望まれぬ復活
「ふっかーつ!!」
「きゅうくつだったわ……いごこちはよかったけれどね」
「……またあえてうれしいです」
「まおうのこくいんがついてる……やかなきゃ」
あれ?なんかおかしくね?
「なによ?かおになんかついてるっていうの」
何か付いてるっていうか、縮んだ?プリキ◯アのマスコットよりも一回りくらい小さくなったくらいか
「「「「あれ?」」」」
「速度優先でやったから仕方ないでしょ……これでも頑張ったのよ?」
過程を誇るんじゃねえ、それは結果がついてきて初めて許されることだ。だが、今回に限ってはグッジョブと言っておこう
「ぱんどらー!ちぢんでるー、おもしろーい!!」
「えええええ!?なんでこんなことに!?」
「……ちっちゃくなってもきらわれないかな……」
「これじゃあ……焼けない……」
これなら鬱陶しさも半減だろう。
「あ、あの聖者様?」
ああ、そういやこいつらとは会ったことなかったな
「精霊……ではなさそうですね」
ガラシャも知らんだろそりゃ、こんなんがポコポコ居てたまるか
「ああ、この方達は「ひれふしなさいにんげん!!わたしたちはさいていしゃ、あなたたちがほんらいならみることもかなわないそんざいよ」
水ってこんなに横暴だったっけ、無性に握りこみたくなるな。
「いけませんよ、そんな風に言っては。この地にある命あるものは等しく主の子なのですから」おうコラマスコット風情が生意気言うじゃねえか、ああん?
「わかったわよ……わがなはわつみ。おおいなるみずのわざわいをつかさどるもの。はこぶねはとうにくさりおちた、つぎはないものとおもえ」
「わがなはじーぼ。おおいなるちのいかりをつかさどるもの。かんようなるははのじひはもうない。はんえいのときはわずかだとこころせよ」
「わがなはれん。おおいなるかぜのさけびをつかさどるもの。すべてはかぜのなかにかえる。うけいれよそれがさだめというものだ」
「わがなはぽう。おおいなるひのなげきをつかさどりしもの。つみはせいなるひによってきよめられる。はいのなかからのせいたんをきたいするのはかってだが、あがくことはむだだ」
え?なに?
謎のシリアスぶち込んできたのこの子ら
「あれはなんというか。あの子達の伝統というか、ああ言うようになってるのよ」
「ま、決まり文句ってやつにゃ。いつでも畏怖を集めるように警告してるのにゃ」
そうなのか……?そのわりには警告よりも処刑宣告に近いような
「まさか……本当に……?」
「この世の終わりを与える役目を持つとされる裁定者様……」
スッゲー、聖女が顔真っ青にしてんの初めて見た。
「そんな顔されるのも久しぶりね……人と関わること自体が少ないから」
「そんなことはどーでもいいよ!ねえねえ、もくてきちのほうこうはわかる?」
唐突だな風
「ええ、聖堂はあちらの方向ですが……」
「よーしわかったー!!」
待て、またフライトする気か!?
「まってくだ「いっけー!!」ふわっ
あ、涼しい
「待たなくてもいいですねこれなら」
「おっかしいなー、これならさんにんくらいひとっとびなのに」
弱体化していることに気づけ
「なら私が運びましょう、この世界に何がどこにあるかくらいは分かっています」
もしかしてワープ的な?
「こちらとあちらをつなげます……」
うわわ空間が歪んでる、抽象画みたいになってる
「時空連結……完了。これですぐに聖堂とやらに行けます」
何お前、超便利じゃん!!
「空間操作なんて……そんなこと……」
驚いて言葉が続かないか、俺もびっくりした
「そんなこと……」
「「騎士団長くらいしかできないのに……」」
は?
空間操作を騎士団長がやれるわけないだろ?一体それは何ベイン流剣術なんだ。
「待ってください、急速に接近してくるものが……あれは……剣?」
剣がねじれた空間から飛び出てきた!?と思ったらいきなり剣のところに男がいる!?何が起こっているかさっぱりなんだが
「なんだよ……侵入者かと思ったら聖女どもかよ。変な入りかたすんじゃねえ。斬っちまうところだったろうが」
白銀の全身鎧の奥から声が聞こえてくる。
「うそ……でしょ。なんであんたが生きてんのよ!?」
クリアうるさい
「んん?小うるさいのがいるように見えるな」
ほらー、気を引いちゃったじゃないか。どうすんだこれ。
「だって……だってあいつは……聖者テロされて聖性を捨てたはずよ!!」
「昔の話だ。今は訳あって聖堂騎士団長をやってるのさ」
「クリア、あの方は誰なのですか?」
「そりゃ知らないでしょうけど、あいつは剣士でありながら聖者になった異常者でそれをよしとせずに聖性を自分で捨て去ったアホよ」
なんだそれ
「先先代の勇者として第四、第五魔王を撃破した方です」
おいおい、あんなの二体も殺したってのか。冗談じゃねえ……やばすぎるだろ
「そんなに持ち上げるなよ、調子に乗った俺は強いぜ〜」
おっさん臭さしかねえが
「んー、まああれだ。とりあえずそこのお化けは俺と一緒に来い」
お化けって俺?
「いいから来いっつの」
いつのまにか俺の腕握ってやがる、力強すぎだろ抵抗もできやしねえ
「さあさあ聖堂へごあんなーい」
ちなみに騎士団長に殺された魔王
第四魔王
ガグ・イウララ サハギンの魔王
四法 液体支配 (状態変化も含む)
第五魔王
ハエムク 呪樹の魔王
五法 土地との一体化




