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絶欲モンスター  作者: ジラフ
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受難の意味



『受難の求道者への進化を開始します』


ガチャン!


あれ?拘束具が外れた?


『身体の最適化を進行』バキッ☆


あれれー?おっかしいぞー?腕が変な方向に曲がってるなー


ゴキッ☆


今度は足かよ


メキッ☆


首はダメだろ!?


痛みはねえけどなんかやだなぁ


『最適化完了。再度拘束』ギュッ☆


やっぱりまた締められんのかよ


でも……なんか違和感が……ああ、顔が出てんのか


んん!?


顔が出てる!?


つまりは口が使える!?やったー!!


『食べるものは口に入った瞬間に塵に水は砂になります』


アステカの呪いかよ!?ふざけんな!?


『進化に伴ってスキルを習得します』


万物魅了(エロス)

有機無機を問わずに好感度を上げやすくなる

ただし、好意を増幅するためにひとかけらの好意を持たれなければならず。対面して認識されることが必要


【誘引(試練)】

自らの戒めを破るものの方から寄ってくる


【求道】

誘惑を乗り越えや誓いを守ることで自らの存在を格上げする


【神の枷】

戦闘力の向上を全て無効にし聖性の上昇に変換する



おいいいいいいいいい!!?


いくらかマシになるどころか……ハードモードが過ぎるぞ!?戦闘力の変換とか何考えてんだよ!?


『進化終了。肉体を返却します』


※※※


「はっ!?」

まずい事になった


このままじゃなんとか森に戻って考えることをやめる生活計画が……


「……というわけなの。分かってもらえた?」


何も分かんねえよ!?俺、話聞いてねえもん!!


それどころじゃなかったわ!!


「それじゃあ、私たちは一旦帰るわ」


「はい。また会えるのを楽しみにしています」

二度と会うか!


徒歩で帰んのかよ、もっとこう風とかといっしょに自然に溶け込むように去れよ!つまんな!


勘弁してくれよ……俺は平穏に過ごすんだ


「あのう……」


「ひゃっ!?」

変な声出た!びっくりさせんな土属性!!


「い、いかがしました?」

つまんねえ用事だったら覚悟しろよ?


「えへへ、もう一回お礼を言いたくて残ってみました」


ほう、それは殊勝な心がけだ。でもそういうのいいから帰れ


お前がいるだけで心の平穏が乱れる


「本当にもうダメだと思っていたんです…どんどん悪化していくばかりで、あの何か私に出来ることがあれば言ってください。あなたの為ならなんでもしてみせます」


おうおう、上目遣いで目を潤ませやがって。だが残念だったなお前の容姿は俺の性癖には合致しないから効かん!!


褐色白髪のロリなんてストライクゾーンからは大きく外れているのだ……そのはずだ……そのはずだが……なんで俺はこいつから目が離せないだろうか


心なしか性欲爆発状態になりつつある。なぜだ!?


『性癖など問題としません、欲情対象の区別は取り外されています』

くそがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!


俺の性癖を返せ!!


俺はロリコンじゃないロリコンじゃなあああい!!


鎮まれ俺のリビドー!!


「なんでも……いいんですよ……?」


やめろってええええええええええええええええ!!


屁でもない誘惑のはずなのになぜだああああああああああああああああ!!!


一刻も早く対処しなければ……


「では……」


「はいっ!」


やけに張り切ってるが悪いな


これ以上お前にいられると俺の精神衛生上非常によろしくない!!


「私とはこれ以上関わらないで下さい」

俺の目の前に二度と姿を見せるな、ホントマジでお願いします


性癖に合わず興奮するのは辛いんです


「え?」


「私は本来貴方のような存在とは関わることはないのです。今回が特別だっただけです。

どうか今日のことは忘れてください」

お前は俺の障害でしかないんだ、いなくなっていただけると非常に助かる


「そん…な」


傷ついた顔で飯が美味い、本当に関わりたくないわ〜


だってあぶねえもん


「……せ、せめて契約でも……!!」


涙ぐむなああああああ!!謎の保護欲が湧いちゃうだろ!!


「いえ、私にはあなたの契約は必要ありません」

胸が裂けそうなんですけど……欲情の次は父性の爆発かよお!?


「ほ、ほんとに……なんでもいいんです……なにかさせてください!!]


「いりません、お願いは既に伝えました」

すみません、ほんとうに去ってください。いい加減心のすり減る音が聞こえてきそう


「そんなぁ……私は……あなたの役に立ちたいだけなのに……!」ダッ!


あ、走って行きやがった。助かったこれで土属性のフラグはもう無いな


後のやつらも多分接触してくるだろうから、そっちもバッキバキに折らねえとな


「へえ、あの子の契約いらないんだ……」


なんで嬉しそうに呟くんだクリア












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