↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エデン~鳥籠編~  作者: 不知火美月
PR
50/84

飛行訓練7

「凄いぞトト!」


さっきよりも高い高度まできた時、羽搏きをやめて大きく翼を広げ緩やかな旋回を始めた。


「凄い!凄いぞトト!!俺、間違ってた。俺だけじゃここまで来れなかった。トトのおかげだ、ありがとう。」


言葉が分からなかったからか、トトは何の反応も示さなかった。


ただ、真っ直ぐに前を見ていた。


何処までも何処までも続く大地と空。


それはとても美しくて、自分の事とか、鳥籠の事とか、憎しみや復讐の事なんかで頭が一杯だった筈の俺はその時、消えていた。


「ありがとう。ありがとうトト。」


明るく美しい世界がグニャリと曲がった。


すぐに手で拭おうとすると、


「キュイ!」


トトは一声鳴いて翼をたたむと、地面へ一気に急降下した。


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


「キューーーーーイ!!」


涙の雫だけ置いて俺達はピンクの絨毯にダイブした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。