212話 精霊樹は帰る様です
車で走るの楽しいですね
日曜 昼
家でのんびりしていたら、精霊樹から連絡がきた
どうやら精霊界に帰る様だ
「お世話になりました。『私』は精霊界へ帰ります。志希様達が彼方へいらした時は精一杯の歓迎をさせていただきます」
「気にしないでいいよ?たまに遊びに行くからさ。···ところで、何故に『精霊樹』だけなの?他の精霊達は帰らないの?」
精霊樹の言葉に質問する
「一度彼方に行って、『精霊王』とサシで『お話し』をするので、精霊達はまだ帰らない方が安全なのです」
なるほど。被害を出さない為の配慮ね···
こちらとしては、精霊達が残るのは構わないので、存分に『お話し』すると良いよ···
精霊樹は転移で精霊界へ帰り、精霊達は『バックアップの世界樹』の所に移動して貰った
後は精霊樹からの連絡待ちだ
志希は『今日はもうのんびり過ごす』事にしていた為、『折角だから残っている精霊達と交流する』事にした
「とりあえず、BBQでもしようか?肉·魚·野菜はあるから、精霊達には遠慮しないで食べてもらおうか?」
BBQセット等を取り出して白達と準備をしていく
肉·魚·野菜を仕込み、準備が終わったら、『運動と遊び』で精霊達とBBQを楽しむのであった
うん。皆楽しく交流できました♪
精霊達と話をしていて『何人かはこちらに残る』とも言っていたので、「この世界で自由に生活していい」と告げると、かなりの数の精霊が『追加で残る』と言ってきた
それでも全体の一割にも満たないので、彼方が寂しくなる事もないだろう
それに、いつでも彼方に行けるゲートは作る気なので、安心してほしいね
一方精霊界では···
「どこに行ってたんじゃあ!!ワシをほったらかして!!」
「やかましい!!先にほったらかしにしたのはお前だろうが!?どの面さげていっとんじゃワレェ!!その頭カチ割って脳ミソ入れ換えたろかぁ!?てか、その空っぽの頭に脳ミソ詰め込んだるわボケェ!!さっさとその空の頭を差し出せやぁ!!」
精霊王と精霊樹の喧嘩が勃発していた···
精霊王の一言に精霊樹は何倍も返す
これには精霊王は口喧嘩で勝てるとは思えず、黙ってしまった
「何じゃあ!?威勢がいいのは最初だけかぁ!?そんなんでアタイに勝てる思うたかぁ!?そんな小さかタマで『精霊王』名乗るなぁボケェ!!いっそ『精霊』(球体)からやり直せ!!」
その後も精霊樹の口撃は止まらず、一週間罵られ続けた精霊王は、すっかりしおらしくなってしまった
「なんじゃ···あんなに言わんでも良いではないか···ちょっと外に出掛けただけなのに···」
「あぁん!?まだ何か文句あるんか!?言いたい事があるなら言わんかい!!」
呟いたせいで精霊樹の怒りが再燃し、さらに1ヵ月説教されてしまった精霊王だった···
次回『ライバルは手強いぞ』




