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転生したら、守護霊でした  作者: じ・お。
三章 神祇創生

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星を消す力

雨が収まり、風の勢いが弱くなる。

嵐が去ろうとしていることに気付く。


(お?同やらうまくいったみたいだぞ)

「なら、もうこいつを倒してもいいってことね?」

ヴァルカが声を弾ませる。


(アイシャ嬢ちゃんに安全なところに避難するように伝えられるか?)

俺の提案を素直に聞くヴァルカ。


「伝えたよ。思いっきりやれってさ」

(じゃあ、やっちまおうぜ!)

(うぃ)


炎魔人は、相手と組んでいた手を一瞬脱力させ、巨人の体勢を崩したところで背後に回る。


巨炎蹴:ギガスフレアシュート


炎を纏った足蹴りで、土巨人の腹部を蹴ると、その部分が炭化してぼろぼろと崩れた。


「(よし!)」


俺たちが手ごたえを感じていると、破損した箇所が見る見るうちに修復していく。


(まじか)

「なら火力を上げていくだけよ!」

さらに炎を纏った拳で顔面を砕く。


だが、これもすぐに修復されてしまう。


(きりがないな。。。)

「。。。あんたたち力を貸しな」

ヴァルカに何か考えがあるようだ。


(何をするつもりだ?)

「奴を倒すには、あたしだけの力で部位を破壊してたんじゃだめだ。一気にけりをつける。多分この体ならあれが使える」

普段は召喚者の能力に制限されているが、インフェルノ・ギガスになった今だから使える武器があるらしい。


(わかった。任せる)

(あぃー)

俺ともう一人が了承し、ヴァルカに力を送るように念じる。


ヴァルカが巨人から距離を取り力を掌に集中させた。


バチッ!

バチッ!バチッ!バチッ!


掌に火花が散る。

光が収束する。


土巨人に向けて手をかざし、ヴァルカが吠える。


「星炎・新星《ステラ・ノヴァ》!」


その瞬間あたりが真っ白になった。

星の死に匹敵するエネルギーの奔流が巨人に浴びせかけられる。


一瞬のことで何が起こったかわからない。

視界が戻ると、目の前にいた巨人は跡形もなく消し飛んでいた。


「ふう、なんとかなった」

(。。。おい、今何やった?)

震える声でヴァルカに問い質す。


「ん?ああ、ちっと最大威力の技を出しただけさ。ちゃんと力を絞ったから、この星には影響ないはずだよ」

軽く放ったかのように言うヴァルカ。

その結果、巨人の背後の山がいくつか消し飛んでいた。


(。。。)

まだ何か言いたかったが、言葉が見つからない。


(ふぁぁあああ。ねむ)

魔眼の精霊が力を使ったせいか眠そうな声を上げる。


その声を聞いた後に魔人の体が消えて、俺たちは元に戻っていった。


。。。


突然の閃光の後に巨人が消失したことに、アイン達は度肝を抜かれていた。


「いったい、なにが。。。」

そこに戻ってきた俺。


「白さん、何やったの?」

(俺じゃねぇよ。とにかく障害は排除したんだ。後は婆さん達次第だな)


ミリーはナージャの元に向かった後だった。

未だ、土の兵隊は数を減らしてはいない。

しかし、ナージャももう一度巨人を出すことはできないだろう。


(がんばれよ。ミリー)


俺は、飛び去って行った少女にエールを送った。


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