第四十一話 五人の従者 一人目
微エロ描写は難しい!
( ̄◇ ̄;)
第四十一話 五人の従者 一人目
☆オウエン大森林
サトウは五人の奴隷を引き連れ、森と草原の境界を縫うように移動している。
目的は一つ、五人の力量を知る事である。今だ戦闘している所を確認していふないサトウは、森の神殿に潜る前に装備の調整も兼ねて確かめておきたかったのだ。
二キロほど先行した所で一旦停止し、打ち合わせを行う。既に五人はサトウの戦闘能力を嫌と言うほど見ているし、奴隷になる事を認めている所為で驚くほど従順である。そして現在、唯一の姫巫女の守護者であるサトウにはどうしても絶対の忠誠を誓うのは当然の事だと思っているようだ。本来なら奴隷紋すら必要無いが、サトウにはある考えがあり、敢えて奴隷として従える事にした。
そして五人との面談が始まる。
「この先にあるのは三つの群れだ。一つはオーク、一つはグレイウルフ、一つはハーピィだ。それを殲滅する。その時に俺はなるべく手を出さ無いから、取り敢えずやりたい様にやってみてくれ。これは森の神殿に着く明後日まで繰り返すからそのつもりでいてくれ」
五人は緊張した面持ちで頷く。
サトウはニヤリと笑い「よし、では編成を行う」と告げる。そのには普段のふざけた様子は何処にも無い。そして一応は五人とも武に生きる者らしく、サトウの剣技LV3の放つ気魄を感じとっているのだろう、表情が変わっていた。
「ではリスティ、俺と来い。残りは待機だ」
「は、はい! 分かった!」
サトウは先ず、褐色の肌に銀髪の美女を指名した。その体躯は筋肉質で如何にも女戦士と言った雰囲気だ。高い打撃力が売りだろうと推察できる。
「リスティ、得意武器は?」
「はい、盾持ちなら長槍を、遊撃戦なら両手剣か両手斧がありがたい」
如何にも武人然とした通る声は、今までサトウの周りに居なかったタイプだった。この女に背中を任すのも悪くないなとサトウはニヤリと笑う。
「今日は野外戦だからな、両手斧で良いのがある。それを使ってくれ」
そう言ってサトウはルーンアックスを手渡した。それはエルベで手に入れたボルトの装備である。魔力付与されており、ハードヒットのとノックバックを連発出来る優れものである。
「これは…業物だな」
「気に入ったか?」
「ああっ、い、いや、はい。こんな武器を使うのは初めてです」
「敬語を使う暇は無いからな。よし、ではコレでオークの群れを殲滅するぞ。俺が後詰めに入るから、安心して突っ込め。いいか、この程度で遅れをとる奴はこれから一生性奴隷だからな! 腕前を見せてもらうぞ」
「……分かった」
リスティの眼には爛々と闘志が宿っているかの様に強い力を放って来る。
「まあ、腕があったら戦う性奴隷なんだけどね♡」
「!!! わ、わかっている! ひ、姫巫女様と共に、私は生きると誓ったのだからな!」
ドキマギとするその顔は耳まで赤くなっていた。本来リスティは男など歯牙にもかけなかったのだが、眼の前のサトウは違う。自分を圧倒的にくみしける力を備えた逞しいオスの放つ熱に、リスティは当てられたのだ。
♢女戦士リスティ
「見つけた」
「八匹だな」
「一匹オークキャプテンが混じってるからな」
リスティはジッと茂みの中を注視し「確認した」と呟く。
そしてルーンアックスをギュッと握りしめサトウを振り返ると「よく見ておいてくれ、マスター!」と茂みを飛び出し、オークの群れに踊り掛かって行った。サトウからは見えないがその顔には野獣の様な笑みが浮かんでいる。今まで戦争奴隷として辱められ続けた鬱憤を晴らすかのように、リスティはルーンアックスを振りかぶり、オークを両断した。
「ブフォ!…………」
背中から斬り捨てられたオークは、何が起こったかも分からず死んだ。
そして、七匹はリスティを見つけ、それでも意味が理解出来ないのか呆然している。しかしリスティは止まら無い。サトウがリスティに与えた課題は二つ[動きを止めるな][先手を取れ]よってリスティは振り下ろしたルーンアックスをもう一歩踏み込み、となりで立ち尽くしているオークの胴体を跳ね上げる。《ズバァッ!》と血飛沫が舞うのを掻い潜り三匹目を両断すると、今度はノックバックが発動し10m近く吹き飛んで絶命した。
この時ーーサトウは隠密と忍足を発動しリスティの背後に付いている。
そして、ようやくオークが反撃を開始するが、連携の取れてい無いその稚拙な攻めは単にバラけてリスティの的になっただけだった。
ロングソードを振りかぶるオークを物ともせず踏み込んだリスティは、胴体を横薙ぎにして打ち倒し、横から長槍を突かれるのを軽く仰け反る様に躱すと、そのまま身体を廻しルーンアックスを脳天に叩き込む。
それを見たオークキャプテンは残った三人に一斉に掛かる様に命じた様だが、既に四人を斬り捨てられ怯んで躊躇している隙に、逆にリスティが襲い掛かる。
「はあああああっ!」
上段から振り下ろされたルーンアックスを受け止めようとしたメイスを、発動した[ブレイク]が叩き折り、そのまま真っ二つになった。
リスティはギラリとオークキャプテンを睨みつけ、先ず右のオークを一振りで吹き飛ばすと、そのまま反転して左のオークの顔面にルーンアックスを突き込み、ダウンさせる。
そしてーールーンアックスをブルンと振るい、オークキャプテンを挑発した。その眼には妖しい魔力が満ちているかの様にオークキャプテンを誘い出す。
「ブフォオオオッ!」
オークキャプテンはそのロングソードをリスティに叩き込む。
先手を取られたリスティが《ギィンッ!》とルーンアックスでその剣を止める。流石にザコオークとは違う威力だが、リスティには役不足だった。逆に叩き込まれる一撃は遥かにリスティの方が重い。キャプテンオークは数合は打ち合えたがーー発動したハードヒットがロングソードを叩き折り、そのまま両断された。
ドサリと崩れ落ちるオークキャプテンを見下ろし、リスティはサトウを振り返ると「どう!」と言わんばかりに満面の笑顔を魅せている。
「良くやった! 流石だな」
隠密をとき、姿を現したサトウは、しげしげとリスティを眺める。
「な、何? どうしたの?」
「オークの返り血が付いてるな」
言われてみれば確かにその通りだった。八匹も接近戦だけで倒せば仕方ない事ではあるがーー
「どれ、血を洗い流さねば♡」
「えっ⁉︎ ちょ、ちょっと! きゃあああっ!」
そう言ってサトウはリスティを軽々と抱き上げると、そのまま走り出した。
「きゃああっ! へ、平気だってば! このくらい! ちょ、ちょっと! おろしてぇ!」
その手にはまだ血塗れのルーンあっが握られたままだったのだがーーサトウはまるで目に入っていないかのようにリスティを近くの小川まで迷う事なく連れ込んだ。
そう、事前に調べておいたのだ。この時の為に。
そして、リスティをそのまま小川に投げ込んだ!
「きゃあああっ!〈ドボンッ!〉ーーぶはぁっ! な、なにすんのよ!」
「脱げ」
「!!! ……そ、そんな急に…」
しかし、サトウの目はいつの間にか支配者の目になっていた。
「…………」
そしてニコリと笑うと
「リスティ、合格だ。これからもお前は姫巫女 真奈美を護る盾となるだろう。それは死が二人を分かつその時まで終わることが無い。なら、お前も真奈美も同じ運命を分かち合わねばならんだろ? まあ、俺はお前が拒否するならその分真奈美に奉仕して貰うから構わんがな♥︎」
サトウの必ずそうするだろう。この男は決して善人などでは無いのだから。
諦めた様に、リスティはその肢体をサトウに晒す。水の上で血塗れの武具と下揃えを脱ぎ、その身にこびりついたオークの血を洗い流した時、リスティは自分の身体の奥が熱くなっているのを感じていた。
「私、初めてなんだ…そ、その…」
「任せろ! 俺は夜の勇者なんだ!」
「!!!!! は、はい」
サトウに激しく抱き締められ、濃厚なキスを交わした後、リスティは諦めたかのようにその美しく鍛え抜かれた肢体から全ての抵抗を放棄し、目の前の非道な男にその身を任せた。
そして
その数分後ーー森の中に嬌声が響き渡り、それは何と30分近くも続いたと言う。




