154話 僕の中の『黒い俺』
火曜日の夜の話
火曜日 夜
僕は夢を見ていた。
「よう。ようやく会えたな?まずは自己紹介といこうか···俺は『加田瀬志希の中』にいる『もう一人の加田瀬志希』だ。いわゆる『裏感情』や『黒い感情』って奴だ。お前が周りから受けた『負の感情』が『蓄積された』感じだな。」
「このままだと『お前が此方に来て、俺がそちらに出る』事になるぜ。まぁ、まだ暫くは無理だが徐々に漏れだしているからな。出られるのが楽しみだぜ。」
どうやら僕が溜め込んだ『負の感情』が表に出たがっているようだね···
「そうだ!『1つだけアドバイスしてやるよ。俺の事は抑えられないぞ?『人間って奴は抑えようとする』が、それは『何の解決にもならない』と言っておくぜ。ただ『圧縮して濃度を高めている』だけだ。いずれは『破裂して壊れる』だけだぜ?」
余裕な感じで喋っているが、此方は黙って聞いておく。
『黒い俺』は暫く喋っていたが、そろそろ『目覚める時間』だと気がついたのか、話をやめた。
「おっと!もう時間か?···そろそろ俺は眠らせてもらうとするぜ。それじゃあ、せいぜい俺が表に出ない様に頑張るんだな。『また会おう』な~」
喋るだけ喋ってスッキリしたのか、余裕の態度で別れを告げて消えて行った。
「じゃあね···。『また会うとは思えない』けどね···」
僕は消えていった方へそう呟き、目覚める為に行動を始めた。
水曜日 朝
目が覚めた僕は、すぐに行動に出た。
まずは自分自身を調べる
すると『呪詛』が引っ掛かったので、別世界に転移して『分身体に呪詛を移して消滅』した。
『呪詛返し』も考えたが、それよりも『僕には無意味』と思い知らせた方が相手に対して効果が高い。
「それでもやって来るなら、遠慮なく『最大能力付与でお返し』(元の4倍返し)するけどね。」
僕は『聖人君子』じゃないから、やられたら『最大級のお土産を持たせて相手に返す』事にしている。
別に『改心しろ』とは言わない。
ただ···『僕の関係者に被害がなければいい』だけだ。
やる事(呪詛処理)も終わったので、朝食作りに帰宅して朝食を作ろうと台所に行くと、白達が朝食を作ってくれていた。
メニューは
白米
豚焼肉
牛乳
これは嬉しいなぁ
白達にお礼を言って皆で食べた。
とても美味しい朝食だったよ
その後は転移と阻害で日本一高い電波塔に行ったり、関西の有名な『食い倒れ』に行き、たこ焼きやお好み焼きを大量に買ったりして過ごした。
次の休日は何をしようかな···
そして世界樹を探す精霊王は···
「ここにもおらん···いったいどこにいるんじゃ~!?いい加減探し疲れたぞ···」
肩を落とし、何本目かわからない世界樹に寄り掛かって休憩するのであった···。
そして精霊樹は···
『まだまだ許しません。こんな短い時間で反省する様なら、こんな行動しませんよ』
精霊王の様子を見ても、まだ許す気がないのであった。
次回『今度は何ですか?』
修正のお知らせ
9話の『志希の体重が軽すぎる』と意見を複数いただいたので、修正しました。
貴重なご意見ありがとうございます。




