第九話 新しい伝達者
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こちらは、外伝となっております。
気になる方は、本編の『菊理姫様!お導きを!』〜アラフォー領主ですが、引退したいので伝説の姫巫女を育てます〜もご覧になってください。
次に来たのがステイツパークだ。
少し、おしゃれしている櫻子がスマホをいじってる。
誰かと待ち合わせしてるようだ。
「あのぉ、伊達櫻子さんですか?」二十代前半のイケメンが櫻子に話しかけてきた。
うちは、ときめいた。
透明感のある肌。整った眉毛。黒目ガチの目に鼻筋の通った丸顔。
口元の黒子がセクシーだ。
ヒロと真逆の超絶イケメンだ。
ヒロも不細工じゃないが、男男しすぎてる。
着ている服も白のTシャツに少しダボっとしたパンツ。
シンプルだけど素材がいいのでめっちゃオシャレに見える。
櫻子とはどんな関係やろ?
「貴方が帝都から来た。伊吹真君?」
「ハイ!帝都から派遣された伝達者の伊吹真です!警ら伝達者です!」そう言うと敬礼をした。
警察官なのだろうか?
「そう。じゃ、簡単に神辺の町を案内するからついてきて。」櫻子が歩き出す。
「櫻子先輩♪あ!下の名前でいいですか?僕、あのタワーから一度、街を見て位置を確認してから街を回りたいっす。」伊吹が指差した方にはタワーがあった。
シンボルの神辺タワーだ。
櫻子はチラリとそちらを見たら。
「いいけど。」と一言いう。
こんなイケメンと一緒でなぜときめかないのだ!
櫻子!そこをどけ!
2人を追いかける。
タワーに登り、街を見下ろしてる。
屋上デッキは風が強い。
櫻子は髪の毛を押さえながら、ラビリンスとダンジョンの方角。結界の要になる社を教えていた。
「風強いっすね〜」と言いながら伊吹が髪をかきあげる。
オールバックもかっこいい!
しかし、伊吹はすぐに髪を下ろしてしまった。
次に北京町で茜茜を紹介する。
茜茜も目がハートになってる。
そこて、中華を食べた後に車に乗って七甲山までドライブ。
メリーさんの館まで来た。
伊吹にメリーさんも紹介する。
メリーさんの反応は薄い。
そして、七甲山のガーデンテラスに来てる。
デートだ!
これは、もはやデートだ!
櫻子の反応は薄いが、伊吹がついでだから寄りません?って言いながらうまくデートコースを回ってる。
車もヒロのボロボロの軽自動車と違い。
かっこいいコンパクトカーだ。
ヒロに勝ち目がない。
『何をそんな浮かれておる。』白馬が呆れたように話す。
「白馬様!わしは、これほど楽しい物を見たのは、はじめてじゃ!」うちがウキウキで話す。
『浮かれ取らんとよく見よ。』はぁ、とため息混じりに白馬が言う。
「櫻子先輩〜♪」伊吹が2人分のコーヒーを持って走って来る。
しかし、少し躓きコーヒーをこぼしてしまう。
「大丈夫?」と言い。サッとウェットティッシュを出す櫻子。
「火傷してない?シャツ、シミになっちゃうね。」ウェットティッシュで伊吹のシャツをトントンしてあげる櫻子。
「僕、神辺に配置されて良かったです。こんな綺麗で優しい先輩と一緒に仕事できるんですもん♪」伊吹がサラッとキザな事を言う。
だが、嫌味がない。
櫻子はコーヒーを飲んで無反応だ。
「私の他に田中大夢と言う者もいる。そちらの者とはもう会ったと聞いているが。」櫻子は事務的な話しかしない。
だから、そこを変われ!
「田中先輩っすよね〜。元自衛官なんすよね?初日にしごかれました。」そう話してテヘッとする。
イケメンだから許される。
「そう、挨拶はすんでるのね。後は、兜山のダンジョンだけど住宅地の近くにあるから後から確認してちょうだい。私は、タクシーで帰るわ。」そう言って席を立とうとする。
「待ってくださいよ!櫻子先輩!」伊吹が引き止める。
「女性を一人で帰らせられませんよ。もう少し、仕事の話聞かせてください。」伊吹が真剣な顔で見る。
櫻子がまた席に座りなおす。
「そう言えば、結界って全部の社が重要なんですか?」伊吹が質問する。
「いや、一番の要は育田の社かな。神辺の大地の魔素が集まってるから。」櫻子が答える。
その後、櫻子は仕事以外の話は濁していたが、学校の仕事に関しは顔を輝かせて話た。
それを伊吹がニコニコして見ている。
結局櫻子達はガーデンテラスで夕飯まで食べて帰った。
伊吹の車で送られる櫻子。
車のドアを開けて櫻子をエスコートする。
伊吹は玄関の先まで櫻子を送る。
「今日は、楽しかったっす。」犬のように屈託なく笑う伊吹。
「そう。神辺にはなれそう?田舎やから不便かもしれないけどこれからよろしくね。」
自宅の門をくぐり、アプローチを歩く2人はお似合いだ。
不意に櫻子が、蹌踉ける。
「危ない!」サッと伊吹が手を掴む。
「ありがとう。」
「あの!櫻子先輩!また、一緒に町を案内してくれますか?」真剣な目で伊吹が言う。
「仕事で必要ならね。じゃ、おやすみなさい。」そう言って櫻子が家の中に入った。
玄関を開けるとヒロが仁王立ちしていた。
「家の前でイチャイチャしてよろしいですなぁ。」明らかに不機嫌だ。
「仕事だよ。」櫻子が冷めた目でみる。
「そうは、見えませんが?」
「?」櫻子が訳が分からず小首を傾げる。
ロッキーがやって来て。
「ヒロは、嫉妬しているんでしゅ。」
「ちゃうし!」そう言いながらどかどかとリビングへと入っていった。




