207話 マスターキーの性能
ドライブ中だが、朝食を取る事にしました。
牛丼チェーン店『このみ家』で朝食を済ませた後、車に乗ってスペアキーを差し込み、回して全機能を起動させる
「お帰りなさい。志希さん。マスターキーの充電が不十分です。マスターキーを充電して下さい。」
モニターの隣にマスターキーを差し込み、充電させる
「マスターキーを充電中···充電完了まで約1時間です。スペアキーの充電完了まで40分です。」
どうやらスペアキーもこのまま差し込んでおけば充電できているらしい
「充電は車でないとできないの?」
「専用充電器を使用すれば、家庭でも充電可能です。専用充電器を使用しますか?」
「出来れば欲しいな」
「了解。専用充電器を解放。こちらをお持ち下さい」
モニター下が動き、箱形の充電器が出てきた
鍵穴は2つでマスターキーとスペアキーを充電出来る様になっている様だ
裏にはコードが収納されていて、コンセントに差し込むプラグもあり、しかもUSBや太陽光発電も可能らしい
色々凄いな···
マスターキーとスペアキーは互いにデータ共有がされていて、データのバックアップもしている
「マスターキーとスペアキーの予備って作成出来るの?」
「可能です。しかし、現在は生産されていません」
(魔法で複製したのがあるけど···どうするか)
「仮にマスターキーとスペアキーの予備があったらどうなるの?」
「互いにリンクします。そして予備も同じになります。その後は『スリープモード』にして保管する事をオススメします。スリープモードでもリンクしてデータ共有は出来るので、万が一マスターキー(スペアキー)を···紛失しても···大···丈夫で···す」
なんか泣きそうな声になってるよ?
「···そうか。とりあえず一旦家に帰ろう。ナビよろしく」
「了解しました。エンジン始動。ナビ開始します。」
車を走らせて家に帰る
途中で知ったが、マスターキーとスペアキーにも音声機能がついていた
どうやら電力が足りなくて機能が停止していたらしい
(そのうち鍵が変形とかしそうだな···)
家に帰り、充電器にマスターキーとスペアキーを差し込んで充電する
その間に白達の朝食兼昼食を作ろう
白達の昼食が終わった頃、マスターキーから「充電が完了しました。」と知らせがきた
マスターキーとスペアキーを抜いて所定の場所にしまい、充電器をこっそり複製する
そして複製したマスターキーとスペアキーを充電器に差し込んで充電をしておく
充電が終わったらリンクさせる予定だ
その前に···マスターキーを取り出して話しかける
「AI。情報登録···『重要度レベルMAX』で頼む」
「了解。レベルMAXで登録します。入力をどうぞ」
「マスターキーとスペアキーを複製した。確認完了次第リンクをしてくれ。以上登録終わり」
「登録完了しました。入力事項を確認中···確認完了。リンク先を確認···確認完了···リンク開始します。···暫くお待ち下さい···」
「警告。リンク中に電力が不足する可能あり。マスターキーとスペアキーを充電、もしくは個々に指定して、順番にリンクを開始して下さい。」
複製した充電器を出してマスターキーとスペアキーを差し込み、充電しながらリンクを続行させる
そして待つ事10分後···
「リンクが完了しました。個別に通常·スリープ·省エネ·停止の設定をお願いします。オススメは通常モードをマスター·スペアで各1本。残りはスリープです」
「そうだね。じゃあ新しくリンクした2本をスリープに設定。最初の2本は通常で」
『了解しました。モード切替···完了』
「No.03·No.04はスリープモードになります」
新しい鍵は充電が終わり次第スリープモードになる様だ
「さて···。今回の犯人に連絡を取りますか···」
そう呟いて志希は携帯を取り出して、ある人に電話をかける···
「もしもし···少しお聞きしたい事があるんですが···?」
次回『犯人はこう申しております』




