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飛行訓練6
気づくと俺は地面に寝転がっていた。
まさか死んだのか!?
飛び上がるようにして立ち上がると、何か重いものが背中にのし掛かってきた!
「キュ〜イ!キュ〜イ!」
トト?そうか、トトが受け止めてくれたのか。
ん?
足に何かが当たって下を見ると、俺の周囲一面が薄桃色になっている。
「トトがしたのか?」
「キィ!」
桃林の木は朝トトが全部食べたはず。
「掻き集めてきてくれたのか?」
「キィ!」
そういえば頭痛でうずくまった時、足下に桃林が転がってきた事があったっけ…
今回急に飛び上がったのは俺が悩んでいたのが通じたから?
後ろにいるトトと向き合うと顔に頭を擦り寄せてくる。
「そうか…ゴメンな。トトが出来ないんじゃないんだ。俺が出来ないからダメなんだよ。トトは何も心配しなくていいからな。」
「キュイ?」
「ん?」
トトは擦り寄るのをやめて、茂みの中へ入って行った。
出てくると、一本の頑丈なツタを咥えている。
それを徐ろに俺に渡してきた。
「キィ!」
「ん?乗れって言うのか?」
ツタを持ってトトの背中に乗ると、
ガブリッ!
トトはツタの丁度真ん中辺りを咥えると、そのまま翼を広げ、飛び上がった。
驚いたが、ツタが手綱のような働きをしてさっきよりもバランスが取りやすい!
俺の重心が安定しているからか、トトも飛びやすいようだ。




