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『菊理姫様!お導きを!』〜英雄の誕生〜  作者: ぽんぬ
第一章

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第十二話 晩餐

毎日18時更新

こちらは、外伝となっております。


気になる方は、本編の『菊理姫様!お導きを!』〜アラフォー領主ですが、引退したいので伝説の姫巫女を育てます〜もご覧になってください。

※下ネタ入ります。苦手な人は飛ばしてください。


ドレスを着た櫻子が見えた。


床は、淡い色のカーペットで豪華な調度品が置かれている。


どこかのホテルのラウンジであろうか?


隣には、正装をした伊吹が櫻子をエスコートしている。


「伊吹君。こないだの手柄の報酬がこんなおばさんとのディナーでいいの?」櫻子が伊吹に聞く。


「もちろんっすよ!夢だったんです!好きな人をこうやってディナーに誘うのが♩」


二人は、ベルボーイに招かれて、エレベーターに乗る。


最上階まで行くとボーイがやって来て。


「ご予約されていた伊吹様ですね。」と確認する。


伊吹は完璧なエスコートで櫻子をリードしている。


だから、櫻子!そこをどけ!


シャンパンで乾杯する二人。


大人のデートでうちはウキウキする。


そんな、様子を見た白馬様がため息をつく。


「僕は、運転があるのでノンアルで失礼しますね。」伊吹がニコニコと笑う。


「私、一人だけ申し訳ないわ。」


「じゃ、今晩このホテルに泊まって行きます?」イタズラっぽくそして獲物を見るような目で伊吹が櫻子を見る。


そのイケメンっぷりにうちは、悶える。


「今から、ふた部屋は、流石にないんじゃない?」櫻子がシャンパンを飲みながら話す。


ガッガリする伊吹。


だから。そこを変われ!


「櫻子さん。僕!櫻子さんを見ていたら凄く尊敬できるなって」伊吹が話す。


「そう。慕ってくれる後輩がいて嬉しいよ。」櫻子がつまんなそうに食事をしてる。


「その!そう言うんじゃなくて‥。」伊吹が言い淀む。


「田中先輩とは!何もないんすか?」伊吹の目が必死だ。


「一緒に住んでいるんすよね。」


「同居しているけど、今より手当も経費の申請もキツかったから。その時の節約みたいなものよ。私たちは、仕事のパートナーなだけ。」櫻子のカトラリーの動きがとまる。


櫻子の目が節目がちになる。


「じゃ、僕にもチャンスあるんですよね。」伊吹が身を乗り出して話す。


『少し、時を早めるぞ』

大人のデートを覗き見していたら白馬に強制終了を喰らった。


自宅のリビングに移る。


帰ってきた櫻子がピアスやネックレスをはずしている。


「イケメンとのディナーは楽しかったですか?」そこに不貞腐れたヒロがやってくる。


「多分、本命の前の下見よ。」櫻子がつまんなそうに言う。


「でも、デートはデートやん!」ヒロが拗ねてる。


トコトコとロッキーがやってくる。


「大夢!安心するでしゅ!新人に口説かれても櫻子の心は動かなかったでしゅ!」


「ロッキー口説かれてなんてないわ!」櫻子が否定する。


「そうでしゅか?ロッキーには、口説いているように見えたでしゅ!」


「先輩として慕われてるだけよ。」櫻子が衝立の陰でドレスを脱ぐ。


「あぁ、気疲れする。高級な所嫌いなのよね。」コップにお茶を注ぐとリビングのソファーに腰を下ろして寛ぐ櫻子。


「大夢!大夢!オスの方から今夜、ホテルに泊まらないかは、口説いているよな。」ロッキーがヒロに確認する。


ヒロの顔が真顔になる。


「櫻。それ、ホンマか?」


「お酒飲めないから泊まりたいね。って言ってたけど。明日、私、終業式やし面倒だなぁとーー。」そこで、ヒロが櫻子の腕を掴む。


「それ、ホンマなん?」


ヒロが櫻子の両腕を掴む。

力では負けるのかモゴモゴと櫻子が抵抗する。


「ヒロ。痛いよ。言われたけど。なんもーー。」


「俺‥。ずっと我慢しとった。」


櫻子が驚いてヒロの顔を見る。

二人の顔が近い。


「新人やから」


「仕事やから」


「でも、ぽって出てきたアイツには櫻を渡したくない。」


そこで、ヒロが無理やり櫻子の唇を奪う。


櫻子も驚いているが、体の力が抜ける。


今までで一番深い接吻にうちはドキドキする。


「櫻。」


「‥何?」


「俺、もう無理や。」


ヒロの手が櫻子の服の中に入っていく。


うちは、顔から火が出るほど恥ずかしくなる。


「はっ白馬様!スッキプじゃ!」


『なんだ?こう言うのが見たかったんじゃないか?』白馬が飄々と話す。


「これは、刺激が強いのだ!」


櫻子の服がはだけていく。


櫻子の首筋や胸などにヒロが齧り付いている。


ロッキーはどこかに行った。


「あかんって!ゴムないやん!」櫻子が言う。


「ある。櫻と使おうと思って」ヒロがそう言うとTシャツを脱いだ。


「わーーーーーー!白馬様!早く!早くスキップなのじゃぁぁ!」うちは、手綱をブンブンふる。


『そんなに手綱を振るな。』


景色が遠のき。マーブル状の世界に来た。


うちはホッとした。あんなの見たらもう二人の顔が見れない。


ぽくぽくとカラフルな世界を進んだ。

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