セレネ✴ツキの喪失-セイナルヨル
車を走らせセレネのアパートの前に着いた。セレネが玄関で手招きして部屋に呼ぶ。「セレネさん真光の池に浮かべてきたよ。これですべてマジナイ=呪いが解けて俺達・・・」セレネはアロンに抱きつき「今からが儀式よ。ツキアゲて運命を呼び込むわ!アロンはツキアゲできる?」セレネはアロンをソファーに座らせた。セレネは「早くアロンと結ばれたかった・・」
「セレネさん・・俺・・」
「セレネって呼んで・・アロンは私のもねよ・・」2人はカタチが原型をとどめない位にカラダを交わらした。お互い声を上げながらソファーの上で果てた。セレネが口に含んだラムレーズンを口移しながら・・・
「今度はベッドの上でしたいな・・」
半開きのセレネの唇が囁いた。
カーテンを開けるとブラッドムーンの赤胴色の月光が不気味にベッドを照らす。月はまるで破裂しそうな位に満々とセレネとアロンを照らし続けた。
「何回でもアロンにツキアゲて欲しい・・アロンは灼熱の太陽のようにセレネを溶かせる?」セレネはアロンの首筋に何度も唇を這わせた。何度もカラダを求め2人はベッドで尽き果てた。暗い部屋に月明かりに照らされての行為。セレネはアロンをエンデューだと思い込ませ欲にツキ果てた。
ベッドでピロートークをしているとセレネにLINEが届いた。ホストのエンデューからのLINEだった・・。
「セレネ今すぐにでも会いたい・・セレネと結婚するには大金が必要なんだ。今・・寝る間を惜しんで働いている。セレネ日曜日に会いたい・・」連絡がつかなかったエンデューからのLINE。セレネはベッドに寝ているアロンを疎ましく感じた。「アロン?セレネのお酒を飲んでね」と溢れるくらいの酒を口移しで飲ませ続けた。アロンは深い眠りについた。「バタンッ」アパートから出て舞い上がる気持ちで車を走らせホストのエンデューの元へ向かった。
「えっ?・・・」セレネは絶句した。
セレネの目に飛び込んできたのはカジュアルな服装のエンデューと白いワンピースを着て赤いヒールを履いた彼女のルナだった。深夜のスーパーからマイバッグを下げて歩いていた。マイバッグからは葱や牛乳などが見えていた。エンデューの美しい顔はルナに向けられている現実を知ったセレネは「エンデューの美しい顔は私だけのものにしたいと涙した。「エンデューは今仕事中ってLINEだったのに女といるって・・カジュアルなエンデュー・・牛乳と葱・・」
セレネはエンデューに日曜日に会う約束のLINEを送信した。エンデューからはスマイルスタンプを受信した。セレネは放心状態で車内で朝を迎えた。
いろんな理性や感情を喪失したセレネはAM7時にリオンに電話した。「おはよぅリオン!今日ねアルテミスさんとアロンさんに御石神社の仕事現場の視察に行ってもらおうとしたんだけど、アロンさんから連絡がきて体調悪くて彼女の家で寝てるみたいなの。悪いけどリオンとアルテミスさんで行ってくれないかな?」リオンは「分かったよ!アロンが行けないなら代理で行くわ」とセレネに伝え電話を切った。




