最難関クエスト
I start adventure for now - Souji Yamato
クリスたちが、冒険者パーティーを結成して、翌日のこと――
ちなみに、パーティー名は、セイラとセドリックが使っていた『SL*Bz』を引き継いでいます。
そして、クリスたちは、このメンバーでの『初めてのクエスト』を受注するため、冒険者ギルドに向かいました。
ギルドの掲示板『クエストボード』の前は、そこそこ、冒険者たちで賑わっています。やがて、ブラッドが、大声で、はしゃぎ始めます。
「お得なクエストを発見!
S級なのに、初心者でも受注できるぜ♪」
そこで、クリス、セイラ、セドリックも、その内容を確認しました。
僕っ娘クリスが、ブラッドに忠告します。
「だけど、これ、依頼内容を知ってから、断ると‥‥違約金100万コイン?
僕は、危ないと思うけど?」
「冒険者が、リスクを気にしたら、もはや、それは、冒険として成立しない!」
「それも、そうかも‥‥」
迂闊にも、クリスたちは、このクエストを受注する事にしました。
早速、受注のため、みんなで、受付に向かいます。
ところが、受付担当のケイトが、驚くべき真相を告げました。
それで、ブラッドが、満面の笑みです。
「依頼主は、ハーシェル伯爵‥‥?
なんだ、俺の実家からの依頼じゃないか♪
‥‥楽勝だぜ!」
「それでは、ハーシェルの坊っちゃん‥‥御実家の依頼を、受けますか?」
「受ける、受ける、受ける♪」
なんと、厄介事が、縦流れで、決まってしまいました。
けれども、クリスたちは、いまだ、このクエストの難しさを知りません。
そのあと、クリスたちは、冒険者ギルドの待合所で、今後の話をします。
しかし、ブラッドが、脳天気なことを言い出します。
「ごめん、このあと、ホリーちゃんのライブがあるんだ!
詳しいことは、明日、俺の実家で良いかな?」
「じゃあ、明日ね♪」「それで良いかも!」「良いけど、心配だな‥‥」
クリス、セイラ、セドリックも、ブラッドの都合に、合わせる事にしました。
ほどなく、ブラッドは、ライブ会場へと立ち去りました。
ブラッドと別れた後、クリスたちは、冒険者ギルド内の喫茶店に向かいます。
それで、ギルドの喫茶店は、高級感あふれる高額な店舗ですが、恋人たちに人気がありました。
当然ながら、クリスが、大事なことに気付きます。
「ごめん、ここって、恋愛プレイ向きだよね?
僕、気付かなかった‥‥じゃあね!」
「クリス、またね♪」「ごめん、また明日‥‥」
今度は、クリスが、その場から立ち去りました。
後には、恋人同士『セイラとセドリック』が、二人っきりです。
ともあれ‥‥クリスたちは、最難関クエストを、受注してしまいました。
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