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【悪魔へ堕ちる騎士】


場所は変わり【アルクレティア帝国】某所

そこにはエルゼ・リリーコーラルがいた。


(で私に協力する気になったかしら?)


(しつこいぞ 俺達を殺そうとしたやつに協力なんてできるか)


(今こちらに向かって来てるみたいですけど)


(しかたありませんわね…)


そこへやってくる男。


「やあ エリー」


「あなたまた実験ですの?」


「ああ そのことなんだが面白い薬ができてね」


「薬? 前のではなくて?」


「新しい薬さ さっそくあの女に実験的に投与

してみようと思ってね」


「他の人にした方がいいんじゃない?」


「…問題はないよ ぼくはそろそろ行くよ

また後でね」


(琴音がこっちにいるのか 

存在変化出来ないよな)


【存在変化】発動…!


(えっ)


「お… 発動した」


(…)


「しかし裏人格状態でも発動できるんだな」


「まずは琴音と合流しないとな」


エルゼは出口へ向かう。


途中の廊下 目つきの鋭い男とすれ違う。


タッ タッ タッ


「…」


「おや リリーコーラル」


「久しぶりに会ったと言うのに

ずいぶん素っ気ないじゃないかい?」


(誰だこいつ?)


(ラグナル・ライトゾーン Sランク冒険者よ)


「…」


「なんだい だんまりとはかなしいなぁ」


と言ったら振り返り歩いていく。


(ふぅ 危ない危ない 俺の話し方だと

ばれるからな)


(何処へ行くつもり?)


(正面の大門の方に行けば ここに向かってる

琴音と合流できそうだから

まずはそこへ行くつもりだ)


城からでると大門の方にへ走るエルゼ。


だがそこへ…。


「エルゼ様」


子供を抱いた住民の女が

エルゼに近づいてくる。


「子供がひどい熱で…」


険しい顔で説明する住民の女。


どうやら帝国の外に出て魔物に襲われたらしい。


(これは毒を受けてるわね 

しかもこれはデススパイダーの毒ね) 


(治せるのか?)


(これは普通の薬では治せないわ)


(どこにある?)


(帝国近くなら北の山に〈水竜が〉いるわ)


(その牙が薬になるはずよ)


「今から取ってくるから待っててくれ」


「ああ ありがとうございます」


エルゼは急いで大門から出ると北に向かう。


帝国の周辺にはDランク程度の魔物が出るが

今のエルゼの相手になるやつはいない。


襲いかかってくる魔物を全て倒し北の山に

到着する。


「やっと着いた〈水竜〉かどれくらい

つよいのかな」


雑魚との戦闘も何度かあったが

大して疲弊せずに奥まで進む。


(いた あれが〈水竜〉か どれ鑑定眼)


水竜 Aランク

Lv45 竜系 


流石竜だな 結構強い… でも

今の俺なら勝てる!。


かけれるだけスキルを使い

魔力固定化で剣を作り

水竜に向かっていく。


激しい戦闘か続くが

長い戦いの末

倒して牙を手に入れる。


「これでよし 早く戻らないと」


一方『アルクレティア帝国 王の間』


「何? それは事実なのか」


「はい この目でしっかり見ましたので」


中央奥の椅子に座るゼファー・イグナディア

この国の王である彼に話しかけるのは

アイヴィー・ソルヴェイルである。


「信じられん まさかエルゼか裏切った?」


「間違いありません きっとこのままなら

ゼファー様を殺しに来ますよ?」


「… マキシムを呼べ」


しばらくして入ってくる男

帝国騎士副団長マキシム・レフィヴォール。


入るなり敬礼し跪く。


「マキシムよ エルゼが裏切ったそうだ

お前の部隊で追って殺せ…」


「陛下? しかし…」


「よい もう必要ない」


「はっ」


場所は戻りエルゼは帝国へ

戻り牙を薬で薬を作ってもらい

先程の住民に渡していた。


「ありがとうございます…」


(さて琴音を探さないとな 何処にいるんだろう)


などと考えていると…


大勢の騎士がやってきて囲まれるエルゼ。


(何だろう)


「見つけたぞ エルゼ・リリーコーラル」


「国家反逆罪でお前を始末する」


(お前なんかしたの?)


(……)


(お前の味方じゃないのか?)


(悪いな こんな所で捕まるわけには

いかないんだ)


戦う決意を決めたエルゼ ゆっくりと剣を抜く。


戦いは一瞬だった 一応勇者なので

並の騎士に勝てるはずもなかったのだ。


「はぁはぁ 流石です」


「もうやめろ これ以上は命にかかわるぞ」


「しかたありません」


と言うと何やら瓶を取り出し それを飲み干す。


グビグビ…

飲み干した瞬間――


バキィッ!!


鎧が内側から弾け飛び

マキシムの身体が膨張する。


黒い血管が皮膚に浮かび 皮膚が変色し

人間とは思えない瘴気が溢れ出した。


姿が変わる 異形の姿へと。


その瘴気 その姿 その気配―

忘れるはずがなかった。


「これは… おれはこれを知ってる」


鑑定眼発動!


ビックノードデス Aランク

Lv60 アクマ系


(これは ヴァル…あなた)


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