22話 少女は助けたい
「まただ!どこ行った!!探せ!」
少女はまだ追ってに追われていた。
「•••••••ハア•••ハア•••••ハア、まだ追ってくるの?もうやだよ、ただあの子と仲良くなっただけなのに」
「見つけた!こっちだ!」
「••••••••••見つかちゃった。もう走れない」
「やっと捕まえたぞ。意外としぶとく逃げたな!ガキ〜!」
少女がもうダメだっと思った時ついに助けてくれる人が現れた。黒髪で顔に何かを掛けていて、腰に武器を降ろしてる男の人が現れた。その後ろから女の人も後に続いてきた。
「そうはさせるか!」
黒髪の男の人は、追ってきていた人を蹴っていた。その後、追ってきた人達が何かに恐れたのか?びびって逃げていった。
「•••••君、大丈夫?怪我はあんまり無さそうね良かった、エイチ彼女無事よ」
「あっ、あのお兄さんたちは?」
この人も追ってきた人かもしれないと思ったから、質問した。
「俺たちか、君の味方だよ。安心してほしい」
少女はそれを聴いて安心したのか、倒れてしまった。
「ひとまず、少し移動して今日は休もう」
少女視点
「••••••••••ここは?」
少女は目が覚めた。目が覚めた事でだんだんと思い出していき、ここが助けてくれた人達のものだと分かった。
誰かの足音が外から聞こえてきた。
「お?起きたか?おーい2人とも起きたぞー」
私を助けてくれたお兄さんだった。
「とりあえず、しばらくは安静に休みな。話は後で聞く」
「あの子起きたって?••••••あ、本当だ。お腹が空いていると思ったからご飯作ったわ。ゆっくり食べてね」
そう言って、女の人はスープを片手に渡してくれた。私は、逃げていたから物を食べる事はほとんどなかったからお腹は空いていた。ゆっくりとスープを飲んでいく。
食べ終わって、しばらくした後。お兄さんとお姉さん達が来てくれた。
「とりあえず落ち着いたな。えっと、なんで追われてたのか聞きたいだけど••••••あっ話しづらいならまだ話さなくてもいいよ?」
お兄さんは、なんで追われてたのかを聞きたいらしい、いきなり知らない人が追われててそれを助けたんだから気になるのもしょうがない気がする。
「あっあの子を助けてください!!!このままじゃああの子は居なくなちゃう」
「は?ちょ、ちょっと待ってくれ。いきなり過ぎる。ゆっくりでいいから説明してもらっていいかな?」
私はゆっくりと説明を始めた。
私はセフィーナ、狐族。みんな私の事はセフィって呼んでくれる。村で暮らしてて友達も多かった。村の外に行こうとすると、「危ないから外には言っちゃダメ」ってよくママに言われた。けど、セフィは外に出てみたかった。ある日外にどうしても出たくてこっそり村の外に出た。そこには知らない物が沢山あった、セフィは色んな物が見れて楽しかった。暗くなる前にこっそり帰ろうとしたら目の前に知らない人達がやって来て、「狐族の小娘か。高値で売れる。オマエら、捕まえろ!」知らない人達は武器を持って私に捕まえにきた。結局逃げれなくて捕まった。
目を開けると全く知らない場所だった。お日様の明かりない薄暗い所だった。周りを見渡せば、他にも同じ部屋がいっぱいあってその中に他の獣人が捕まっていた。時間がどれくらい進んだかは分からくなっていった。セフィは、村の外に出なきゃ良かったと思った。もう二度と村には帰れないだと思い始めた時あの子は来た。
「んー!んー!」
「うっさい!黙ってろ!」
「••••っん!」
耳が長い女の子だった。抵抗してるのか物凄く暴れていた。知らないおじさんが耳長の女の子を蹴ってセフィがいる所まで来て、耳長の女の子をセフィに向けて投げてきた。
「オマエら順番が来るまで大人しくしてろ!」
って言って、おじさんは去っていった。
耳長の女の子は、口にあった布を取られて暴れ出した。
「ささっとここから出しなさい!誰に向かってこんな事をしてると思ってるの!私はエルフ族長の娘よ!」
セフィ以外誰も聴いてくれなかった。恐る恐るセフィは話かけた。
「貴方のお名前何?」
「誰に物を言ってるのかわかってる?まあ、いいわ!私はエルフ族長の娘、エーリットよ」
「エーリットちゃんか••••じゃあ、エリーちゃんって呼ぶね」
「っな!エ、エ、エリーちゃんですって⁉︎ちゃん呼ぶはしないで下さる?貴方のお名前は?」
耳まで赤くなっていた。
「セフィーナ•••••みんな私の事セフィって呼ぶ」
「じゃあ、私もセフィって呼ばせて貰いますわ」
その後、セフィとエリーは沢山の話をした。セフィの知らない世界、エリーがいた世界。まだ行ったことない他の大陸や勇者などの話をした。セフィはどの話も楽しかった。セフィの知らない世界がどんどん広がって行くのが分かったから。薄暗いところに居るけどエリーが居てくれるなら、何処へでも行けそうだと思った。しかし、そんな事は無かった。
「狐族の小娘!出番だ。出てこい!ついでにエルフの小娘も来い!」
知らないおじさんが来た。外に出られるんだとも思った。ついて行った先は、奴隷市場と言われる場所だった。セフィは怖くてエリーの後ろについて歩いて行った。エリーもなんだか怖い顔をしていた。
「ここだ。ここでお前たちを売る。順番が来るのを待ってろ」
おじさんは去っていった。セフィとエリーの2人になった。エリーが改まった顔で告げてきた。
「セフィ逃げなさい。ここは貴方の居る場所じゃない。私が出られるように援護するから貴方は真っ直ぐ逃げなさい」
「え?なんでエリーは逃げないの?」
「ごめんなさい、それは無理だと思うわ。もし、逃げられてまた貴方に会えたら一緒にまだ見ない世界へ行きましょう」
セフィは涙目になってしまった。
「狐族の小娘出番だぞ!出てこい!•••••な!エルフの⁉︎ぐっ!!」
エリーはおじさんに体当たりをした。セフィの方を向いて言った。
「セフィ、いやセフィーナ行きなさい!私が可能な限り止めてあげるから貴方はひたすら走りなさい」
セフィは涙でいっぱいになってエリーのゆう事を聞いて走り出した。
それからずっと、少し休みながら走り続けてお兄さんたちにあった。
エイチ視点
俺たちが助けた少女セフィーナの話を聞いた。はっきり言って最悪の話だ。この世界は中世ヨーロッパみたいな感じだったし、日本で世界史を習ってたからもしかしたら奴隷とゆう存在がいるかもしれないと思っていたが、本当にあるとは••••いい心地が悪い。ミラもカリンも奴隷とゆう存在は知ってるだろうが顔が青ざめている。
「話はわかった。少し聞いていいか?」
「はい、なんですか?」
「セフィーナちゃんはエーリットちゃんを助けたいか?」
「セフィは••••••エリーを助けたいです。助けて一緒に世界を回りたいです」
セフィーナの顔は覚悟を決めた顔だった。
小さい子がこんなに覚悟を持つとは思わなかったが、その覚悟はしっかり答えてやらないとな。
「よし、助けに行くか。ミラとカリンもそれでいいか?」
「はい、助けないとこっちにバチが当たります」
「話を聞く限り他にも、いそうだから助けましょう」
2人のやる気も十分だな。これなら問題ないだろう。
「セフィーナエーリットのと別れた場所まで案内出来るか?」
「はい、出来ます。あ、あとセフィの事セフィって呼んで下さい」
「分かった。エーリットちゃんを助けるために道案内よろしくなセフィ」
「はい!」
俺達は急いで準備をして、移動を開始した。セフィの行く道を走っていって、話に聞いた奴隷市場と思われる場所に着いた。




