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〖総合1万突破〗魔法の実がなる木の種を貰い、育てた僕は精霊達に気に入られた様です。~魔法の実を食べたら色々ヤバい事になりそうです~  作者: のんびり作者(四希)
第九章 少しずつ変わる日々···

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164話 豪快な魚屋だったなぁ···

蛸を買いに行こう

電の悩み解決後、夕飯にたこ焼きを作る事になったが、肝心の蛸が無い事に気が付いた。


「たこ焼き器はあるけど、蛸が無いじゃん。蛸を買いに行くから、皆は待っててね。」


『は~い』



探知で蛸を探す···スーパーや鮮魚店を見るが、どれも量が少ない···


「大量に買える所は···市場か?」


「今の時間に開いてる訳がなく、どうするか?」と悩んでいると世界樹が提案してきた


「この港の近くの鮮魚店なら蛸が大量に売ってますよ?探知に反応が無いのは、小さなお店だからですね。一見お店にも見えませんから···」


表示された場所を遠見すると、一軒家にしか見えない···


しかし、ちゃんと看板があった


「いや、これは店に見えないよ!?看板ちっさいし!!誰が店だと思うんだ!?」


もしかして『一見さんお断り』じゃないよな?


「大丈夫です。ただ···店主が商売っ気があまり無いので、時々しか開店してないらしいです。」


···大丈夫かそれ?


でも、そこにしか頼る場所がなさそうなので、お店?の近くに転移する



「うん。どう見ても一軒家だね。てか、どうやって買うの?」


「門から入って右行くと商品が置いてあります。お金は料金箱に入れれば大丈夫です。」


言われた通り門を潜り、右に行くと『発泡スチールの箱』と料金表があった。


蛸は一箱1500円か···中には5匹ほど入ってる。しかも1匹が大きいな···下処理するの大変そうだな


「蛸の下処理なら、チャイムを鳴らせば店主が出て来ますから、店主に頼んで下さい。」


世界樹に言われるままにチャイムを鳴らすと、男性が出てきた


「は~い。どうしました?」


見た感じ60代前半くらいの人だ


「すみません。たこ焼き用の蛸を買いたいのですが、下処理が出来そうに無くて···」


「たこ焼き用ね···解った。全部処理して良いのかな?」


「はい。お願い出来ますか?」


「まかせなさい。すぐに終わらせるから、ちょっと待っててね。ついでにすぐに使えるように下茹でしておこうか?」


「良いんですか?お手数ですが、よろしくお願いします」


「わかった。料金はその箱に入れておいておくれ。サービスで1000円でいいよ」


そう言って奥へと行ってしまった···


「どれくらいで出来るのかな?まぁ、他の品も見てればすぐに出来るかな?」


時間潰しに他の品も見てみる。


「アジ·イワシ·サバ···ブリ?ヒラマサ?刺身や開き(冷凍)もあるな。アジとサンマの開きを買って行こうかな?あっ、フグの一夜干し(冷凍)もあるんだ···」


結構種類があり、見ているだけで時間が過ぎてゆく


「とりあえず冷凍の『サンマの開き一箱』『アジの開き一箱』『イカの一夜干し一箱』『ホタテの干し貝柱一箱』を買おう。」


全部合わせて6000円か···安すぎる


開きと一夜干しは一箱20枚入りで、貝柱は箱一杯に入っている。


貝柱だけで軽く5000円はする量だよ?


本当に大丈夫かな?と思っていたら、店主が戻ってきた


「お待たせ。中身を確認してくれ、これでいいかな?」


中身を確認すると、茹でられた蛸が大量に入っていた


頭と足が切り分けてあるのは助かるけど···


明らかに量が多いんだけど?


「あの···多くないですか?」


「これで一箱分だよ?それに、そちらも買うのかい?そちらは全部で4000円でいいよ。」


「そんなに安くして大丈夫ですか?かなりの赤字では?」


心配になって聞いてしまったが、店主は笑いながら答える


「いいんだよ。ここらは魚屋ばかりだからね。売れ残ったら捨てるだけだ。買ってくれる人がいるだけありがたい。おっと、鮮度と味はもちろん保証するから安心しておくれ。」


「そうですか···では、お言葉に甘えて···。料金箱にはまだ入れてなかったので合計5000円で大丈夫ですか?」


箱を受け取り、お金を払う


「毎度ありがとうね。そうだ、フグの一夜干しもサービスで持っていきな。冷凍しておけば長持ちするから。」


フグの一夜干し一箱も渡されてしまった···。


何だろう···


『孫に甘いお爺ちゃん』みたいな感じだ···


「ありがとうございます。では、失礼します。」


「気に入ってくれたらまたおいで~」


店主に見送られ、角を曲がって転移で帰宅


買った品を保存庫に入れて、たこ焼きをぶつ切りにして、たこの準備が出来た。


「優しい店主だったけど···。商売は豪快な魚屋だったなぁ···」



たこ焼きの生地を作りながら、魚屋の店主を思い出す志希であった···




ちなみに蛸はやっぱり増量されていた。


サービス良すぎだよ店主さん···



次回『貝柱はスープにも使えるよ』

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