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滞在拠点4
それはあっという間に立派な木となり、甘い香りを周囲に撒き散らしながら、大きな花をいくつも咲かせた。
「ん?この香り何処かで」
「ジュルリ…」
花は萎み、丸く熟した果実が山のように実った。
「あれはあの時の!!」
「キィーーーーー!!」
耳障りな音を立てながら勢いよく気に飛びつくトト。
いけない!このままじゃ全部食べ尽くされる!!
「トト!!待て!ストーップ!!」
全く聞く耳を持たない。
仕方ない!
果実を何個かちぎり取ってはシェルターまで持っていき、蓄える事ができた。
「ふー、よし!これくらいあれば当分保つかな。」
バキン!!!!
さっきまで立派に立っていた木は無惨な姿へと変貌していた。
「トト!」
「キュイ?」
「どうするんだよ、木を倒したらもう実らないんだぞ。」
「キュイ?」




