174話 観光の予定を決めよう
マカロニグラタンは大好きなんです。
肉を楽しんだ後は『マカロニサラダ』と『マカロニグラタン』を見つけたので、マカロニサラダの山盛り一皿とマカロニグラタンを持って席につく。
(今回はマカロニグラタンがあったのは嬉しいな~♪)
笑顔でグラタンを食べる。
提供されたばかりなのでまだ熱いが、その熱さ込みでグラタンを楽しむ。
(うんうん♪マカロニグラタンも美味しいね♪)
笑顔でグラタンを頬張り、幸せオーラを出す志希を見た店員達は秘かにガッツポーズをしていた。
サラダを完食し、グラタンを3回お代わりして、食後のデザートとしてフルーツを持ってくる。
フルーツは好きな物が無かった為、少量しか持って来なかったが、今回は好きなマカロニグラタンがあったので、気にする程ではなかった。
このレストランでは『本来はマカロニグラタンを提供していない料理』だった。
しかし、雨宮家のレストラン予約時『全店に連絡事項として通知されていた人物が一緒に来店』する。
との事で、特別に用意されたのだ。
では何故用意されたのか?
その真相は以下の通りである
以前、志希が来店したレストランから全店に『緊急連絡』として『志希に無料権を渡した』と報告した時、追加で『重要事項と提案』として連絡されていた。
連絡内容は
『今回の撮影協力者(加田瀬 志希様)は「マカロニグラタンが好き」と言っていた為、次の予約が入った時に用意する事を提案する。』
本来はそんな提案は却下されるのだが、会社の上層部が『写真を宣伝に使用した時』の『集客と利益』を考えると『特別に用意するくらい損ではない』と判断し、提案は可決された。
そして写真を使用したポスターとパンフレットが完成し、期間限定で宣伝に使用した結果···
上層部の予想は見事的中し『過去一番の来客数と利益を記録した』のだった。
そして、使用された写真はもちろんの事、ポスターも非売品である為、パンフレットと一緒に本社で厳重に保管された。
そして配布されたパンフレットにはとんでもない値がつき、今では入手困難で『幻の品』と呼ばれる事になったのを、当の本人(志希)は知らないのだった···
※ポスターとパンフレットは志希も貰っていたが、1度見ただけで格納庫(黒歴史専用空間)に封印していた。
お腹も満腹になったので、レストランを退店。
最上階の一室で、明日の観光予定を話す事になった。
話を聞くと、ここは以前の島の様な観光地が近くには無く、ホテルの近くはショッピング店がメインで、見所はほぼないらしい。
一応大型テーマパークはあるが、車で移動しても『片道2時間はする』らしく、オススメしないと言われてしまった。
その話を聞いた僕は、観光は諦めてショッピングをする事にした。
もちろん一人でショッピングに行くのではなく、今回は誠さんと行動する事になった。
最初は女性陣から誘われたが、誠さんが横やりを入れて来たのだ。
「この2人に長い時間付き合うのは退屈だよ?それなら私と行動しないかい?たまには『男同士』でぶらぶらするのもいいと思うんだが、どうだい?」
その言葉に同意して、明日は誠さんと2人でぶらぶらする事になったのだ。
決定後にこっそり教えてもらったが、どうやら2人は『僕を着せ替え人形にする気だった』らしい
誠さんには感謝しかないな···
次回『迷子の迷子の···』




