026「アンダーテイル設立2周年記念アニバーサリー配信(4)」
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:お、おい? 輝夜ちゃんのあんなしおらしい態度、初めて見たんだが?
:上に同じ
:その上に同じ
:なんで輝夜ちゃん、そこまでこいつに傾倒してんの?
:え? まさか2人って付き合ってんの?!
:は? マジかよ!
⋯⋯
⋯⋯
⋯⋯
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コメント欄が輝夜についても色々と騒ぎ出した。
それを見たウズメと椿姫が「まずい」と感じフォローを入れようとした、その時だった。
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:そりゃお前、輝夜ちゃんは自分のチャンネルでイッチやチャンネルのこと、あとイッチをこれからも全力応援するだの話してたからな
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と、輝夜のリアクションの理由を説明する視聴者のコメントが入ってきた。さらには、
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:そうそう。実際俺らもそれきっかけでイッチのチャンネルを観ることになったんだが輝夜ちゃんがあれだけ推すだけのことはあった
:マジで面白かったわw
:しかもその面白いの中に『非常識』や『脅威』といったワードも同居しているというね
:ふむ。故に輝夜ちゃんがあのイッチを、本物のイッチを目の前にしてあんな態度になるのも我ら『月の民』からすれば至極自然の流れなのじゃ
⋯⋯
⋯⋯
⋯⋯
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と、輝夜のファンらが輝夜のイッチに対するリアクションについての解説が続々と入ってきた。ちなみに『月の民』とは輝夜推しのファンネームである。
「す、すごい⋯⋯月の民のみんなまで⋯⋯」
そんな輝夜のリアクションを擁護する月の民のコメントを見て素直に驚くウズメ。
しかし、横にいる椿姫は別の視点から驚きの言葉を放つ。
「え? そ、それって、輝夜さんだけでなく月の民の皆さんもイッチさんのことを⋯⋯異世界に行ったという話を信じているのですか?」
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:そうでーす
:そうでーす
:いやマジであいつ行ってますよ、姉御!
:俺、今切り抜き動画観に行ったけどこのイッチって奴、マジで異世界に行ったっぽいです
:いま観に行った。なんか凄かった。常識ひっくり返った。
:↑ シンプルな短文が並ぶのが余計にリアルさを出してやがる(ごくり)
⋯⋯
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⋯⋯
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このちょっとの間に琢磨の動画の切り抜きを観た視聴者からか、椿姫の発言に対して多くの感想が寄せられる。
「そ、そんな、そんなことって、ありえないですわ! だって、そんなのラノベやマンガの⋯⋯ファンタジーの話ですわよっ!?」
椿姫が視聴者のコメントを見て全力でまともな声を上げた⋯⋯その時、
「椿姫⋯⋯」
「! 輝夜⋯⋯さん?」
「はっきりいって私も最初は椿姫と同じだったの。でもそんな常識フィルターをイッチ様はリアルで圧倒的な証拠を見せつけて、軽く、そう本当に軽く、私たちの常識を吹き飛ばしたの」
「⋯⋯圧倒的な証拠?」
ここで輝夜が椿姫から琢磨に視線を送る。
「イッチ様、舞台は整いましたの!」
「お、おう」
キラキラと瞳を輝かせた輝夜がドヤ顔で琢磨にそう告げる。
輝夜のドヤ顔とグイグイ来る勢いに若干引く琢磨だったが、しかし輝夜の正確なパスに応えるよう話を始める。
「こほん⋯⋯輝夜ちゃん、ありがとう。さて、ここからはすみませんが俺が仕切らせていただきますね。というのも実は今回俺のチャンネル『異世界帰還者イッチちゃんねる』の第4回配信をこのイベントで同時配信することになっていまして⋯⋯」
「「「え? ええええええええっ?!!!!!」」」
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:えええええええええええ!!!!
:はあああああああああ??????
:うおおおおおおおおお!!!!
⋯⋯
⋯⋯
⋯⋯
⋯⋯
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琢磨の宣言の瞬間——スタジオにかけられている大型液晶画面に映っていたアンダーテイル公式chに異世界帰還者イッチちゃんねるの配信画面が追加され、2分割で表示される。
そして、そんな琢磨の宣言の余波はスタジオの3人はもちろん、アンダーテイル公式chの視聴者も含め驚きの声が上がる中、琢磨は特に気にせず淡々と話を進めていく。
「ということで、ここからは『異世界帰還者イッチちゃんねる』の第4回配信を始めていきたいと思います。ちなみに先輩ライバーのお三方は俺のチャンネルのゲストという形で参加いただければと思います」
3人は琢磨の言葉に最初はあたふたしながらも、「ゲスト参加」と聞いてすぐに『プロの顔』になりスタンバイモードに入る。
すると、そのタイミングで真希名がササっと異世界帰還者イッチちゃんねるのカメラの準備を済ませたようでカンペで『配信OK!』と指示が入った。
異世界帰還者イッチちゃんねる第4回配信スタートである。
「ただいま地球!」




