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015 スカラベと龍の長の依頼 その4

 スカラベとテスカが死と龍の山脈に舞い戻ると、龍の長が出てきて言った。


 「テスカよ、爆雷鳥の巣に飛んでゆき、無事に戻ってきたお前のことを儂は誇りに思うぞ。して、戦果のほどはどうであったか?」


 「はっ、スカラベと申すこの者、ものの数分で三つの巣を消し飛ばしたことをここで証言いたします。」


 「スカラベ、親鳥の亡骸を見せよ。」


 「これだ。検分してくれ。」


 「者共、直ぐにこれを調べよ。どのようにして殺したか、痕跡があるはずだ。」


 「はっ」 x5


 「スカラベ、検分が終わるまで、どのように爆雷鳥の巣を消し飛ばし親鳥を殺したか、話してくれるな?」


 「わかった。巣の中心に昨日見せたアレを三万発ほど重ねて起動した。親鳥はガス欠になるまで回避を続け、攻撃が止んだ一瞬で首周辺をアレで吹き飛ばした。」


 「ふむ、いわゆる繊細な力技というやつじゃな。定点発動型のスキルでしかできぬが、あれは異様に操作が難しい。だが、再現ができるかもしれぬな。儂も後で挑戦してみたく思う。今回の報酬は弾むぞ。」


 「検分が終わりました。まず間違いなく、首周辺を至近距離で爆破した模様です。」


 「たった今聞いた話とも一致するな。者共、下がって良いぞ。」


 「はっ」x5


 親鳥の亡骸が二つ、寸分違わぬ状態で戻って来た。


 「さて、スカラベ、スキル作成権は幾つ残っておる?」


 「九つは残っている。」


 「では、時空属性というスキルを汝に与えよう。このスキルは九つのスキル作成権を全て食いつぶすが、その分の効果は間違いなくあるのでな。」


 「感謝する。」


 「いろいろ遊んでみよ。それが汝が目指す非刻印魔法に繋がる道故にな。このスキルは特殊での、時空属性だと汝が思う全てが叶う。しかし、時空属性の道理に反したものはコストが重くなる。御主は速度がなくてもうまくスキルを使うことで何でも回避できると聞いた。なら、必要なのは攻撃力じゃろう。御主のアレをいくら重ねたところで儂の鱗を傷つけられまいが、今与えた時空属性スキルなら、かすり傷でもつけうる。だが一つ、注意することがある。ここ死と龍の山脈は神聖な場であることをゆめゆめ忘れるでないぞ。昨日のような狼藉を働いてよいところではない。わかっておるな?」


 「はっ」


 「もし鍛えてほしければN40に来い。儂直々に鍛えてやろう。何も無いところだが、修行には最適だ。」


 「感謝する。」


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 神殿の杭に戻ってステータスを確認する。


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name: スカラベ

レベル: 121

称号: 太陽を創る者

物攻: 131000 物耐: 131000

魔攻: 131000 魔耐: 131000

俊敏: 131000 技量: 131000

生命: 131000 持久: 131000

魔蓄: 131000 魔回: 131000

魔法: 未習得

スキル: インパクトlv700 魔力感覚lv8 サンプルスフィアlv6 スキル刻印lv322 時空属性lv1

杭: 123(神殿、森、クレーター、神殿2、死と龍、爆雷鳥の巣跡)

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 素材をよく見てみる。


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name: 爆雷鳥の首なし死骸

品質: 優

長き時を生きた爆雷鳥の首無し死骸。

その胴体は常に膨大な雷を生み出し続けていた。

故にこれは発雷(極大)、纏雷(極大)、頑強の属性を有する。

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 冒険者ギルドの杭に転移する。


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 「素材の買い取りを頼みたい。」


 と言って親鳥の死骸を二つカウンターの上に置くと、どよめきが場を覆った。


 「締めて6000ゴールドだ。ちょうどこの素材が枯渇しかけていたんだよ。ありがとうよ。」


 「これからも持って行くかもしれんが、よろしく頼む。」


 この日は神殿の杭に転移して11:00にログアウトした。

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