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孤独なワイバーン3
後方3メートル程で木の根元まで行ける。少しでも隙間があれば逃げ込める!
グゥーー!シャーー!グゥーー!
ワイバーンを見据えながら、ゆっくり立ち上がった。
位置について…
奴の荒い息遣いを見ながら頭を空にする。
用意…
恐怖はない、ただ走るだけだ。
ドン!!
走り出すと同時に大きな鳴き声が響きたり、重たい足音と土をすり潰す音が背中から聞こえる。
音はどんどん大きくなり見えない圧へと変わる。
それは不安と恐怖を誘発してみるみる膨れ上がり俺を飲み込もうとしてくる。
今どれくらい追い付いてきた?
見たい!!確認したい!!振り向きたい!!
胸の辺りから込み上げてくる何かを喉の奥へとぐっと飲み込んで、目の前の根の隙間目掛けて飛び込んだ。
飛び込んだ隙間は運良くも奥ばった形状をしており、ワイバーンの鉤爪も届くことはなかった。




