閑話 それぞれの思惑
ここキャンベル王国は勇者召喚を成功させた事で有名だ。稀に勇者様が城下町に降りて来て冒険者の依頼を受けているらしい。私からしたらそんなのどうでもいい。気になるのは、この王国の王様の事だ。
噂によれば、この王国を危険に陥れようとしているとゆう話を風の噂で聞いた。私はその噂が事実かを確認する為、王宮内に潜伏している。
「しっかし、中々尻尾を出さないな。私もこんな狭い所から出たいちゅのに」
そう今私は王様の話を盗み聞きする為だけに潜入しており、場所は王室の屋根裏にいる。
コンコン
誰かが来たらしい。今度こそ噂の話をしてほしいな。
「入ってよいぞ」
「失礼します。•••••王よ、勇者様にかけていた呪いの首輪が一つ破壊されました。おそらく、ミラ王女と王国を出た勇者様のせいでしょう」
うん⁉︎今なんて言った⁇勇者に呪いをかけた?ミラ様は王国を出ている?そこに勇者も一緒に行動している?
今はそんな事より、ついに尻尾を出してくれた。このまま話を盗み聞きしょう。
「そうか、呪いが解けた勇者様はどうした?」
「はい、それが呪いの首輪が完全に壊されました。しかも、途中から魔力を阻害されてしまったので現在行方不明です。捜索しましょうか?」
「よい、勇者様は二人まだ残っているのだろう?」
「はい、残っています」
「ならば、このまま例の件は勇者様二人でやる。成功されるには四人必要だが二人でも成功はするだろう」
「わかりました。では報告は以上ですので例の件を進めて参ります」
「うむ」
話が終わったらしい。やっと噂に近い話を聞けた話からするに勇者は四人おりうち二人はまだ操られており、一人は仲間の勇者の呪いを解きミラ様と一緒に行動している。呪いが解けた勇者は現在行方不明とゆう事らしい。勇者を探すとは言ってなかったし、今はチャンスだ。私が勇者様を捜し出し、今の話をそのまま話そう。
よし、そうと決まれば勇者様を捜しに行こう。
彼女が勇者様を捜し出しに行って見つかったのは意外と早かったのは別の話
王様
我の執事であるアルベルトは勇者が一人居なくなった事を報告して来た。話を聞いておると上の方から変な音が聞こえた。
「ねずみが居たな。まあいいそう簡単には見つからないだろう」
呪いが解けた勇者はおそらく地下深くの洞窟の中だ。例え騎士であっても見つける事は不可能だと思われるから、見つけようとしても見つからないだろう。もし、見つかったのら勇者様は他二人にかけられている呪いを解きに来るだろう。その時に再び呪いをかけさせればいい。
「あと少しだ。あと少しで我が願いが叶う」
我は思わず笑みが溢れてしまった。
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津々木秋夜
俺こと津々木秋夜は呪いが解かれて数日が経過している。英智達によって呪いが解け今はリノさんの元で修行をしている。修行が終わって寝る前に日記を書く事にした。合間の時間を使って新しく手に入れていたスキル【創作魔法】MPを消費して新しい魔法を作るとゆうものだ。いわゆるチートスキルだ。英智にもメガネにチートスキルが入っているらしいが、俺はそこまでチートには思えない。どうも俺には通常のスキルにしか見えないのだ。でも鑑定のスキルは便利だな。おっと、話がずれたな俺はその【創作魔法】使って新しい魔法を創っている。鑑定のスキルは持っていないから使い方は分からないけどなテヘッ。
「今日はここまでにして寝よう」
俺は書いていた日記を閉じてぐっすりと寝た。
翌朝
リナさんからこれからの行動について話して来た。
「もう少ししたら、外に出て仲間集めを始めるよ」
「わかりました、場所はどこからがいいですかね?••••••あ、キャンベル王国と周辺の所はやめておきましょう」
地理は洗脳前にある程度把握しているから場所さえ決まればすぐに動く事が出来る。だが、今キャンベル王国に行くのは危ない気がするなぜなら俺が見つかったら、また洗脳される可能性が高いからだ。洗脳をされてしまったら、英智達の目的や持ってる情報が全部バレてしまうだろう。そうならない為にもキャンベル王国と周辺の所はやめておいた方がいい。
「うーん。あ、そうだ!身分を偽って冒険者になって、信頼できる仲間を作ろうかな?私の事を話しても信じてくれるような人がいいな。場所はここを出て東にあるギラレイト公国にしょう」
ギラレイト公国
キャンベル王国に比べて人口が多く物流も多い。300年前以上から存在する強大なダンジョンを所有しており、ダンジョンの最下層には未だに辿り着かないとゆう話がある。このダンジョンは修行しに来るものや、一攫千金を狙う者、有名になりたい人などが集まっている。しかしその裏方、闇取引が多く奴隷などがたくさんいる。
「なるほど!ギラレイト公国ですか。あそこなら仲間捜し出しも出来そうですね」
「ええまずは、信じてくれそうな人にキャンベル王国の現状を話しなさい。そして疑心暗鬼になると思うからここに連れて来て私が信じさせるようにするから、シューヤは仲間を集めてここに連れて来ればいい。あと、あそこは奴隷が居ると思うからその人達に教えるのも手ね」
「人は小さい子でもいいのですか?」
「いいけどしっかりと教育してね。これは私たちには出来なかった物語の続きの物語、時空を超えたメガネを持つ勇者とその仲間たちの物語だから」
「••••••••••時空を超えたメガネですか。なんで時空を超えたんでしょうね?」
「わからない。でも、あのメガネは私が創った時とは全く違う物になって来ている。まだ目覚めたてなだけで本当の力は目覚めてない。もし、メガネの本当の力が目覚めた時何かが変化するかもしれない」
俺は息を呑んだ。
ギラレイト公国に行って仲間集めはもちろん奴隷になってしまった人を助けたいとも思った。だが、それよりも英智のことがとても心配になった。創った本人であるリナさんでさえ、わからなくなってきているメガネが本当の力を出してないと言った。ゲームだと考察が飛び交うほどの事実だ。これが現実になった時、英智はどうなってしまうのかわからない勇者として居続けるか、闇に堕ちてしまうのか。いずれにしろ、英智はこの異世界を救おうと努力している。今はまだ目覚めていないならそれでいい。目覚めた時は俺を助けてもらった時のように今度は俺が助ければいいだけの話だ。




