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エデン~鳥籠編~  作者: 不知火美月
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北寄りの中央の森2

俺の呪いが神様に通じたか?いや、無信仰者の俺が都合のいい時だけ神にすがるなんて図々しいにも程が


視界の隅に何か写った気がした。目を凝らすと2メートル程先に黄色く光るモノが見える。


脚をひきづって近寄るとそれは小さな白い花をつけた草だった。見た目は単なる雑草だが縁取るようにして全体から光を放っている。


どうせこのケガだ警戒するだけ無駄だろう。


光る草に手を伸ばし掴み取ると掌にすっぽり収まるくらいの一枚の葉になった。


一体何が起こったんだ!?


明らかに形が変わっているし、シュガーの時と同様葉の上に〈薬草〉の文字が浮かんでいる。


文字通りこれが〈薬草〉ならこのケガを治せるのか?


そんな馬鹿な…


だが他に選択の余地は無い…


「もうこの際一か八か!生きるか死ぬかだ!!」


地面に座り込み、光る葉を見据えると葉をぐっと口の中へ押し込み、ゴクッと胃へ落とし込んだ。


すると身体中が一気に発熱し始めた。


「マジかよ!これ毒草だったのか!?ヤバイぞどんどん体温が上がってる。」


「このまま、また死ぬのか俺は…」


コトッ。


「ん?」


右尻辺りに何が転がった音がして見ると先の尖った石が転がっていた。よく見ると尖った先には血が付いている。


「まさか!?」


急いで右膝を確認するとさっきまで刺さっていた石は無く、それどころか傷跡1つ確認する事が出来なかった。


「こんな事って!」



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