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【地下監獄】

何処につながってるかわからないが

下手したらいき止まりの可能性もあった

だが戻るよりはと 行き止まりかもしれない地下水路へ、覚悟を決めて進むことにしたエルゼ達。


武器と荷物を確認したあと、琴音は静かに服へ手をかけ脱ぎだす。


(何してんだ琴音)


「だって泳ぎにくいじゃない 見ないでね?」


(はい… 兄妹だし関係なくねも思ったが

怒られそうなので言わないでおく)


そのまま幼いテラの服も脱がせてあげるエルゼ。


「あら あなた男の子だったのね」


頷くテラ 見た目的に女の子だと思い込んでいた

まだ子供だからか照れる様子はない。


「さて 行きましょう」


ちゃぷ 水溜りに入り泳いで進む

水は思った以上に冷たく、肌にまとわりつくようだった。


しばらく進むと流れが出てきて

吸い込まれる2人。


そのまま流されていき

流れが緩やかになってきたとこで

浮上する。


「はぁ はぁ はぁ」


「テラちゃん大丈夫?」


「うん」


岩肌から滴る水音がぽたりぽたりと響く

まだダンジョン内部なのか

空は見えなかった。


そのまま流れに身を任せ

上がれそうな場所を見つけて水の流れから出る。


ガシャ ガシャ 気がつくと 

骨の魔物に囲まれていた。


「服もまだ着てないのに」


と手で体を隠すエルゼ テラはエルゼの

後ろに隠れている。


武器持ち服を横に投げる


(琴音?)


(見ないでね?悠人)


今にも襲って来そうな魔物の前で

着ている時間等ないと

覚悟を決める。


相手は骨の魔物

ボーンヘッダー

Eランク 大して強くないが

数は多い。


スキル 脚力強化 腕力強化 だけで

斬っていく。


テラも魔法で援護してくれていた。


「アクアウィップ」


あっという間に全部倒し

テラに近づくエルゼ。


「ありがとうテラちゃん」


と笑いかけるとすごく嬉しそうなテラ。


テラに服を着せ自分も着ると

素材を回収する。


「さあ 行きましょう」


とテラを抱っこして歩いていく

かなり深いのか シーンとしている

魔物もたまにでてくるくらいだった。


「何か逆に奥にきてない?」


と悠人が言うが反応しない琴音

ただ歩き続けるしかなかった。


しばらく進み洞窟みたいなダンジョンだったが

人工物的なのが見える。


加工された石の壁や燭台が出てきた

段々とダンジョンというよりは

石の砦風な感じになっていく。


そのまま歩き続けると

薄暗い通路 石積みの通路石畳の床

火のついた燭台

ダンジョンではなかったのか

完全に人工物の建物だった。


「広いわね 何処まで続くの」


通路の奥から、金属の擦れる音が響いてくる

ガシャ ガシャと鎧を鳴らしながら、騎士達が現れた。


「なんだお前は?」


(あ やばい)


(うん 騎士かいるってことは王国関連の

建物よね そこに勝手に入ってるわけだから)


騎士が構える。


エルゼは優しい悠人はそれをわかっていた

だから人を殺せない いや傷つけるのも

嫌なはずだ 魔物なら迷わず斬れる。

だが相手は人間だった。


(騎士と言っても今のお前なら

余裕があるだろう)


(うん でも)


迷うエルゼ 大して強くなさそうな騎士だが

捕まるわけにもいかないので覚悟を決める。


脚力強化 視覚強化 柔軟強化だけで

戦うエルゼ

そうただ気絶させるだけでいいのだから。


攻撃力が高くないとはいえ

腕力強化や質量変化を使えば

致命傷を与える可能性があった

なので今回は使わずに戦闘していた。


今いるのは騎士の中でも弱い部類だろう

冒険者でいえばE〜F程度だ

剣の腹で殴り難なく全員気絶させる事に成功し

先を進む。


「騎士さんがいたってことは

ここにヘレナちゃんもいるのかな?」


(王国関連の建物ってたけだから

余計な希望は持たないほうがいいかもな)


しばらく進むと変な部屋に出る

檻の中には人が倒れていた

意識がないのか死んでいるのか

誰も動かない そこに現れる


ローブを着た男

緑の血管みたいなのが浮き出ていて

皮膚の下で何かが脈打っているようだった

かなり不気味だ。


「こんな所になんの用かなお嬢さん?」


意外と紳士的な感じだった

見た目はかはかなり怖いのだが…。


「あなたは王国の関係者の方でしょうか?」


と問うエルゼ 足は震えている

漂う不気味なオーラが相まって

余計に恐怖を増幅させ、喉の奥が

凍りつく感覚を覚えた。


「僕はこの国とは関係ないよ

ん? 君は覚えがある」


「あぁ、思い出した

君は僕達の【ノードデス】を壊してくれた女だ」


「なんで私を?」


「さあ 何でだろうね?」


そう言い 魔法陣を展開する

そこに現れる

ルナルで戦闘した魔物。


「これだけ教えてあげるよ こいつは

ノードデス僕達が作り出した魔物だ」



「Aランク程度かな 前より強くしてあるので

がんばって倒すんだね 倒せるならだけど」


と言い残し消えていく。


(琴音気をつけろ こんな所じゃ)


(うん 分かってる)


何処かわからない地下での戦闘

確実に負ければ助からない

いや致命傷でも危険なのはわかっていた。


全てのスキルを使い戦いに臨むエルゼ。



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