淫縁-災いの種
母親のルナの逮捕の件で、街中や近所でも話が持ちきりだった。急ぎ足で神社から去り、自宅のアパートの玄関を開けようとすると、「あれは娘なの?」近所の井戸端会議の声が結月の耳に入った。(ママの事が噂になっているのね・・私はどこに行けば幸せになれるの・・)ベッドにうつ伏せになり枕を濡らした。「ガチャッ」鍵を閉めていたドアが開き、ルナの内縁の夫の徹が立っていた。
「結月!、ルナが逮捕されて、金づるがいなくなった。俺はこれからどうすんだよ!」
「知らないわ!吉田さんとママは、籍も入ってないんだし、関係ないでしょ!」
「母親も逮捕されて、誰がおまえの保護者になるんだよ?フフッ。こうやって2人きりだけになって、よく見たらルナよりも、結月の方が、かわいいかもな(笑)純潔で清らかな結月をパパが、沢山可愛がってやるよ・・」
「血の繋がりも無いし、赤の他人よ。父親面しないで!!」
「父親だろうが何だろうが、男だから教えてやるよ」結月の、両腕を押さえつけ、ブラウスのボタンを引き裂いた。「いつもは、洋服の上からだから分からなかったけど、おっ(笑)俺を楽しませてくれそうだな。妊娠できない体質なんだろ?楽しませろよ」徹の舌が、獣のように乱れ、結月の体に触れようとした瞬間。「ピンポン、ピンポン」インターホンが鳴り、「源星さん!いらっしゃいます?」男の声が玄関の外で響く。徹は舌打ちをして「終わったら楽しませろよ」と結月を睨め付け、部屋のドアを閉めた。鳴り響くインターホンの玄関まで歩きドアを開けた。
「こんにちは。川北警察署の香山です」
「ルナの件でしたら、署で話しましたよ?」
「いや、今日お伺いしたのは落とし物の件です。こちらは、源星結月さんのお宅ですよね?このクリーニングかけてある黒いコートが、神社のベンチに置いてあり、袋の中を確認したら、受取伝票に住所、名前が記載されていたものですから、こちらにお伺いしました。結月さん、ご本人いらっしゃいます?受取サインしてもらいたいのです」
結月は、警察署員の話を耳にし、輝七のコートを神社に置き忘れた事をベッドの上で知った。(あっ・・気が動転して気づかなかった・・)玄関から徹の呼ぶ声が聞こえ、結月は、弾け飛んだブラウスのボタンを片手で覆いながら、受取にサインをした。
「いやぁ、でもこのコート凄いね。7つの星に弓の刺繍だもんな。このコートのラメの刺繍が、暗い外で光ってたんだよ。私が巡回している時に見つけたんだけど、、これから忘れ物には気を付けて下さい」警察官の香山は受取サインを貰い、署へ戻って行った。
「おい(笑)その特攻服みたいなコートは男のか?(笑)おまえはな、男運ないと思うぜ。母親とおまえの彼氏が神社で雄叫び上げて、裸で儀式してたみたいだしな(笑)」
「このコートは、彼氏のじゃないわ。輝七君のコートよ」
「他にも男いるのか?(笑)俺はな、ルナの事情聴取でクタクタで疲れて、心も体も疲弊してんだよ。俺をたっぷり楽しませろよ。母親の罪はおまえが奉仕しろ!」結月に迫る徹。
「やめて!こっちに来ないでっ!アルテミスさんって覚えてる?あなたが無理矢理ホテルの117号室で、純潔を奪おうとした女性よ!私の夢に出てきたの!あなたは何て男なの!」
「アルテミス?あーっ?いたな。黒百合グループの取引先の新入社員。あいつどうなったかな(笑)俺の誘いを断ったから、クビになったらしいけど(笑)純潔なんか守ろうとするから、失うものもあんだよ。今頃は、男に跨がりすぎてんじゃねーの?(笑)元妻の梨花の純潔も奪えなかった・・。梨花に会いたい・・何してんだろう・・。さぁ、結月、記念日にしよ・・」
ピンポーン。「源星さん!川北警察署の香山です。何度もすみません」署員の訪問に壁を蹴飛ばし、玄関を勢いよく開ける徹。
「すみませんねぇ。先ほど、防犯ステッカーを渡すの忘れてたんで、渡しておきますね。近頃、凶悪犯罪や特殊犯罪が横行してますので、是非!蛍光ステッカーをお使いください。星のステッカーだから、どんな場所にも貼れますよ」署員の説明は20分ほど続き・・。結月は、隙を見て逃げ出した。結月の肩からは輝七のコートが、かかっていた。7つの星と弓の刺繍が施されたコートは、結月を守り暖かく包みこんだ。(輝七君、守ってくれてありがとうね。輝七君の匂いがする・・) 輝七のコートが結月を救い、守り包んでいた。
徹は署員からの防犯指導を終え、強くドアを閉めた。(チッ・・。またチャンスを奪われた。純潔が他の男に奪われ前に、早く奪いてぇよ、。邪魔者の母親もいねぇしな)
徹は鬱憤と欲をはらしに繁華街へ繰り出した。ワンカップの酒を片手に、横断歩道で青信号になるのを待った。(こんなとこに、綺麗なお姉さんの店があったんだ・・)店の看板に目を奪われた瞬間・・。キーッッッ。車のブレーキ音が聞こえ・・。「キャアーッ」通行人の叫び声が響いた。
「だ、だ、だいじょうぶですか?」
救急車のサイレンが鳴り、徹は総合病院に運ばれた。赤信号で待っていた徹は、ネオン街の看板に引き寄せられるように、横断歩道を1歩足を前に出し歩いてしまった。左折して来た車にぶつかり転倒し、診断の結果は両足の骨折。全治3か月の診断。徹に怪我をさせた女性が病室に謝罪に訪れた。
「失礼します。お怪我は大丈夫ですか?」
「まあ・・痛むけどね」
「このあとに、私の会社の代表取締役がご挨拶に来ますので、宜しくお願いします」
徹は、自分に怪我を負わせた女性に見とれた。セミロングに色白の儚げな雰囲気の女性。首に光るネックレスがキラッと光った。
「あのさ、あなた何歳?そのネックレス素敵だね。彼氏からのプレゼント?」
「私は18歳の新入社員です。薔薇の花片のネックレスは自分で買いました。彼氏は今までいた事が無いので、彼氏からのプレゼントじゃありません。」
「彼氏がいた事が無いんだ?じゃあエッチとかはまた未経験なんだろ?」
徹は、女性と別れた妻の梨花をリンクさせてしまった。(梨花・・あの時のおまえのようだ・・純粋で笑顔が素敵だった。純粋だったあの頃の梨花に会いたい・・あの頃の梨花に会えなくてもいい、梨花に会いたい・・)
「あの、、本当に申し訳ありませんでした。会社の代表取締役がお詫びに来ますので宜しくお願い致します」女性社員の桜木は深々と頭をさげ、急ぎ足で病院を出た。徹はベッドの上で舌打ちをした。翌日になると、徹の病室は個室に移動になっていた。コンコン。「失礼致します。」ドアをノックする音と共に、白のジャケットに白いフレアスカートを身に纏った女性が入室した。
「この度は、弊社の社員が多大なご迷惑をお掛けしまして申し訳ありません。ラブチャクラ代表取締役の白鳥梨花です。お部屋の方は個室を手配させて頂きました。治療が完治するまでフォローさせて頂きますので、宜しくお願い致します」梨花が頭を下げた。
「白鳥梨花って、黒百合グループのローズウッドで働いていた、梨花だよな?俺だよ、徹だよ!」声が震える徹。2人の間に婚姻歴はあるが長くは持たず1年で離婚。
「えっ、、徹、徹なの?こんな再会あるのね。信じられない。あなたの骨折が完治するまで、いろいろ保障するわ。奥様はお見舞いに来たの?仕事の給料分も保障するから、仕事は何してるのか教えて」
「奥様は見舞いに来ないよ。独身だし、梨花と離婚してから1人だけど、付き合ってる女はいるよ。仕事は警備員だよ。それにしても梨花は相変わらず綺麗だな。梨花は子供いるんだろ?ずっと前に産婦人科前で見かけた」
「私はバツ2だから。子供は娘が2人。ねぇ?消耗品とか欲しいのある?何でも言って」
「梨花が欲しい」
「えっ、、何を言ってるの」
「梨花が欲しい。抱きたい」
「ダメよダメっ・・」
「ラブチャクラって投資されている新規の新しい事業だろ?大事な今の時期に、社員がこんな事故起こして、SNSとかメディアに知れたら大変なイメージダウンだよな。」
「ねぇ、お金でどうにかできない?」
「梨花は金に変えられない。抱きたい」
時計を気にする梨花・・・。
梨花はベッドに上がり、自らブラウスのボタンに手をかけた。徹は梨花の手を払い除け、ブラウスのボタンを外していく。梨花の乳房がブラウスから見え隠れした。梨花が乳房を自ら露わにし、徹のカラダに擦り付けた。
「おい、梨花、、少しは恥じらってくれないか?うつむいたり、照れながら体をよじったり、ダメっとか言ったりな。純潔の女になってくれよ。俺と梨花は交際していた・・それなのに黒百合社長が梨花の純潔を奪・・」
「ねぇ、、早くしてよ。早くセックス」
「梨花、、男だってムード欲しいよ。俺は足を骨折してるから、あんまり動かせないんだ。梨花が恥じらうように、腰をグラインドさせてくれよ。恥じらいながらな」
「私は何十人もの男を相手にしてるから大丈夫よ。さぁ入れるわよ」
「梨花、恥じらいながら「恥ずかしいわ」とか言ってよ。簡単に自分から腰を落とされるも・・」
「やるわよ?いい?」
「おっ・・梨花温かいよ・・徹さん初めてなの優しくしてくれって言ってくれ・・」徹は元妻の梨花に要求した。
「徹さん!優しくして。お願いしますってな、早く言ってくれよ」




