029「異世界帰還者イッチちゃんねる〜第4回配信(同時配信)〜(3)」
「え、えっと〜、アンダーテイル公式chのみなさ〜ん。何か質問などありますか〜?」
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<アンダーテイル公式ch>
:あるに決まってんdだおふぁおうふぁうぇじこ!
:あるに決まってんだろ!
:質問しかねぇ!
:放置すんな、こらぁ!
:説明求むズ!
⋯⋯
⋯⋯
⋯⋯
⋯⋯
⋯⋯
⋯⋯
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輝夜ちゃんの指摘により俺はアンダーテイル公式chの視聴者への処理に走った。
「あ、はい。えーと⋯⋯⋯⋯見ての通り?」
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<アンダーテイル公式ch>
:いやそうだけれどもw
:つまり今観せたのが異世界の証拠ってことなのはわかった。ていうか、本当に異世界に行ってたの!?
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「はい、行ってました〜。それで証拠としてポーション実演をしたってとこです。異世界には5年ほどいましたね〜」
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<アンダーテイル公式ch>
:軽いw
:嘘乙⋯⋯とは言えなくなったw
:マジかよ⋯⋯そんなことが現実にあるのかよ⋯⋯
:そんなわけない! 絶対マジックだ!
:そうだ! マジックだ! 本当のことを言え!
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「いや〜本当のことを言えと言われましてもね〜」
とアンダーテイル公式chの視聴者にのらりくらり答えていると、
「み、みんな、私目の前で見てたけどこれ絶対マジックじゃないよ! 断言できる!」
ここでウズメちゃんがキャラ崩壊から帰ってきたようで視聴者に真摯に答えてくれた。さらには、
「私も目の前で見ました。とても信じられませんが、でも間違いなく本物ですわ⋯⋯!」
と、椿姫さんもキャラ崩壊から戻り、ウズメちゃんと同じように答えてくれた。極め付けは、
「私はイッチ様のチャンネルを初回配信から観ている古参。そして目の前であの前回配信のポーション実演を見たの。生で見ると迫力が全然違ったの。あとそのポーションを出し入れした収納ストレージもえぐかったの。感無量なのー!」
と、輝夜ちゃんが喜び爆発な感想を言ってくれた。
「輝夜さん、古参って⋯⋯俺の配信を最初から観てくれてたんですか?」
「そうなの! だから前回配信であるライバー事務所でデビューするって聞いていて、それでウチだったらいいな〜と思っていたら本当にイッチ様が来たの! すごいビックリしたの!」
輝夜ちゃんがさらに興奮して俺がアンダーテイルに入ったことをすごく喜んでくれた。正直、すごく嬉しい。
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<アンダーテイル公式ch>
:そうなんだよ。輝夜ちゃんは以前からイッチのチャンネルが面白いって一生懸命話していたからな。ちなみに俺はもちろん月の民
:そうそう。実際俺ら月の民でイッチのチャンネル観に行った奴とか結構いると思う
:俺も観てた。チャンネル登録したぞ、イッチ!
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「おお! ありがとうございます!」
「うむ。さすがは月の民! 偉いの! 褒めてつかわすの!」
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<アンダーテイル公式ch>
:ああ、輝夜ちゃんからお褒めの言葉ガガガガガっ!
:ありがとうございますぅぅ!!!!
:輝夜ちゃんありがとうぉぉ!!!!
:マジかよ⋯⋯
:イッチすげーな
:なんかもうイッチが男だとかなんだとかどうでもよくなってきたわw
:ほんそれ
:何か『男性ライバー』っていうより『イッチ』って1つのジャンルになった感じw
:たしかにw
:ていうか、イッチのキャラが単純に面白い
:面白いというより希少種
:希少種ww
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ここでアンダーテイル公式chのコメント欄ではアンダーテイル側の視聴者が俺のことを認めてくれる流れが出てきた。
「こ、こんな男の俺を受け入れてくれて⋯⋯本当にありがとうございます!」
俺は素直に視聴者に感謝の気持ちを伝える。
「ありがとうみんな! 私も最初はビックリしたけど、でも話しているとイッチ君ってすっごい面白いと思う! いや面白いというより物凄い興味出てきた! まさに希少種! 正直今度コラボして欲しい!」
「ええっ!? ほ、本当ですか!」
「もちろん!」
ウズメちゃんが俺を励ますだけでなく「コラボして欲しい」と言ってくれた。めちゃめちゃ嬉しい。
「私ともお願いしますよ、イッチさん?」
「椿姫さん!」
「私は主に視聴者さんのお悩み相談などをメインに雑談配信しているのですが、今度イッチさんとコラボして異世界の話を色々聞いてみたいですわ」
「ぜ、ぜひ! よろしくお願いします!」
椿姫さんもまたウズメちゃんと同様コラボして欲しいと言ってくれた。
うわぁ、すげぇ! こんな受け入れてもらえるとは思っていなかったからめちゃめちゃ嬉しい!
「イッチ様! もちろん私ともコラボするの! むしろ私の方が3人の中で最初にイッチ様をみつけていたの! だから私とのコラボが最初なの!」
「は、はい、もちろんです! 輝夜さんが色々助けてくれたおかげでこの今があります。コラボすることがあったら最初はぜひ輝夜さんとお願いしたいです!」
「やったなのー! 社長、今の聞いたの? コラボよろしくなのー!」
すると真希名さんがカンペで「全然OK!」と即答。
「あ、いま真希名さんからOKもらいましたよ、輝夜さん!」
「本当だ! 社長ありがとうなのー!」
そういって輝夜ちゃんがテンションMAXになったのかイスでピョンピョン飛び上がっていた。
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<アンダーテイル公式ch>
:ああぁ、心がぴょんぴょんするんじゃあ〜!
:ぴょんぴょんするんじゃぁ〜!
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ちゃんとコメント欄で輝夜ちゃんのリアクションへのアンサーコメントが即座に入る。ナイス、コールアンドレスポンス!
そんな和やかなムードに包まれていた⋯⋯その時だった。
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<アンダーテイル公式ch>
:ちょっと待て。正直イッチが面白いのはわかるがしかし話はそれどころじゃないと思うぞ?
:え? どゆこと?
:kwsk
:だってイッチの経験⋯⋯『異世界に転生した経験』ってのは世界で唯一無二なんだぞ? マジレスするとイッチの存在がもし表に知れ渡れば世間が、いや世界が黙っていないと思われ
:あ
:あ
:それはつまり今の状況はかなり凄いことで貴重っていう話?
:まーそうではある。そうではあるがそれだけではない
:ん? それだけではない?
:仮に、本当に異世界に行ってたイッチが世に出たら色々面倒事が降りかからないかって話だ
:面倒事?
:それってイッチを利用しようとする奴らが絡んできたりしないかってこと?
:絡まれるもそうだが、しかしそれ以上に最悪なパターンとしては拉致られたりするんじゃないかってことだ
:ま、まさか〜
:だってイッチは異世界の体験じゃなく証拠も持っている。下手したら今見せたポーション以上のものもな
:あ
:あ
:あ
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