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異世界帰還者イッチちゃんねる〜異世界も魔法もあるんだよ!〜  作者: mitsuzo
第一章

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6/10

006「異世界帰還者イッチちゃんねる〜第2回配信〜(1)」



「ただいま地球! 異世界帰還者イッチちゃんねる、はじまるよっ!」


——————————————————

:おかえり、イッチ!

:うぽつ、イッチ!

:一週間長かったぞ、イッチ!

:2回目配信見せてもらうぞ、イッチ!

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

——————————————————


 第2回配信が始まった。

 オープニング挨拶をするといきなりコメントがダダ〜っと勢いよく流れる。


「うおっ!? 開始早々、めっちゃコメント流れてきた!」


——————————————————

:そらそうよ

:初回配信が面白かったからだよ。言わせんな!

:↑ 正しいツンデレの使い方

:そういやツンデレといえばツンデレ侯爵令嬢の話、はよ!

:いやいやいや! 次の2人目の仲間の話からだろ!

:おまいら仲間の話を優先させると1時間なんてあっという間だぞ?

:そうそう。ぶっちゃけ仲間の話だけでまだ異世界の話というメインストーリーは全然進んでいないからな?

——————————————————


 コメントを見ると、どうやら『魔王討伐の仲間を紹介しろ勢』と『それよりも異世界の話(メインストーリー)を進めろ勢』で二分していた。


 ただその前に、今回の配信で俺は言っておかないといけないことがあったのでコメントを一旦無視して話を始めた。


「えっと、前回の初回配信で毎週土曜の週1回配信という話をしてたけど⋯⋯それ訂正します」


——————————————————

:ん? 訂正?

:なんだ、なんだ?

:どした?

——————————————————


「これからは週1配信ではなく、月・水・土の週3配信にしたいと思います」


——————————————————

:おお!

:マジか!

:いいぞ、イッチ! それは全俺が望んだことだ!

:よっしゃー!

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

——————————————————


 週3配信に対して、皆の反応は上々。

 ということで俺はさらに話を進める。


「実は恥ずかしい話、こういう配信の収益化というのが条件達成してもすぐに収益が振り込まれないとか、2ヶ月待つ必要があるとか、そういうのを初回配信のあとに知ったんだよね⋯⋯」


——————————————————

:ええぇ

:これは情弱w

:そうなんだ。2ヶ月かかるんだ

:知らなかった

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「そういうこともあって、一度はバイトをしようかと思ったんだけど、それよりも配信を頑張って最短の2ヶ月で収益化を達成しようと俺は覚悟を決めた! 俺は最短での収益化を目指すぞぉぉ!!!!」


——————————————————

:おお!

:何とも猛々しい!

:頼もしささえ感じる!

:そうかぁ? たぶんイッチはバイトするのが単に面倒くさいだけだと思うぞ?

:そんなことない! イッチの覚悟は本物だ!

:いいやイッチの本心は「バイトめんどくちゃい」だと思うねw

:↑ の意見に一票

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

——————————————————


 コメントの多くが俺の発言にポジティブな反応だったが、次第に「イッチは単にバイトするのが面倒くさいだけ」という、まるで俺の心を見透かしたかのよう⋯⋯げふんげふん、俺の覚悟を否定するかのようなコメントが流れ始めた。


 いかん! この流れは何としてでも食い止めねば!!


「そ、そそ、そんなことないぞ〜! お、おおお、俺はただ配信一本で頑張るという覚悟をだな、その、あの⋯⋯言葉にしただけだぞ〜」


——————————————————

:うわぁ

:思いっきり棒読みで草ぁwww

:ドン引きするほど狼狽えてて草ぁwww

:本音ダダ漏れなんだよなぁ

:これは恥ずいw

:だってイッチだもの

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 お、おかしい!

 なぜ俺の本音がこうもダダ漏れにっ?!

 ぐぬぬ⋯⋯しかしこれ以上弁明を図ったところで無駄、いやむしろ悪化しそうだ。

 というわけで、俺はすぐに話を変える。


「こ、こほん。さて、それじゃあ早速話の続きだが⋯⋯」


——————————————————

:すぐに話変えてきて草ぁw

:これは見事な降参っぷりw

:いや下手にここで言い訳しない分、俺はイッチを高く買うぞ!

:たしかにこの潔さは好材料

:そうか〜? 単に深く考えていないだけじゃないか〜?

:↑ おいお前⋯⋯! あ、たしかにそうかも?

:↑ おい! あれ? なんだかそう言われるとしっくりくるな

:上2人の息のあったイッチ下げコンビネーションが秀逸で草

——————————————————


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