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取敢えず冒険者を始めます(習作)  作者: 大和奏時
パーティーしようぜ

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8/10

最難関クエスト

I start adventure for now - Souji Yamato

 クリスたちが、冒険《ぼうけん》者《しゃ》パーティーを結成《けっせい》して、翌日《よくじつ》のこと――



 ちなみに、パーティー名《めい》は、セイラとセドリックが使《つか》っていた『SL*(スターレット)Bz(ブレイズ)』を引《ひ》き継《つ》いでいます。


 そして、クリスたちは、このメンバーでの『初《はじ》めてのクエスト』を受注《じゅちゅう》するため、冒険者ギルドに向《む》かいました。



 ギルドの掲示《けいじ》板《ばん》『クエストボード』の前《まえ》は、そこそこ、冒険者たちで賑《にぎ》わっています。やがて、ブラッドが、大声《おおごえ》で、はしゃぎ始《はじ》めます。


「お得《とく》なクエストを発見《はっけん》!

 S(エス)級《きゅう》なのに、初心《しょしん》者でも受注できるぜ♪」


 そこで、クリス、セイラ、セドリックも、その内容《ないよう》を確認《かくにん》しました。

 僕《ぼく》っ娘《こ》クリスが、ブラッドに忠告《ちゅうこく》します。


「だけど、これ、依頼《いらい》内容《ないよう》を知《し》ってから、断《ことわ》ると‥‥違約《いやく》金《きん》100万《まん》コイン?

 僕は、危《あぶ》ないと思《おも》うけど?」


「冒険者が、リスクを気《き》にしたら、もはや、それは、冒険として成立《せいりつ》しない!」

「それも、そうかも‥‥」


 迂闊《うかつ》にも、クリスたちは、このクエストを受注する事《こと》にしました。

 早速《さっそく》、受注のため、みんなで、受付《うけつけ》に向かいます。



 ところが、受付担当(たんとう)のケイトが、驚《おどろ》くべき真相《しんそう》を告《つ》げました。

 それで、ブラッドが、満面《まんめん》の笑《え》みです。


「依頼主(ぬし)は、ハーシェル伯爵《はくしゃく》‥‥?

 なんだ、俺《おれ》の実家《じっか》からの依頼じゃないか♪

 ‥‥楽勝《らくしょう》だぜ!」


「それでは、ハーシェルの坊《ぼ》っちゃん‥‥御《ご》実家の依頼を、受《う》けますか?」

「受ける、受ける、受ける♪」


 なんと、厄介《やっかい》事《ごと》が、縦《たて》流《なが》れで、決《き》まってしまいました。

 けれども、クリスたちは、いまだ、このクエストの難《むずか》しさを知りません。



 そのあと、クリスたちは、冒険者ギルドの待合《まちあい》所《じょ》で、今後《こんご》の話《はなし》をします。

 しかし、ブラッドが、脳《のう》天気《てんき》なことを言《い》い出《だ》します。


「ごめん、このあと、ホリーちゃんのライブがあるんだ!

 詳《くわ》しいことは、明日《あした》、俺の実家で良《い》いかな?」


「じゃあ、明日ね♪」「それで良いかも!」「良いけど、心配《しんぱい》だな‥‥」


 クリス、セイラ、セドリックも、ブラッドの都合《つごう》に、合《あ》わせる事にしました。

 ほどなく、ブラッドは、ライブ会場《かいじょう》へと立《た》ち去《さ》りました。



 ブラッドと別《わか》れた後《あと》、クリスたちは、冒険者ギルド内《ない》の喫茶《きっさ》店《てん》に向かいます。


 それで、ギルドの喫茶店は、高級《こうきゅう》感《かん》あふれる高額《こうがく》な店舗《てんぽ》ですが、恋人《こいびと》たちに人気《にんき》がありました。

 当然《とうぜん》ながら、クリスが、大事《だいじ》なことに気《き》付《づ》きます。


「ごめん、ここって、恋愛《れんあい》プレイ向きだよね?

 僕、気付かなかった‥‥じゃあね!」


「クリス、またね♪」「ごめん、また明日‥‥」


 今度《こんど》は、クリスが、その場《ば》から立ち去りました。

 後《あと》には、恋人同士(どうし)『セイラとセドリック』が、二人《ふたり》っきりです。



 ともあれ‥‥クリスたちは、最《さい》難関《なんかん》クエストを、受注してしまいました。

I start adventure for now - Souji Yamato

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