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異世界帰還者イッチちゃんねる〜異世界も魔法もあるんだよ!〜  作者: mitsuzo
第一章

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28/33

028「異世界帰還者イッチちゃんねる〜第4回配信(同時配信)〜(2)」



「⋯⋯と、このような感じでポーションをかけるとあら不思議、傷が再生するのでした〜」

「「(ポカーン)」」


 ウズメちゃんと椿姫さん、見事にポカーンである。

 その横では輝夜ちゃんが「ふおおお! 目の前であのポーション実演が見れたのー!」と大興奮。

 そんな中、俺のチャンネルの視聴者は、


——————————————————

<異世界帰還者イッチちゃんねる>


:うおおおお! やっぱ何回観てもすげぇぇぇぇえぇえぇ!!!!

:逆再生で傷が治っていくのもはやホラーw

:収納ストレージからポーション出すのやっぱ異様だなw

:いやマジですごいよ⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

——————————————————


 2回目だからだろうか、前回よりもだいぶ落ち着いたコメントが流れていた。「ふむふむ、どうやらアンチもいないようだ」などと思っていると、


——————————————————

<異世界帰還者イッチちゃんねる>


:おいイッチ。アンダーテイル公式chで視聴者がだいぶ混乱してるぞw

——————————————————


「え?」


 視聴者の指摘を受けた俺は、スタジオの70インチ大型液晶モニターに映る俺のチャンネルと2画面表示されたアンダーテイル公式chに目を向けた。


——————————————————

<アンダーテイル公式ch>


:は? はあああああ?!?!!!!

:おい、いま何やった⋯⋯?

:ポーション! マジもんのポーションだった件!?

:傷が⋯⋯逆再生で⋯⋯塞がった⋯⋯

:やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい

:わぁうおふあおいふぁふぁうじおk0っふじこ!

:え? これマジ?

:何も無いところからポーション出したぞ、こいつ!?

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

——————————————————


 ふむ。どうやらアンダーテイル公式chの視聴者もちゃんと異世界の証拠を観て盛り上がってるな。そんなことを思っていると、


「イ、イッチ君⋯⋯?」

「イッチさん⋯⋯?」


 と、ウズメちゃんと椿姫さんが恐る恐る俺に声をかけてきた。


「こ、これ、本当にポーションなの⋯⋯?」

「ええ、そうですよ。これが異世界に行ったという証拠で、これを前回の配信で公開したんですよ〜」

「イ、イッチさん! あなたさっき何も無いところからポーション出しましたけどあれ何なんですか?!」

「あー、あれは収納ストレージというやつでいわゆる空間に物を収納できるという異世界ならではの『アイテムボックス』のようなものです」


 そういって、俺は収納ストレージからヒョイヒョイとポーション入れたり出したりする。


「ほら? こんな感じです」

「う、嘘⋯⋯本当に何も無い空間から物を何度も出し入れしてる。え? 何それ? 意味が、意味が全然わからない⋯⋯。もう何が何だかぁぁぁ!!!!!」


 椿姫さんがキャパオーバーしたのかキャラ崩壊したっぽい。

 とりあえず、面白そうなのでそのまま放置してみよう⋯⋯などと思っていると、


「イ、イッチ君⋯⋯⋯⋯あなた何者なの?」

「ウズメさん」


 今度はウズメちゃんが声をかけてきた。


「えっと⋯⋯2週間ほど前に異世界から帰ってきた者です」

「まさか現実で『異世界から帰ってきた者です』ってワード聞くことになるなんて思ってもみなかった!」

「恐縮です(てへぺろ)」

「いや褒めてないしっ!? あーもう! でも本当に⋯⋯本当にイッチ君は異世界に行ったんだ⋯⋯?」

「はい。具体的には転生ですね。その辺の話は端折りますが、まーそんな感じで異世界に転生してからの話をチャンネルで話しています」

「ち、ちなみに、異世界にいたのはどのくらいなの?」

「だいたい5年くらいかなぁ? でも戻ってきたこの時代は俺が異世界に転生したときの時間軸なので5年前、年齢でいうと20歳ですが実年齢は25歳です」

「え? そうなんだ! ていうか、普通にイッチ君の話を信じている自分がいるんだけど! いやでも本当の話なんだからそういうもんなのかな? え? そういうもんってどういうもんっ?!」


 と、ついにウズメちゃんもキャラ崩壊し始めた様子。

 え? これ大丈夫? そんな時だった。


「イッチ様!」

「は、はい、何でしょう輝夜さん」

「アンダーテイル公式chのコメント欄が阿鼻叫喚の図なの!」


 と輝夜ちゃんがズビシと液晶テレビを指差す。


 あ、忘れてたわ。


「え、えっと〜、アンダーテイル公式chのみなさ〜ん。何か質問などありますか〜?」



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