第五話 誰も管理しない世界
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こちらは、外伝となっております。
気になる方は、本編の『菊理姫様!お導きを!』〜アラフォー領主ですが、引退したいので伝説の姫巫女を育てます〜もご覧になってください。
また、景色がぐにゃりとして絵の具を溶かした様な世界に入る。
「のう白馬?其方は、わしに何を見させたいのじゃ?」疑問に思い聞いてみる。
『私は、其方が見たいもの見たい時を見せている。今、見ているのは、其方が見たいものだ。』白馬がぽくぽくと歩きながら説明する。
確かに、うちは、昔の櫻子とヒロを見たいと思ったが‥。
次に連れてこられたのは、メリーさんの館だ。
「最近、妖や魔物が捕えられているのは、本当なん?」櫻子がメリーさんに話している。
「本当みたいですわ。私は、ここから出られませんので、山男が探ってますが、何やら怪しい集団が妖怪を中心に捕えていましたわ。」メリーさんが紅茶を飲みながら話す。
「内宮の者か‥。外宮の者か‥。」櫻子が考えてる。
「管轄外やん。古都に応援要請して終わりにしようや。」ヒロがつまらなそうに話す。
「もう、やてる。」櫻子がイライラしながら話す。
「じゃ、応援来るまでそのままにしとき。」
「それまでに被害出たらどうするんよ!」
ヒロと櫻子の口論が激しくなる!
「やめなさい!」バシッ!とメリーさんが扇子を閉じる。
「でも、どうにかしないと‥。」櫻子が下を向く。
「私考えましたの。ヴィクターとも話しましたわ。アンデットを少し間引きしてドロップ品を売って神辺の自衛費にしませんこと?」メリーさんが提案する。
「でも、それって同族殺しにならないの?」櫻子が小首をかしげる。
「なりませんわ。むしろ、誰も間引く者がいなくて今にも溢れ出しそうなのですわ。」
「え!30年前の大震災でも溢れ出したよね?あれからもなんもしてないの?」櫻子が驚愕する。
「誰も何もしていませんわ!」メリーさんがキッと睨む。
頭を抱える櫻子とヒロ。
よほど、管理の手を抜いているようだ。
「100年前の法律のままなのが痛い…。チェック体制もないのも痛い…。」櫻子が頭を抱えた。
「後は、内宮の者には、外宮がどうなっても知らんって者も多いからなぁ。俺はここの生まれやから人事じゃないけど。」
櫻子とヒロがため息をついた。
「そうと決まれば、間引いてくださらない?」メリーさんが二人に促す。
2人はゆっくりと立ち上がるとメリーさんの館に入って行った。
その後は、アンデットの悲鳴が聞こえた。
しばらくするとアンデットから出たドロップ品を抱えた二人が戻ってきた。
「これで、少しは経費の足しになるかな?」櫻子が話す。
「税金とかどないする?あと、これ副職にならへんか?」ヒロが心配している。
「ちょっと古都にいる三条さんに聞いてみるわ。あの人、会社経営しながら伝達者しているから。」
「もう、警察とかじゃなくても伝達者なれるんや。」
「あんたやって、整備士やろ。」
「俺は、元自衛官や!」
そんな二人の会話が溶け出し。
また、マーブル状の世界に入った。




