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黒百合の誘引の乱

愛美珠と別れ会社の資金繰りも大変だったが御石神社の縁もあり植樹の仕事が入った。純白の薔薇アルテミスを広大な敷地に植樹。リオンの造園会社では薔薇の品種の純白の薔薇アルテミスを庭園で育成して販売を強化していった。純白の薔薇アルテミスは品性を感じ贈り物やガーデニングやブライダル事業に需要がありリオンの会社を救うかのように業績を伸ばしていった。


「ねぇリオン?純白の薔薇アルテミスって大人気ね…なんでまた純白の薔薇アルテミスを育成し始めたの?他の薔薇の品種でも良くない?そういえば昔働いていたアルテミスさんって結婚したのかな?人妻かな?」事務員のセレネがリオンに聞いた。


「純白の薔薇アルテミスの花言葉は純潔・清らか・幸せを呼ぶんだよ。アルテミスは幸せにならなきゃならない」


「セレネも幸せになりたい。結婚して人妻になりたいよぅ。リオンの手伝いしたいから私も純白の薔薇アルテミスの栽培やる!触らして!」


「触るな!セレネは触らなくて良い!あと俺にも触るな!純白の薔薇アルテミスは俺が育てて愛してやらないとな」


「リオンは純白の薔薇アルテミスに話しかけてるけどアルテミスの事をきっと思い出してるのよね…」


セレネの何かが崩れ始めた…


年月が経過し6月1日にリオンの造園会社は倒産した。純白の薔薇のアルテミスの販売はリオンの会社の業績を伸ばしていったが、ある日の朝に出勤すると会社の庭園で栽培していた純白の薔薇アルテミスが枯らされていたり、花を切られていたりと無残な姿になっていた。「俺のアルテミスに…」


何者かがこの状況をSNSで画像や写真を掲載し「呪いだ」「縁起悪い」「不幸の死花だ」など拡散していった。アルテミスの純白の薔薇はリオンの会社の業績を低迷させた。リオンの造園会社は呪いのスポットとなってしまった。「アルテミスが悪いのよ」とセレネはリオンの会社を退職していった。





6月1日 AM11時。ウィークリーマンションの無機質な部屋。「マイナカードとか運転免許証とかあります?」


アルテミスは運転免許証を提示した。

「名前は有手美朱(アルテミス)さんね?この仕事は初めてかしら?チャット配信は配信されてユーザーの投げ銭やポイントで決まります。代理店の取り分は30%です。出来高制だから頑張って下さい。私の名前はハンドルネームのSeed(シード)って呼んでね。連絡はLINEでやりますので宜しくお願いします」お互いの顔合わせが終わり代理店の女性オーナーのSeed(シード)は自宅へ戻った。コピーした書類を見たSeed(シード)はアルテミスという名前に反応した。「アルテミス…リオンの好きだった相手じゃないわよね…」Seed(シード)は胸騒ぎがした。パソコンの操作やインカムの調整をしてチャット配信を始めた。プロフィール設定をしハンドルネームは☆月星ルーン✴。趣味の話や悩み相談などの話題で配信をしてポイントを稼いでいた。やり甲斐や生き甲斐を感じていた。


翌日の朝。チャットルームに入室してパソコンを立ち上げていたアルテミス。代理店の女代表のSeed(シード)からLINEを受信「アルテミスさん!おはようございます。月星ルーンとしての配信は絶好調ですね!アルテミスさんだったらもっと稼げるのにな…って思うサイトがあるんですよ…やってみません?」


インカムを付けていたアルテミス。タイピングもおぼつかずサイトの設定も分からずにパソコンを操作していた時にチャット画面のカーソルが動き出しテンポ良く設定されていった。「私は何もパソコンに触れていないのに…」スピーディーな遠隔操作に驚いていた。Seed(シード)に遠隔操作で誘導されたサイトは有名な「ラブチャ」というアダルトサイトだった。異変に気付いたアルテミス。「何か画面がアダルトサイトなんですけど…何かの間違いですよね?」とSeedにLINEをした。代理店のSeedから「代理店がサイト側と契約してしまったので契約期間は頑張ってもらいます。アダルトサイトって言っても必ずアダルトな事をするわけじゃありませんよ?お断りする事もできますからね?要求されたら断ればいいだけの事ですから」


「分かりました。やってみます。」代理店Seed(シード)とのLINEが終了してアルテミスはチャットボタンをスタートした。押した瞬間にチャットのお誘いメールを受信した。男性とのチャットやサイトの仕組みは分からなかったがお誘いOkのYESをクリックした。パソコンには男性の顔は写らず声だけだった。「こんにちはカワイイね!お話したいな」男性の言葉に「いいですよ!」他愛もない話が15分。

「話してると楽しいね!ポイントが無くなりそうだからまた今度話そうね」

男性とのチャットは終了した。パソコンが待機画面になりアルテミスの上半身が映し出されユーザーが閲覧できる状態になった。チャット画面にチャットのお誘いメールを受信した。「20分だけでも大丈夫?」アルテミスはOkした。

「上司にノルマの件でパワハラされてメンタルがおかしくなっている。気晴らししたくてさ…洋服脱いで貰えない?」


「ごめんなさい洋服は脱げません。お役に立てないですみません」アルテミスは申し訳なそうに謝った。男性が笑い始めた「本当に良い子なんだね。ただ言っただけだから気にしないで(笑」


「ご飯食べれてます?寝れてますか?家族の方はご一緒ですか?」


「ハハハハッ(笑)奥さんといてチャットなんかしてたら怒られるよ。奥さんとは恋愛して結婚したけど俺が仕事の成績悪くなって給料にも影響出てきたら俺を軽蔑するような眼差し。体調悪い俺を置いて女友達と食事に行ってるし。ありがとうね心配してくれて!!凄く癒やされたよ。また宜しくね」チャットは20分で終了した。終了した途端にアルテミスのスマホにLINEを受信した。

「人の人生相談なんか聞いてないでもっと時間を延長するとかないの?他のチャットレディはガンガン脱いでるわよ?カラダを使えないから頭を使いなさいよ!」Seed(シード)のLINEは長々続いた。「やっぱり以前のサイトで自分らしいエンタテインメントの配信をやりたいと思います」アルテミスがLINEを返した。「稼げないサイトでダラダラやってるならアダルトサイトが1番よ。アルテミスさんって何人の男性経験があるのかしら?」アルテミスは「好きだった人はいます」とLINEした。「好きになった男の数じゃなくて経験した数よ。まぁいいわ。私はね男性経験は沢山あるんだけど婚約者がいるのよ。私は結婚Okなのに彼が自分の不甲斐なさを感じているのよ。リオンとは沢山のセックスをしたわ!リオンは愉しませてくれる女が好きみたい。あらごめんなさいね私の話ばかりしちゃって(笑

アルテミスさん?男は愉しませる女が好きなのよ?」LINEが終了しチャット画面に映し出されたアルテミスの顔には笑顔が無くチャット件数がゼロであった。

「婚約者のリオンって…リオンさんじゃないよね…だってセレネさんと結婚したんじゃないの?一体リオンって…」


アルテミスが帰宅すると両親がケンカしていた。「この置物は何なんだ?」


「その置物は幸せな結婚ができて子宝に恵まれる神木の花の置物よ。アルテミスはお見合いを何件も断っているのよ?あの子は女として生きる事を知らないなら願掛けに頼るしかないのよ!もぅあんな子になるなら産まなきゃ良かったわよ」母親がヒステリックに声をあげる。両親のケンカの原因は自分なんだと感じた。自分は何の為にこの世に誕生したんだろう、自分の前世は何だったんだろうと自分の生に関して深く後悔をした。アルテミスの宝物のSTARTONEもメロディーが鳴ることも無くなりフリマアプリに出品した。


RuRuRu…「はい募集してますけど?かなり自信がある?分かりました。面接するので自宅の代理店までお越しください」Seed(シード)は電話を切り面接の準備をしていた。15分後ピンポンとインターホンが鳴りドアをあけてみると露出の高い服装でドアの前に立っていた。「リビングのソファーへどうぞ」Seed(シード)が座るように言うとソファーに深く座りミニスカから出ている足を組み替え「早く男からお金欲しい」と叫んでいた。鏡台の上の白い袋に書かれたゼラニウムの文字を見て立ち上がり

「あっゼラニウムの種だわ!」Seed(シード)が「花に詳しいのね?」と面接の準備をしながら言った。「私は花には詳しいのよ!こないだまで造園会社で事務員として働いてたの。社長が狂ったかのように純白の薔薇アルテミスを栽培して植樹や販売をしていたわ。売上は伸びていたんだけど月のせいでダメになっちゃったのかも(笑)Seed(シード)は「身分証明書とかあります?確認しますね…名前は月照星来音(ツキショウセレネ)さん?チャットレディの経験はある?アダルトっていっても無理な要求には断れる「ラブチャ」まずはやって見てください。」チャットルームの部屋に案内します。この自宅から2分の所にウィークリマンションがあるんで!そこがチャットルームになります」セレネは立ち上がりながら「なんかこの部屋臭いません?」


「そうかしら?感じないけどね。さぁチャットルームに行きましょう」

チャットレディ代理店の代表・黒百合愛美珠(クロユリアミス)月照星来音(ツキショウセレネ)は徒歩でウィークリマンションのチャットルームに移動した。


「ギーッ」ドアの開く音。「久々の鮮花だ」黒百合が反応し黒百合家の家中に腐臭が漂った。「種を蒔きたい…開発して最上の薔薇を世に出すのだ。昔から本物の純白の薔薇を探しているがまだお目にかかれていない。純潔を意味する純白の薔薇。」腐臭の漂う家に震えた声が響いていた。


ガチャッ。「どうぞチャットルームに入って!お茶や水のペットボトルは冷蔵庫にあるから好きに飲んで!ポイント、給料、チャットのシステムは先ほど話した通りなので!あと持病とかある?もし体調悪くなった時は自分でチャット管理してね。あとさっき話していた勤務先の造園会社の事なんだけどお花を頼むかもしれないから会社名を教えてくれる?」


セレネがキャミソール1枚になりソファーに座った。「星緒造園よ!私の運命の相手がいたのよ。星緒リオン。持病っていうか産婦人科にリオンと一緒に行った事があるの…私とリオンは幼なじみだし、こんなソファーで2人で重なった事もあるのよ。」


「えっ?星緒造園?りおん?」愛美珠は耳を疑い体が硬直した。


「そうよリオンっていうのよ。純白の薔薇アルテミスに狂ったの。純白の薔薇アルテミスは魔性の花よ!私みたいな清楚な花があるのにリオンを惑わす花に私が手を下したのよ。うちの月照家は代々女系一家で拝み屋や占い師などを生業として成り立ってきた一族なの。女系一家だからお婿さんを迎えるんだけど婿さんが間違った愛の方向に行くから導いてるんだけどね。なぜか女の子供が生まれると婿さんは亡くなってしまう運命(笑)御石神社で占師として愛にさまよった者たちを導いてる一族だけど私は普通に事務員として働いてましたけどね」愛美珠はリオンが忘れられないアルテミスというのは有手美朱(アルテミス)の女か月照星来音(ツキショウセレネ)の女か分からなくなり混乱した。「早く退出してもらえません?」セレネがキャミ1枚で愛美珠に言った。愛美珠はチャットルームを出た。セレネはパソコンを立ち上げチャットサイトの「ラブチャ」にアクセスした。舌をペロリと出した写メを画像にアップしプロフィールを設定しチャットがスタートした。チャットの待機画面にセレネが映し出された。セレネのサムネイルには「早くあなたのものにして」と表示されていた。サムネイルを見た男性ユーザーがチャットのお誘いをした「脱いでくれるかな?」セレネは即OKをした。相手の男性の顔はチャット画面に映し出されなかったがセレネは相手が誰かも分からずに自分の上半身の裸体を晒した。チャットは朝方まで続いた。稼いだ金額は2万。「あーもっとお金欲しい。セレネはお金がほしいのよ」乱れた服装でチャットルームを出た。「大丈夫ですか?こんな絶世の美女が大変だ…もしかして愛美珠の代理店のチャットレディさんなのかな?」疲れた顔で「はいそうですけど?誰ですか?」












































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