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異世界帰還者イッチちゃんねる〜異世界も魔法もあるんだよ!〜  作者: mitsuzo
第一章

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27/33

027「異世界帰還者イッチちゃんねる〜第4回配信(同時配信)〜(1)」



「ただいま地球! 異世界帰還者イッチちゃんねる、はじまるよっ!」


 俺はいつもの調子でオープニングを宣言。すると、


——————————————————

<異世界帰還者イッチちゃんねる>


:お、はじまっ⋯⋯⋯⋯うお! そこどこっ?!

:んん!? いつもと違う?

:うぽつ! あれ? そこはどこでつか?

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

——————————————————


 待機していた視聴者らはいつもと違う場所であることをすぐに察したようで、多少混乱が見えた。


「どうも。前回お話しした通り、本日は俺が所属したライバー事務所『アンダーテイル』から第4回配信をお送りしています。ということで、俺がスカウトされた事務所というのは『アンダーテイル』でした〜」


——————————————————

<異世界帰還者イッチちゃんねる>


:え? アンダーテイル? それって最近勢いのあるライバー事務所でちょっと有名なとこじゃね?

:アンダーテイル!? それって高天原椿姫様が所属している事務所じゃん!

:マジか!? 

:あ、知ってる。天乃ウズメちゃん可愛いよね!

:ワイ将、長月輝夜ちゃん推しの『月の民』でござる。ついでにいうとアンダーテイル公式chと2画面同時視聴してるゆえ、ぬかりはござらんよ

——————————————————


「2画面同時視聴ありがとう〜。ちなみに今日アンダーテイルは事務所設立2周年記念アニバーサリー配信となっていまして、それと同時に俺のデビューもということでアンダーテイル公式chと同時配信しておりまして〜」


——————————————————

<異世界帰還者イッチちゃんねる>


:『しておりまして〜』じゃねーんすよw

:そういや言ってたな

:ていうか新人デビューにしては結構破格な対応じゃね?

:おそらく2周年記念イベントで大々的に新人をデビューさせる計画だったんだろう

:そのタイミングでデビューさせてもらったイッチは運が良い

:ほんそれ

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

——————————————————


 多少の混乱はあったものの俺が事務所名を発表すると、視聴者らの中にアンダーテイルのライバーを知っている者も結構いるようでどんどん報告してきた。

 さらには「新人のデビューにしては良いタイミングでデビューできたな」と運が良いとも言われた。それは本当にそう。


「そんなわけで今日はアンダーテイルの事務所スタジオからの配信ということでなんとここにゲストとして事務所の先輩である高天原椿姫さん、天乃ウズメさん、長月輝夜さんの3人にもお越しいただきましたー!」

「こんばんウズメー! 天乃(あまの)ウズメだよー!」

「皆様初めまして。高天原椿姫(たかまがはらつばき)ですわ」

「こんばんこんこん。長月輝夜(ながつきかぐや)なの!」


——————————————————

<異世界帰還者イッチちゃんねる>


:うおっ?! すげえかわいい!!

:え? 誰この3人? めちゃめちゃ可愛いんだけど?

:は? お前知らんの? アンダーテイル奇跡の三姉妹やぞ?

:ワイ将、輝夜ちゃん推しの月の民!

:俺は椿姫様の『信者』であ〜る

:俺はウズメちゃん推し! ウズメちゃん、今日も可愛いよ〜!!

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

——————————————————


 先輩の3人が挨拶をすると、そのファンらしき視聴者から続々とコメントが寄せられる。


「わーすごーい! これイッチ君のチャンネルなのにこんなにコメントが⋯⋯みんなありがとー!」

「皆様、快く受け入れていただきありがとうございます」

「しゅ、しゅごいの! イッチ様のチャンネルにわたし出てりゅ⋯⋯えへへ」


 そんなコメントにウズメちゃんと椿姫さんがお礼を述べる中、一人ちょっと違ったベクトルでリアクションする者がいた。輝夜ちゃんである。


 すると、そんな輝夜ちゃんのリアクションをしっかりと拾う視聴者が押し寄せる。


——————————————————

<異世界帰還者イッチちゃんねる>


:輝夜ちゃん、一人リアクションおかしいw

:『えへへ』かわいい

:ウズメちゃんと椿姫様との温度差よw

:まー輝夜ちゃんはゴリゴリのイッチ推しだからな〜

:え? そうなの?

:そうそう。輝夜ちゃん自分のチャンネルでもイッチの初回配信から話題に上げてたし、なんだったらイッチの3回目の配信後は遂にイッチを神格化しだしたからなw

:ああ、それで『イッチ様』なのね

:いいなぁイッチ

:おいイッチ、そこ代われ!

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

——————————————————


「では、早速始めていきたいと思いますがまずはご報告を。実はなんと前回の配信終了時点でチャンネル登録者数が収益化条件の1,000人を超えて約3千人ちょっとまでになりました〜!」


——————————————————

<異世界帰還者イッチちゃんねる>


:おお! おめでとうイッチ!

:おめ!

:いや〜そりゃ行くだろw

:そうそう。あんな常識をひっくり返すような異世界に行った証拠出されたらなw

——————————————————


「ありがとう! いや〜前回異世界に行った証拠ってことでポーション実演を見せてみんなに信じてもらえたおかげだよ〜」


——————————————————

<異世界帰還者イッチちゃんねる>


:マジレスするとポーションだけの話じゃねーけどなw

:収納ストレージとかイッチの人間離れした手刀とかなw

——————————————————


 そんなウチの視聴者が前回の配信での感想を述べていると、


「は、はいはいは〜い!」

「ん? ウズメさんどうしました?」

「『どうしました?』じゃないよ、イッチ君! ポーション実演って何っ!?」


 ウズメちゃんが勢いよく手を上げるや否やそんなことを聞いてきた。すると、


「私もいいですか?」

「え? あ、はい、何でしょう椿姫さん?」

「収納ストレージとか人間離れした手刀とは? 詳しく」


 と、椿姫さんも前回の視聴者のような質問を投げかける。


「ああ、そうですよね。お二人は知らないですもんね。輝夜さんは⋯⋯」

「だいじょぶ。10回はアーカイブ履修済みなの」


 と、元気にサムズアップ。


 ということで、俺はウズメちゃんと椿姫さんに前回と同じようにポーション実演を始めた。


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