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異世界帰還者イッチちゃんねる〜異世界も魔法もあるんだよ!〜  作者: mitsuzo
第一章

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17/33

017「異世界帰還者イッチちゃんねる〜第3回配信〜(1)」



「ただいま地球! 異世界帰還者イッチちゃんねる、はじまるよっ!」


——————————————————

:待ってた

:待ってたぁぁぁ!!!!

:週3配信助かる(マジ助かる)

:この日をどれだけ待ち侘びたことか

:ついにこの日がキターーーっ!!!!

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

——————————————————


 配信開始直後——前回も凄かったが今回はさらに大量のコメントが流れてきた。


「うおっ!? コメントがめっちゃ流れてく! 正直ビビってるんだが?」


——————————————————

:それはお前が悪い

:そうだイッチが悪い

:前回あんな終わり方したイッチが悪い

:みんな辛辣で草。でもそれはそう

:自業自得というものだよ?

:反省せい

——————————————————


「嬉しい悲鳴です。ありがとうございます。ということで第3回配信ですが実は今日もご報告がございます」


——————————————————

:舌の根も乾かぬうちで草ぁwww

:またぁぁ??!!!!

:イッチさぁ⋯⋯『自重』って言葉知ってる?

——————————————————


「自重? そんなの火曜の燃えるゴミの日に捨ててきたが?」


——————————————————

:おいw

:おいw

:可燃ゴミ扱いっ?!w

:ちゃんとフタとラベルは剥がしたんだろうなぁ?

:↑『自重』をペットボトル扱いで草なんだがww

:↑ それを言ったら可燃ゴミ扱いからツッコまないといけないロジック

:《《燃えるゴミ》》だけに《《火曜》》ってか?

:↑ 誰がうまいこと言えとw

:もちつけおまいらw

:自重ネタ広げすぎぃぃwwww

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「今日も相変わらずノリの良い視聴者である」


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:おいイッチ心の声漏れてるぞw

:漏れてる漏れてるw

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「漏らしてんのよ!」


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:「当ててんのよ!」みたく言うなしww

:「漏らしたいのなら漏らせばいいのだろう? お前の中ではな?」

:↑ そのネタなついなw

——————————————————


「さて、そんなわけでご報告ですが、実は先日《《とある事務所》》からツイXにDMが届きまして⋯⋯」


——————————————————

:ん? とある事務所?

:DM?

:流れ変わったな

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「で、その内容がですねぇ⋯⋯⋯⋯事務所専属ライバーのスカウトでした」


——————————————————

:は?

:は?

:はああぁあぁぁぁあぁぁっ??!!!!

:ライバー事務所からのスカウト⋯⋯だと?!

:一体何がどうしてこうなったwwww

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

——————————————————


 案の定、事務所からのスカウトの話は視聴者に大いに受け、コメントがダム決壊のごとく猛烈なスピードで流れていく。


「実は第2回配信終了直後にDMが来まして⋯⋯」


——————————————————

:配信終了直後っ!? 行動早っ!!

:フットワーク軽いな

:有能

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「それでぇ〜、次の日に直接会ってぇ〜、いっぱいお話ししてぇ〜、契約⋯⋯しちゃいました(てへぺろ)」


——————————————————

:てへぺろじゃねーんすよw

:いっぱいお話できてえらい

:うせやろっ!?

:展開早過ぎワロタw

:打ち切りマンガのごとき急展開!w

:いやそんな1日で決めるっておま⋯⋯

:↑ しゃーない。それがイッチさんや!

:てへぺろ助かる(助からない)

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「そんなわけで俺はとある事務所の新人ライバーとしてデビューすることになったのであ〜る」


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:であ〜るw

:マジか、すごいじゃんイッチ!

:で、どこの事務所なの?

:おせーてイッチ先生!

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「悪ぃ。いろいろ事情があってどこの事務所か言うのは止められてて。あ、でも1つ言ってもいい⋯⋯ていうかこれだけは先に言っといてくれって頼まれたことがある」


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:何?

:なんだなんだ?

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「大手事務所ではない(イケボ)」


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:イケボで言うなしw

:イケボ助かる

:そんなことイケボで言うなやww

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「社長曰く、期待させといて無名の事務所だったら『は? どこよ?』ってなって双方共にキツイ⋯⋯とのこと」


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:「双方共にキツイ」ww

:社長wwww

:わかるw

:わかりみしかないw

:おいイッチ、その事務所大丈夫か?!

:ほんそれw

:いやこっちとしては楽しいからいいんやけどねw

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「あ、でもすげえ待遇良いし、社長さん話わかるし⋯⋯⋯⋯《《美人》》だし」


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:(ッスゥー)おい?

:おい、今何つった?

:おい、今なんであえて溜めた?

:美人⋯⋯だと? 美人だとぉぉぉ!!!!

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

⋯⋯

——————————————————


 コメント欄で本日2回目の弾幕発生。

 美人社長とわかるや否や阿鼻叫喚が巻き起こる。

 そんな弾幕が落ち着いた頃、


——————————————————


:ところで『異世界の証拠の件』どうなった?


——————————————————


 と、今日の本題につながるコメントが入ってきた。すると、


——————————————————

:そういやその件があったな

:むしろそれが本編だっつーの!

:異世界の証拠本当にあるの?

:あるわけ無いやろw

:無理すんなw

:逆にだからこそ楽しみではあるのだが

:イッチ強気だったからな〜

:ワクテカラッシュ入ります

⋯⋯

⋯⋯

——————————————————


 それを皮切りに続々と『異世界の証拠』について視聴者の興味が移行する。


 舞台は整った。


 満を持した俺はいよいよ本題を話し始めた。


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