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冒険者アイリ  作者: 平野貴久
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アイリ不振がられる

マリアは不振がっています

マリアは不振がっていた。前ならマリアの前の席に必ず座ってグダグダと

文句を言っていた娘が全く近寄ろうとしない

その代わりマサト君とばかりチームを組みほぼ他の人の交流をさけている様な

雰囲気さえ感じる。

仕事を任せれば期日よりかなり早く終わらせてくる。

マサトにしてもそうだ彼の弟子に話しかけられても

かなり距離をおいているのが解る対応をしているのである。

行動は全て二人で行う。朝の空手の鍛錬からはじまり剣の鍛錬

皆が起き出す頃には食事を済ましダンジョンへ行ってしまう

午前中にダンジョンから帰ると二人で部屋へ戻ってしまうのである

マリアが気になって娘の部屋へ行くといつももぬけの殻で会えない

旦那のギルマスに言っても「気のせいだろ」と取り合ってくれない


礼拝堂のテティスも同じ事を考えていた。

マサトが戻ってきたが何の連絡もない。彼を焚きつけてアイリに近づけ

させたのも自分であるが。彼が報告にこないので指示もだせないし

次の手もうてない。結局彼はあちらで何をやってきたのだろう?

強くなったのであれば喜んで報告にくるのだろうし、彼は強くなれなかった

のだろうと諦めていた。

やはりケンジを先にアイリに近づけ強くさせるべきだったと反省をするので

ある。


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