで怪我などを回復する時はポーションやミラの【精霊魔法】を使っていたが【自己再生】を貰えたのでその必要がなくなったのだ。【蘇生】も自分や仲間が死ぬ直前などに使えば、十分役に立つスキルだ。


一回でも発動させてどうゆう感じなのか、確認したいところだがそんなものはないので諦めて【転移魔法】を使いみんなの事に転移する。


「よし、まだみんな寝ているな」

「エイチおはよう」

「うお⁉︎ミラ起きていたのか。おはよう」

「この感じ、スキルと魔法どっちも使えるようになったの?」

「ああ、使えるようになった」

「良かった使えるようになって」


ミラは【精霊の眼(エレメンタル・サイト)】で俺の魔力の動きをみて、スキルや魔法が使えるようになったのが分かったらしい。使えなかったはどう映っていたのか聞いたら、何も見えなかったらしい。創世神が失敗した時に神の魔力の一部が入ってしまったと言っていたので、使えなかった時見えなかったのは神の魔力だろうと思った。俺がこうなった原因に納得しているとミラは俺の顔を睨んで、


「うん?エイチ何か隠してない?」


ギクッ!


「何を隠すんだ」

「本当は、使えなくなった原因知ってるんじゃないの?」


や、やばい。俺のメガネの中にいる創世神のせいでこうなったなんて言えるか。


「隠してないないよ。昨日は本当に使えなかったし、寝て今日になったらまた試そうと思っていただけだよ」


俺は頑張って本心がバレないように言葉を考え話す。


「本当?」

「本当だよ」

「そうだったの。ごめんね疑って」


ミラは、カリン達を起こしに行った。


ふう、なんとか逃げ切る事が出来たな。勘がいい女性ってこんな感じなんだと初めて理解したエイチだった。

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