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「罠か、まぁ、悪くはないがな。。。」


リーダーはあまり乗り気ではないようだ。


なんでも、すでに落とし穴を試したことがあるが、成果が上がらなかったというのだ。

なかなか動物が落ちないうえに、落ちた動物が這い上がって逃げてしまったらしい。


「まぁ、やりたければやってみれば良いさ。だが、人手は裂けないから、一人でやってくれ。

 場所は、畑と山の間の森で頼むぞ。あの辺なら木の実採集のために人が立ち入ることはないからな。」


とりあえず、リーダーから許可を貰えたので、俺はさっそく、指定された森へ向かった。


そこは木々がうっそうと生い茂り、人が入り込んでいる様子はない。


周囲にあるのは杉の木ばかりで木の実もなさそうだ。

ここなら罠を仕掛けても、誤って人がかかることはないだろう。


俺はとりあえず周囲を歩き回り、獣道を探した。

動物は同じルートを繰り返し通る性質があるから、獣道があればそこは繰り返し動物が通る可能性が高い。


「これ、かな?」


それらしい獣道を見つけた。


俺はさっそくその獣道上に落とし穴を作り始めた。

ここからは体力勝負だ。


落とし穴の完成までに3日必要だった。

深さは約1m。幅と奥行きも約1mの超大作だ。


原始的な道具しかないなかで、我ながらよくやったと思う。

比較的土がやわらかくて助かった。


穴の壁面は垂直ではなく斜めにしている。

上に行くほど狭くしているのだ。これなら簡単に脱出できないだろう。


落とし穴の上に細い木の枝と草でで蓋をして、その上にエサを置いた。

エサはとりあえず木の実を使っている。獲物をニオイで誘うように、軽く擦り潰してみた。


これ1つだけで獲物が取れる可能性は低いが、勝率を上げるために罠の数をどんどん増やしていく予定だ。

そうすれば、いずれ捕れるだろう。


「さて、明日からもどんどん作るか。」


適度な満足感を疲労感を得て、俺は帰路についた。


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