森への帰還
ようやく……ようやく帰って来た……
ここには香ばしい肉もなければ女の質量兵器もない
ひたすら何もないが、瞑想は得意になったからなんとでもなる
最初の森に帰って来たぞー!!
「えー、またここなの、旅しましょうよ?」
「そうだにゃ、暇にゃ」
「私はまだ修行不足なのです」
誰がわざわざ苦行するか!それになんか起こるたびに俺への枷が増えるのは目に見えてんだよ
欲は発散できねえし、体は焼け続けてるしもう嫌だね
「あー!帰って来た!!」
……なんか声がした
「もー、どこ行ってたの!!」
あ、見たことある……焔森人だ
世界を焼き尽くせる要注意人物
「ずっと待ってたんだから、ほらこっちこっち」
腕を引っ張るんじゃねえ!、てか力強くねえ!?
「見て見て!みんな集まってるんだよ」
みんな?
焔森人はお前と親父以外見なかったが?
なんかでっけー切り株を囲む感じで4人くらいいるな
みんな美人だねー
わー、カラフルな髪だことで
見事に5色だわ
肌も白かったり褐色だったりでバラエティに富んでるわ〜
嫌な予感しかしねえぞこれ
『アクア、ガイア、タービュラス、エア、との邂逅を確認提示します』
※※※
水森人
水の神を崇拝し寵愛を受ける種族
世界を沈める【終焉の水】の使用権限を持つ
怒らせてはいけない
危険度SS
大地森人
大地の神を崇拝し寵愛を受ける種族
世界を崩す【終焉の土】の使用権限を持つ
怒らせてはいけない
危険度SS
風森人
風の神を崇拝し寵愛を受ける種族
世界を吹き飛ばす【終焉の風】の使用権限を持つ
怒らせてはいけない
危険度SS
空森人
世界を空に還す【終焉】の使用権限を持つ
絶対に怒らせてはいけない
危険度EX
※※※
予想通りだよ…
逃げ出してもいいですか……
なんでバケモンばっかいるんだよ!?
とうとうEXまで出て来たよ、世界破壊属性持ちすぎじゃない!?
メギドラオ◯どころか世界を何回滅ぼす気だ!?
「あら、珍しいメンツが揃ったわね。エルフの最強氏族が勢揃いじゃない」
でしょうね!?これでまだ上があったら神も殺せそうだよ
「ここに集まった子達はね、あなたに祝福してもらいたいものが有るんだって!」
「は、はあ。分かりました」
絶対に機嫌を損ねてはいけない……ここでミスるとこの世界が終わる……
さすがに世界を道連れに自殺するほど面の皮は厚かねえよ
最初はなんだ……ガイアが来たか……
ん?なんかもじもじしてるが
「あ、あの……これです……」
差し出されたのは拳大の鉱石
黒曜石っぽいけど透けてる……なんだこれ?
「これ……はわたしの……しん…ぞうです」
神像?ああ御神体か
「これを祝福すればよろしいのですか?」
「して……くれるんですか?」
「もちろん」
世界を滅ぼしたくないからな
「ありがとうございます!!」
いきなり声がでかくなったな
「あの、わたしジーボっていいます」
「分かりましたジーボ。それでは始めます。
Омфруиикјбхцџсдѕууотрљадбѓчпѕесдхиоесџвлптрдцнлчоѕрддглллитихцс(我が神よ、偉大なる慈愛の化身よ。あなたの愛をお与えください)」
やっぱ謎言語だな……何言ってるかなんとなくしか分からん
「神代の…言葉……!?」
お、黒曜石になんかこうパアッと光が
色変わったけど……大丈夫かな?
なんか……虹色?
しかも脈打ってる……キモい
「あ、ああ、ありがとうございます……ありがとうございます……!!」
受け取ったら泣き崩れちゃったよ
世界は守られた
あと3回世界を救わなくちゃだけどな
次は誰だ?
「これ、早くして」
アクアか……なんだこれ?水の球体が浮いてる
「これは?」
えらく濁ってるが……
「なんでもいいでしょ!!どうせどうにもできないんだから!!」
できなかったら世界が滅びそうだから、やるしかねえ
「やってみましょう。
ερυιοπλξησαδχβνιυδσβξοιυτσζχψνκοιυδσζζβνκπγψζαρφγβξοθδρθξ(主よ、唯一絶対たる主の力をお貸しください。全ての不浄は地の底へ、塵は塵に灰は灰になるが定め)」
よっしゃあ!!
濁りが取れたぜえ!
その代わりにラメ入ったみたいにキラキラしだしたけど
問題ない……よな?
「うそ……でしょ、こんなことって……」
やってやったよ、世界救ったわ
「つ…よ」
あん?
もっとはっきり言え
「ワツミよ……名前、覚えて…」
えーめんどくさい
こいつらとは二度と関わらんからいいや覚えなくて
あと二人だ、やってやんよ




