175話 迷子の迷子の···
誕生日旅行2日目です
朝 6:00
朝食の準備を済ませ、分身体をホテルの部屋に置いて、家の雑事をする為に転移する。
まずは隣の家の掃除とレモン蜂蜜の撹拌だ。
掃除は掃除機を軽くかけて、後は魔法で浄化する。
『聖』の様子も見て、異常がない事を確認。
一応水を与えておいた。
トイレ·風呂の水を出して異常がないかチェックして、ガスも確認する。
全て確認が終われば、次は自宅に転移だ。
家は隣だが、『旅行に行っている』ので、転移で移動しないといけない···
「そのうち家同士を空間で繋げようかな···『ど●でも○ア』みたいに···」
やるならクローゼットとか?いや、不自然じゃない所がいいな···
お風呂場にしようかな···うちも今じゃ使ってないし···
そんな事を考えつつ、家の中をチェックして行く
自宅は世界樹がいるので安心だが、世界樹が何かするかも知れないので『志希さん失礼では?』···一応見回りしておく。
7:00 ホテルの部屋
一通り点検が終わったので、ホテルに戻って分身体を待機所に転移させ、朝食をテーブルに並べて凛と桜花さんを呼んで一緒に朝食を食べる。
材料は冷蔵庫に入っていたので、好きに使わせてもらった。
事前にそう言われていたし、「朝食は部屋で作る」って言ったら、周りから無言の圧が来たので「控え室の人は一緒に朝食どうです?」と誘う事になった。
それを聞いた皆さんは殺気にも似た雰囲気を出していたが、公平に『くじ引き』で2人選ばれる事になった。
(抽選会の理由がコレって···頭痛いわ)
3人で朝食を食べ、手早く片付けを終えた2人は控え室に戻る。
時計を見ると待ち合わせにはまだ時間がある。
「それならば」と部屋の露天風呂に入る事にした。
今回は新しい『万能薬』(錠剤)を使おう。
こちらの入浴剤の用法用量は、前作の入浴剤と同じとなっております。
1錠の大きさは『正●丸より一回り大きい』くらいで持ち運びも気にならない大きさで、1瓶40錠入りとなっております。
因みに服用しても過剰な効果は発揮されない安心·設計だが、オススメはしない。
1錠服用した効果は『万能薬』(希釈)と変わらないが、『中毒』とまでは言わないが、『頼り過ぎ』は良くないからね。
露天風呂に入り、外の景色を見ながらくつろぐ···
白達も小さな桶に温泉を張り、仲良く入っている。
「あ~···気持ちいい~。景色も昨日の夜とは違うね~。周りに遮蔽物がほぼ無いから、遠くまで見える~」
リラックスしていると、小鳥(文鳥かな?)が飛んで来て、手すりにとまる
調べて(鑑定して)見ると『白文鳥:迷子 人に慣れている 空腹』と出た
どうやら飼い主の家から出て来てしまった様だ。
僕は格納庫から浅い皿を2つ出して片方に魔法で出した餌を出し、もう片方には『雫』に水を張ってもらう。
少し離れた場所に餌と水を置いてあげると、文鳥は少し警戒したが、すぐに餌を食べ、お腹がいっぱいになったら、水浴びも始めた。
(飲み水だったんだけどな···)
パシャパシャ···ブルル···パシャパシャ···バババ···パシャパシャ···
文鳥は水浴びが好きな様で、念入りに水浴びをしている
(なんか濡れてる姿はオスライオンみたいだな···たてがみに見える。)
そんな事を思いながら、皆(文鳥含む)と一緒に露天風呂を楽しんだ。
露天風呂から出た志希は、全身を乾燥させて新しい服に着替える。
そしてショルダーバッグの中身を確認し、腕時計を見て約束の時間15分前に部屋を出て待ち合わせのロビーに向かった。
肩に迷子の文鳥をのせて···
次回『男だけの観光って···何するの?』
文鳥は迷子なので、飼い主を捜す為にホテルの受付で預けたところ、後日無事飼い主の家に帰りました。




